賃貸×2併用住宅@横浜市青葉区
2024年03月14日 05:44 Category : ニュース
先月完成した賃貸併用住宅、完成間近の現場で撮影した画像とともに、詳細をご紹介させていただきます。
動画でご欄になる方はこちら
東急沿線の人気駅から、フラットな道のりで10分も歩かない交通至便な立地。
宅配BOX も設けた1DKと1LDK2つの貸室がある賃貸併用住宅です。
右手前がご自宅の玄関。
3邸を1つの建物にいかに収めるか?
一般的には、テラスハウスのように縦に仕切るか、1階を賃貸住宅、2階をご自宅に、といった感じで仕切ることが多いのですが、そうすると使い勝手がよくありません。
そこで、こうしました。
横から見た断面図だと思ってください。
真ん中の1LDKを1階に配置し、1DKとご自宅で左右を挟み、それぞれ1階に玄関とサニタリースペース、2階に居住空間を確保する方法で、使いやすさを損なわないようなプランニングを心がけました。
それでは、ご自宅から見ていきましょう。
玄関を入ると、正面に扉。
その先には、脱衣室兼ランドリールームと浴室があります。
洗濯機は高さが必要ないので、階段下スペースを有効に活用します。
脱衣室やランドリールームは広さは必要ありませんが、洗面化粧台は二人並んで身支度を整えられるスペースがあると便利。
ということで、2階に幅約1.4mの洗面化粧台をご用意いたしました。
これなら二人ならんでもゆったり使えます。
右手の扉はお手洗い。
引戸で出入りするので、洗面化粧台を使っている人の邪魔になりません。
こちらは2階のリビング。
LDKは13畳ほどと、それほど広くありませんが、吹き抜けなので開放感があります。
南側に高窓も設置しているので、日中は陽の光がたっぷり入ります。
キッチンはシンクとコンロを二列に分け、それぞれに作業場所を確保しています。
一般的にはI型と言われる1列に並べるケースが多いのですが、限られたスペースでパントリーを確保し、動線も広くとれるので、Ⅱ型の方が使い勝手が良いと思います。
LDKの一部には多目的に使えるカウンターを設けました。
ルーバーで緩やかに区切っているので、ご家族の気配を感じつつ、お仕事や勉強に集中できると思います。
交通至便な好立地にあるこのお住まい、駅が近いだけに、線路も近いという課題がありました。
線路のある西側には、なるべく窓や24時間換気の給気口など、壁を貫通する部分を避けて、音の問題が発生しないようにしています。
どうしても窓が欲しいところは、
このように二重窓を採用することで、騒音を抑えています。
さて、それではお隣の1LDKの賃貸住宅へ参りましょう。
延床面積30㎡の1LDK.
このLDKの直上はご自宅のスペースとなりますが、LDを配置せずに、寝室や住宅設備が重なるようにレイアウトし、上下の音問題にも配慮しています。
こちらの洋室の直上も、もうひとつの賃貸住宅1DKの寝室を配置しています。
キッチン脇にはアクセントクロス、フローリングはヘリンボーン柄を採用し、住まわれる方に気に入っていただけるよう、インテリアデザインにも配慮しています。
掃き出し窓の前には洗濯物干し用のアイアンバーも設置しました。
洗面ボウルや鏡もシンプルな、垢ぬけた設備を採用しています。
さて、もう一つの賃貸住宅へ。
玄関を入ると、ご自宅と同じように奥に扉があります。
こちらの階段下はトイレを設置。
洗面脱衣洗濯室を右手の扉内部に用意しています。
階段の上にダイニングキッチン。
この正面に線路があります。
先にご紹介した通り、レンジフードの排気口を正面に設けると貫通部が正面に来て、ダイレクトに音が伝わってしまうため、右手に避けています。
奥の洋室は扉を開放すれば、広いワンルームとして活用できます。
インターネットの回線も当然配備しています。
有線はもちろん、SSIDとパスワードを入力すれば、無線LANで利用可能です。
気になる賃貸料収入ですが、賃貸住宅サイトを確認すると、この周辺の賃貸住宅の相場は10万円程度のようです。
2部屋で20万円、年間にわたって満室をキープできれば240万円の賃貸収入が得られます。
10年で2400万円、20年で4800万円・・・。
ご自宅に住みながら、これだけの収入を見込めるなんて!
とっても賢い家づくりを実現されたと思います。
延床195㎡の完全分離型二世帯住宅@保土ヶ谷区
2024年02月29日 07:02 Category : ニュース
先日、保土ヶ谷区に約60坪の大型二世帯住宅を建てていただいたお施主様宅へインタビューに行ってまいりました。
動画でご覧になる方はこちらから。
インタビューの詳細をご紹介する前に、お住まいの特長をご紹介しておきましょう。
築30〜40年経過したお建て替え前の様子。
最寄りの駅より、徒歩10分ほどの好立地にある、約50坪の土地。
カースペース2台分を確保した、3階建ての二世帯住宅が完成しました。
左手に見えるのが子世帯玄関、右手奥が親世帯玄関で、適度な距離をとり、お互いに気を遣わずに暮らせるようにしています。
それでは、1階親世帯のリビングから。
右手、ハイサイドサッシの下部にAVボード、その前にソファが置かれるリビングスペース、左手カウンターキッチン側がダイニングスペースとなる15帖の広さ。
壁面にはスタディーカウンターを設置し、将来、お孫さんが遊びに来た時にも、楽しくお絵かきなどができそうです。
そのカウンター下には床下エアコンを格納してあります。
さすがに3階建て60坪のお住まい全体を1台の床下エアコンで温めるのは心もとないのですが、1階親世帯の居住スペースを暖めるには十分活躍してくれるでしょう。
こちらは洗面脱衣洗濯室。
お二人で暮らすには十分な広さですが、ポイントはこの右手の壁の向こう。
手すりのついた壁が洗面脱衣洗濯室とを仕切る壁です。
将来、歳を重ね、介助が必要になったり、車いすを使うような場合には、お手洗いとお風呂はダイレクトにつながっていた方が便利になる可能性があります。
そんなライフスタイルの変化にも対応できるよう、この壁は撤去できるようにしてあります。
さて、それでは2階に暮らす、子世帯のお住まいに移りましょう。
こちらは玄関脇の土間収納。
暮らし始めて1か月、インタビューにお邪魔した際には、
ご夫婦で楽しまれる、キャンプ道具がしっかりと収まっていました。
右手の扉で親世帯住居とつながります。
階段を上がると、
奥の3枚引き戸で仕切る洋室まで含めると、延べ28帖のリビングへ。
インタビュー時にはこうなっていました。
奥の洋室は、ご自宅でお仕事をされる書斎としてお使いになられます。
多くの場合、2畳程度のコンパクトな書斎を設けるケースが多いのですが、ライフスタイルが変わり、あまり書斎を必要としなくなった場合、2帖のお部屋は使い勝手が悪いもの。
結果、物置になってしまった、という場合が少なくありません。
このようにリビングとつながる6帖ほどの洋室としておけばいかようにも使えるだろうと、ご判断いただきました。
引戸を閉めれば、集中モードに切り替わります。
こちらは、リビングとホールからアクセスできる約5帖のバルコニー。
当初、バルコニーは3階に設けることを検討されていましたが、2階にすれば、リビングとダイレクトにつながり、アウトドアリビングを堪能できるし、屋根も付きます。
こちらがリビング面から見たところ。
壁の高さがあるので、椅子に座れば、ご近所様の視線が気になりません。
天井にはダウンライトもあるので夜になっても照明を確保でき、外の風を感じながら夕食を楽しむことができるのです。
水栓も用意してあるので、お子様が大きくなったらプールも楽しめます。
日差しが強い真夏でも、天井があるので大丈夫。
お掃除もしやすいですね。
こちらは3階の主寝室。
奥にはウォークインクローゼットを用意しています。
そのクローゼット側から見ると、
お部屋に入る扉との間にもウォークスルークローゼットを設けました。
奥のウォークインにはどちらかというと、季節外れのあまり使わないものを収納し、手前のウォークスルーには、その季節に着用する衣類を収納する作戦です。
暮らしの動線を考えた収納計画、大きなクローゼットを1つ設けるよりも、使い勝手が良いかもしれません。
こちらは、洗面化粧台兼ランドリールーム。
室内干しもできるようにしています。
奥の右手にお風呂がありますが、その手前に
施錠できる脱衣室を設けました。
お子様が年頃になり、入浴中に洗濯したい!歯を磨きたい!といったご家族の作業をそれぞれ気兼ねなく進めることができます。
最後はお手洗い。
2階リビングのトイレは、お客さまがお使いになることもあるでしょう。
黒で統一し、間接照明を備えたスタイリッシュなテイストで仕上げました。
こちらは3階、ご家族の寝室があるフロア。
清潔感のある白をベースに、実用性を重視し、棚や水栓を用意しています。
3階にもお水を使える場所があると何かと便利です。
先日行ったインタビューの模様をご覧になる方はこちらから。
近くサイトでもご紹介いたします。
大寒の日の床下エアコン体感レポート@横浜市南区
2024年02月08日 17:56 Category : ニュース
1年で最も寒い寒中の折り返しとなる大寒の日、1/20に床下エアコンの効き目を確認しに、現地に行ってまいりました。
動画でもご紹介しています。
完成間近の現地はこちら。
道路から3〜4mほど高い位置にあります。
お建て替え前の様子を確認しておきましょう。
かなり様子が変わっていることにお気づきになると思います。
わかりやすいように並べてみましょう。
まず、お家に入るアプローチ、建て替え前は立派な門扉がありましたが、撤去されています。
さらに斜めの赤破線のラインを境に擁壁の色が変わっています。
元々はこのラインの位置に階段がありました。
しかしこの位置に階段があるということは、ビフォーの写真の門扉と階段の間にスペースがほとんどないということ。
「階段の上に自転車を上げるのは大変!ここにスペースがあれば置けるのに。」
ということで、階段の位置を奥にずらし、建て替え後の赤いひし形の部分に自転車を置けるスペースを確保しました。
さらに、右手の地下車庫。
建て替え前はシャッターとそれを格納するためのコンクリートの門がありました。
このコンクリートがあると高さが限られ、ハイルーフの車が入りません。
ご要望により、今回の工事を機に撤去いたしました。
さて、本題の冬の寒さ対策。
大寒の1/20、横浜市南区、9時の予想気温は7℃で、日中でも9度までしか上がらない予報でした。
朝9時前、玄関前の気温は、
8.7℃。
予報よりはやや高めでしたが、雨の予報でもあり、日差しがなく、寒い朝でした。
早速室内へ。
玄関ホールを抜け、リビングへ。
右手奥に見える木製のBOX内部に床下エアコンが格納されています。
室内は別世界で、いつもよりも暖房が効いていると感じました。
床下エアコンの正面にあたるキッチンから見たところ。
カウンターの上に温度計を置いてしばらくしてみると、
なんと、23.6℃もありました。
人が住んでいない状態だと、通常ここまで上がることはまれ。
ちょっと驚きました。
床下エアコンが格納されていたBOXの上にあるリモコンを確認すると、
設定温度は26℃でした。
真冬のこの時期、暖房の立ち上がりのタイミングは設定温度をMAXの30℃に設定し、徐々に落としていくのですが、既に調整段階に至っていました。
こちらは2階のホール。
縦長に6畳ほどのスペースがあり、ファミリークローゼットとも仕切りなしでつながっています。
階段室側を見ると、
主に夏に活躍するエアコンが設置されています。
暖気は下から上へ、冷気は上から下へ流れるので、暖房用のエアコンは床下へ、冷房用のエアコンは天井近く、あるいは小屋裏へというのがセオリーです。
しかし、一般的にエアコンは天井近くに設置するのがあたり前。
冬場の暖房もこの位置で運転させます。
ということで、今回の階段室のエアコンは、夏場、家中に涼しい風を送るのはもちろんだけれども、真冬の寒さが厳しい時には、補助用の暖房として使おう!ということで設置しています。
床下からの暖房に加え、天井近くから暖気が送られ、シーリングファンで攪拌されれば、これは鬼に金棒、だから誰も人がいないのに23℃という快適な温度を実現できていたのだろうと思います。
ちなみに、階段上の設定温度はご覧の通りでした。
1階と2階でできるだけ寒暖差が生まれないように、腰壁にはスリットを設けています。
程よい抜け感があって、見た目にもいい感じです。
この腰壁に置いた温度計は22.8℃。
ほとんど上下階の温度差がないことがおわかりいただけると思います。
これくらいまで暖まっていれば、生活が始まったら、階段室のエアコンはオフで良いかと思います。
こちらは玄関から、扉を開けることなく直行できる洗面化粧台。
朝の渋滞時も二人並んで身支度を整えられる上、トイレもお隣にあるので、とても使い勝手が良いと思います。
この洗面化粧台は3帖のスペースを、脱衣室兼ランドリールームと引き戸で分け合っています。
ご家族の誰かが入浴中でも、気兼ねなく使うことができます。
脱衣室の右手には、
ゆったり入浴できる浴室が。
1階にLDKと水まわりのパブリックスペース、2階にプライベートな個室を設置したオーソドックスなプランなので、使いやすく、快適に暮らしていただけるだろうと感じました。
T様、この度はご依頼いただき、ありがとうございました。
感謝申し上げます。
能登半島地震を受けて 当社の耐震に対する考え
2024年01月22日 18:36 Category : ニュース
この度の能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と、1日も早い復興をお祈りいたします。
震災より20日が経過しても、被害の詳細は判明しませんが、これまでに報じられている状況を踏まえ、家づくりを行っている当社の立場から、耐震に対する考えを動画でお伝えいたします。
最初に被害の詳しい情報が報じられたのは1月6日。
新耐震基準導入後に新築・改築された家も、半数の木造家屋が全壊したという記事です。
続いて、1月13日。
今回の地震で4000棟を超す住宅の損壊が判明。震度6強でも倒壊しないといわれる耐震基準を満たした家屋の全壊も多数確認された。
そんな状況を招いた1つの理由として、それまでの群発地震によるダメージが蓄積していたのではないか、と伝えています。
詳しく見てみましょう。
まず、冒頭の新耐震基準について。
ご覧のように耐震基準は、大きな地震が起こるたびに見直され、現行の耐震基準は、1995年に発生した阪神淡路大震災の被害を受けて見直されたものです。
冒頭の記事でいう「新耐震基準導入後でも全壊」と報じられている新耐震基準は、阪神淡路大震災であれだけの被害が出た教訓を生かす前、今から43年前の1981年に改正された基準である、ということがおわかりいただけると思います。
次に、能登半島を襲った群発地震について。
過去を遡ってみると、古くは2007年最大震度6強の能登半島地震がありました。
その後、1昨年、昨年に最大震度6を超える地震が2回発生、それ以外にも2021〜23年の3年間で震度5弱以上の地震が5回も発生していました。
新耐震基準をクリアしている建物は、「震度6強から7の大地震でも人命に被害を及ぼすような倒壊は免れる」という基準です。
これは、人命を守ることが目的であって、建物に被害が及ばないという意味ではありません。
これだけの大地震がくれば、当然、建物は損傷を受け、その後に大きな地震が来れば、耐えらないケースも十分に考えられるということ。
今回は残念ながら、そのような事態を招いてしまうことになったといえそうです。
命は守られたけれど、住み続けることができないのでは、その後の生活が立ち行かない。
ということで設けられたのが、建築基準法で定められるよりも耐震性の高いものを選択できるようにした、耐震等級という制度です。
耐震等級には3段階のレベルがあり、耐震等級1が先に見た建築基準法をクリアするレベル、耐震等級2と3は、それぞれ耐震等級の1.25倍、1.5倍の耐震性能を持つと定義されています。
でも、この1.25倍、1.5倍という数値ではピンとこないと思います。
実際に大きな地震に見舞われた熊本地震を振り返ってみましょう。
これは、2016年に2度の震度7に襲われた熊本地震の被害状況を築年別に分類したものです。
これによると、旧耐震基準の家は約半数が全壊か倒壊、2000年5月までの新耐震基準の建物は約2割が全倒壊しています。
阪神淡路大震災の教訓を生かした活かした現在の耐震基準の建物の全倒壊は6%に留まっています。
さらに、現行の耐震基準を分類すると耐震等級3の16棟は、最も被害の大きいものでも半壊まで、補修すれば住めるレベルの被害に留まりました。
一方で、耐震等級2の建物は、倒壊してしまった事例が報告されています。
この実績から、30年以内に70%の確率で最大震度7の首都直下地震が発生するといわれる、首都圏にお住まいの方は耐震等級3を取得するべきだ、と考えるのが合理的な判断だと思います。
また、耐震等級には2つの計算方式があります。
1つが簡易計算で判定する住宅性能表示計算、もうひとつが詳細に計算する許容応力度計算です。
許容応力度計算は、構造上、重要な部分に荷重や外力がかかった場合に、耐えられるかどうかを構造計算で明らかにします。
この許容応力度による耐震等級3が、現在考えられる最強の基準を満たした木造住宅であるということができます。
近い将来、首都直下地震や南海トラフ地震が、まず間違いなく発生するといわれています。
その地震の影響を免れない、横浜川崎で家を建てている当社では、許容応力度計算による耐震等級3を取得するべきと考え、お客様のご意向に関わらず、全棟構造計算を行い、許容応力度計算による耐震等級3を取得しています。
あまりに嬉しいお客様の声を頂いたので動画でご紹介します
2024年01月17日 17:58 Category : ニュース,未分類
昨年7月に、土地収用後のお建て替えという記事でご紹介させていただいたお客さまより、大変うれしいお客様の声をいただきました。
あまりにも嬉しかったので動画でご紹介しております。
ぜひご覧ください。
テキスト情報でお客様の声をご覧になりたい方は、こちらから。
土地収用後のお建て替えの過去記事は、こちらからご覧くださいませ。
【海の見える家プロジェクト】始動します!
2024年01月08日 14:53 Category : ニュース
現在、三浦市でショールームの建築を開始しました。
【海の見える家プロジェクト】が完成するまでをYouTubeでお届けします。
まずは、Episode.0を公開いたしました。
是非、ご覧くださいませ。
令和6年能登半島地震へのお見舞い
2024年01月05日 11:42 Category : ニュース
このたびの令和6年能登半島地震で被災されましたた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害を受けられた皆様の安全と一日も早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。
床下エアコン奮闘記。
2023年12月27日 20:06 Category : ニュース,未分類
今年最後のお引渡しとなった、クリスマスイブの朝、床下エアコン暖房の効果を確認しに、現地へ行ってまいりました。
12月はお引渡しが立て込み、前日まで仕上げの工事に追われ、お昼段階でまだ床下エアコンは稼働していませんでした。
ようやくスイッチが入ったのはこの日の遅い時間。
床下エアコン暖房は、一度温まってしまえばとても快適ですが、そこまでいくには多少時間がかかります。
しかも、人が住んでいない家というのは、ほぼ外気温と同じで、驚くほど寒いものです。
そんな状況の中、朝7時過ぎの様子をレポートします。
広い通りに面したシンメトリー調の外観は、色見こそ落ち着いていますが、とても印象的で、ランドマーク的な存在になりそうです。
予報精度No.1を誇るウエザーニュースによると、この日の横浜市、最低気温は
2℃。
現地に到着した7時過ぎ、玄関前に温度計を置き、ようやくデジタル表示が安定した温度は、
ようやく5℃の大台にのせたところ。
じっとしていると、手袋をしていても、次第に指先がジンジンとしびれてくるような寒さでした。
中に入ると、
ほんのり暖かい!
前日の昼、まるで外のような暖房なしの状態を経験していたので、ちょっと驚きました。
早速、サーモカメラで様子を確認すると、
中央の〇部分は9.6℃ですが、左下の床下エアコンから暖気が送られ、床全体が明るく、中央よりも温度が高くなっているのがわかります。
こちらはリビングに隣接する、サニタリールーム。
左手にガラリが見えます。
このガラリから暖気が上がるので、床に温度計を置いて見ると、
15.6℃。
最低気温2℃から5℃に上がるまでの外から、この室内に入ってきたので、十分暖かく感じました。
ここまで暖まるのにはもっと時間がかかると思っていたので、驚きました。
さて、今回のお住まい、夏のエアコン冷房は、
階段室の壁に設置しています。
このエアコンから出る涼しい風をこの階段室と、
こちらの2階ホールに溜めて、吹き抜けから1階に落とします。
その流れをスムーズにするために、腰壁にスリットを入れ、シーリングファンを設置しました。
涼しい風は、床の近くに溜まる性質があるので、このスリットがあるかないかで、かなり違いが出ると思います。
こちらは2階の寝室。
右手ドアの向こうに、先に見たエアコンがあります。
ドアを開放すれば冷気は入りますが、なかなかそうはいかない場合も多いでしょう。
どうしても必要な場合に備えて、これまでにお使いだったご自宅のエアコンを、新居でもお使いいただけるように取り付けました。
寝室には室内窓を設け、
室内からリビングを見下ろすことができます。
吹き抜けの床には、床下エアコン暖房と相性の良い無垢のヒノキを採用していただきました。
床下エアコンにあたためられた無垢の床材は、肌触りが良く、じんわりと足の裏を暖めてくれるので、直に座ったり寝そべったりしても気持ちがいいものです。
気持ちがいいのは冬だけではありません。
本当に力を発揮するのは、梅雨時や暑い夏場かもしれません。
無垢材は、余計な湿気を吸収してくれるので、べたつかずちょっと汗ばんでもサラッとしていて気持ちがいいのです。
今の季節は想像しにくいかもしれませんが、夏も本当に気持ちがいい。
当社のショールームで、体感できますのでご興味がありましたらお出かけください。
さて、本年の営業は本日をもって終了とさせていただきます。
今年一年、大変お世話になり、ありがとうございました。
感謝申し上げます。
新年は1/5より、元気いっぱいにスタートいたします。
引き続き、現状に満足せず、社員一同、切磋琢磨して、もっといい家をお客様にご提案できるよう、努めてまいります。
2024年も、ご期待ください。
お客さまインタビューの取材に行ってまいりました!
2023年12月19日 11:16 Category : ニュース
年末が近づくとともに、本格的な冬がやってまいりました。
横浜市の最低気温、今週金曜日は1℃まで下がる予報。
皆さまくれぐれもご自愛くださいませ。
そんな中、この秋に完成、お引渡しを済ませた横浜市中区のM様に、住み心地などをお聞きしたく、お邪魔してまいりました。
内容については、後日サイト内、お客様インタビューページにアップしますが、その時の模様を簡単にご紹介させていただきます。
Mさまは、ご家族3人暮らし。
この日は、お話を聞いているときにお子様のお相手をしていただくため、お母さまにもいらしていただきました。
ご協力、ありがとうございます。
切妻屋根のシンプルな外観に、玄関ポーチと庇を採り入れ、立体感を出しています。
主張を抑えたツートーンの外観の配色に、コントラストの効いた緑の玄関ドアがマッチしています。
パッと見た時の印象は、女性的な優しさを感じるキュートな印象です。
お引っ越し前は、3階建ての一戸建てにお住まいだったM様。
その時に感じていた大きなお悩みは2つ。
1つ目は、とにかく冬の寒さを何とかしたかったということ。
引っ越してからは、「全く寒くなくなり、結露もしません」との嬉しいお言葉。
カウンターに常設している温度計は、
理想的な室温、22.9℃を示していました。
先の写真、寄ってみると、
無垢のひのきの床上に、裸足で座って、お絵描きしたり、動画を見ているのがお分かりいただけると思います。
熱線を床下に忍ばせる床暖房だと、暖かい範囲が限られるし、無垢の木は熱くなりすぎるので使えません。
床下エアコンなら、暖かい空気でじんわり暖めているだけなので問題なく無垢材を使えるのです。
お話を聞いている間も、スリッパは履かずに足元から暖まるのを感じていました。
こちらがリビングのサーモカメラの映像。
中央の〇部分の温度が左上に表示されている21.4℃です。
そのやや紫いろの部分よりも床面の方が明るいオレンジで、より暖かい様子がおわかりいただけると思います。
もう一つのお悩みは家事動線が悪かったこと。
お引っ越し前は1階で洗濯をし、3階で干し、乾いたら取り込んで、また1階に下りて、畳んで仕舞う、という動線でした。
目が離せない子育て中のママにとって、毎日の洗濯が一大事でした。
「1階で生活のすべてを完結できるようにしたかったんです」
とのお言葉通り、1階にサニタリールーム兼ランドリールームを設けました。
左手奥に見える引き戸の奥が、そのスペースです。
夏場は、洗濯した後、左手の勝手口からお庭に出て外に干し、
冬場は室内に干します。
リビングに設置したスタイリッシュな室内物干しワイヤー、pid4M。
「冬は外で干すと乾きにくく、逆に室内は乾燥しがちなので良く乾くし、室内への加湿効果もあってちょうどいいのです」とのことでした。
最後に、もうひとつだけご紹介しておきましょう。
階段下スペースを活用した、リビング収納です。
この収納、奥行き60㎝ほどで、アウターを仕舞うのにちょうど良いサイズです。
よく見ると、階段の向こう側から折り返す部分のスペースを使っていないことがわかります。
そのスペースは、
玄関の土間収納として活用し、リビング収納と分け合っています。
この土間収納、向こう側が明るく、どうやら通じているのがおわかりいただけると思います。
向こう側にはキッチンがあり、買いだめ後の重い荷物などは、ここからダイレクトにキッチンに搬入可能。
逆にキッチンで出た、床におきたくないモノなどは、この道を通って土間に置いたりと、双方向に使いやすさを発揮しています。
ただし、今は、
動きたい盛りのお子さまが、階段下トンネルを通って、グルグル走り回るのが大好きで「あんまり荷物を置けないんです」と笑っていらっしゃいました。
詳しいインタビューの模様は、近日公開します。
乞うご期待!
年末年始の営業のご案内
2023年12月16日 16:02 Category : ニュース
弊社の年末年始の営業についてお知らせいたします。
下記期間を休業とさせていただきます。
2023年12月28(木)~2024年1月4日(木)
12月27日午後12時~1月4日までにいただきましたお問い合わせにつきましては
1/5(金)より順次ご対応させていただきます。
ご不便をおかけして申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。