床下エアコン体感会スタートします!
2024年11月21日 15:08 Category : ニュース
今年も暖房が必要な季節がやってまいりました。
これから家を建てるなら、床下エアコン暖房をお勧めします。
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去年12月にお邪魔した横浜市のM様邸、外は10℃を切る寒さでしたが、
床下エアコンで温めた室内は22.9℃。
サーモカメラを覗くと、
下から温まっているのがわかります。
お子様は無垢のヒノキの足触りが良いので、裸足でお絵描きを楽しんでいました。
この暖かさをぜひ体感していただきたい!と思い、当社ショールームにて、床下エアコン暖房体感会を行います。
体感会は予約制です。
問い合わせフォーム、またはお電話にて、お申し込みください。
お待ちしています。
あなたの住まいのお近くで注文住宅現場見学会開催中!
2024年11月20日 06:32 Category : ニュース
11/20現在、当社で施工中の現場です。ご予約いただけましたら、スケジュール調整の上、ご覧いただくことが可能です。
- 横浜市保土ヶ谷区権太坂 I様邸 仕上げ工事
- 横浜市緑区台村町 N様邸 仕上げ工事
- 川崎市幸区小向西町 U様邸 造作工事
- 横浜市泉区白百合 N様邸 造作工事
- 横浜市鶴見区佃野町 N様邸 造作工事
- 横浜市南区中里 N様邸 建方工事
- 横浜市港北区大曽根 K様邸 建方工事
- 横浜市鶴見区馬場 N様邸 建方工事 (構造まで)
- 横浜市磯子区磯子 Y様邸 建方工事
- 横浜市鶴見区馬場 K様邸 基礎工事 (構造まで)
- 横浜市南区本牧三之谷 R様邸 基礎工事
- 横浜市旭区中沢 S様邸 基礎工事 (構造まで)
- 横浜市都筑区加賀原 K様邸 基礎工事
- 横浜市港南区日限山 T様邸 基礎着工
- 横浜市都筑区早渕 I様邸 基礎着工
現場の進捗状況により、引き渡し完了後は、ご覧いただくことができない場合もございます。
また、ご見学いただく際も、一度ご来社いただき、スタッフが同行して現地をご案内させていただきます。
あらかじめご了承くださいませ。
社員研修 延期のお知らせ
2024年11月17日 10:00 Category : ニュース
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
11月20日(水)午後の社員研修は延期となりましたので通常営業とさせていただきます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
土地探しから始めた賃貸併用住宅@鎌倉市
2024年11月16日 07:17 Category : ニュース
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先日、お引渡しを間近に控えた、鎌倉市の新築現場に行ってまいりました。土地探しからの家づくり。
「なんかワクワクするようなおもしろい家を建てたい!」
そんな希望を実現すべく、見つけた土地は、駅からほど近くにありながら、43坪の延べ床面積を確保できる敷地延長の土地。
その特徴を活かして、1階に1LDKの賃貸住宅を併設する賃貸併用住宅を計画されました。
こちらが、ご自宅の2階リビング。
インテリアテイストは、ホワイトの天井と壁に、ソリッドなフロアタイル、キッチンはステンレスのワークトッにブラックの面材と、クールに仕上げました。
屋根勾配そのままの吹き抜けとして、固定階段で上がるロフトを設けました。
そのロフト、右手の開口部には手すりがありますが、左側にはありません。
このままだと危険です。
この開口部の下には構造上の梁がありますが、住み始めてからこの梁にアスレチックネットを張ります。
ロフトからダイブしたり、ハンモックのように寝そべって本を読んだり。
上からキッチンに立つママの姿を見ても、下から元気な子供たちの姿を見るのもどっちもいい!ワクワクしますね!
グリル側のキッチン横には、スタディーカウンターを設けて、見守られながら机に向かい、飽きたらすぐ右手のバルコニーで気分転換もできるレイアウトです。
よく遊び、よく学べるように、居場所をたくさん確保しています。
キッチンの奥にはパントリー、冷蔵庫置場もこちらへ。
その右のビルトインコンロ。よく見ると、ゴトクが一つしかありません。
実はこれ、コンロに加え、IHが2つあるハイブリットコンロです。
直火のコンロが使いたい料理もあれば、目を離して噴きこぼすと掃除が大変!
使い分けできると何かと便利です。
家族団らんのリビングには壁掛けテレビを。
今回は金具の周囲に額縁のような枠を設け、内部にはコンセントを設置しました。
テレビが設置されれば、正面からは見えません。
ここに、スマホの充電器などを置けば、ケーブルも隠れスッキリと暮らせます。
リビングわきには洗面化粧台を造作。
既製品の洗面化粧台のように内部に収納もあるので、通常の化粧台と同じように使えます。
トイレの内部もモノトーンに。
正面から撮った写真ではわかりにくいのですが、このように左側に収納棚を寄せています。
こうすると、右手側の床にお掃除グッズなどを置けるので便利だし、収納扉も不要、換気扇も隠れて、スッキリします。
こちらはロフト。このあと、夏用のエアコンをこのロフト正面に設置します。リビングダイニングキッチン全体に冷気を送るのは当然ですが、
壁面に送風用のファンを2つ設け、
裏手にある寝室や、引き戸で仕切る子供部屋にも冷気を届けます。
こちらは1階ホール。土間収納と、その横にはファミリークローゼットを用意しています。
床下エアコンはこちらへ。
1階の居室は1つ。メインはサニタリールーム。
幅広の洗面化粧台は、ゆったり二人並んで身支度が整えられる広さを確保しています。
1階トイレは、照明の傘を下げて、スポットライトで照らします。
真っ黒な壁面と相まって、ステージを見ているような感覚にとらわれます。
ここまでが、約100㎡を使ったご自宅のスペース。残り、42㎡ほどは、賃貸住宅として活用します。
こちらがその玄関。
左手にはシューズボックスを。
正面の扉を開けると、洗面化粧台兼、ランドリールーム。
その奥には、浴室があります。
サーモスタット付き混合水栓に、浴室暖房乾燥機も備えて、注文住宅でも使われる仕様です。
キッチン側をアクセントクロスで仕上げた明るいリビング。
高台に立地するので、遮るものがありません。
ブラックの面材で仕上げたキッチンも見劣りしません。
こちらはクローゼットのある寝室。
窓から見下ろす借景がいいですね。ジブリのアニメに出てくるような景色です。その日当たりの良い窓の正面に天井吊り下げ物干しを設置しました。トイレには当然ながら、温水洗浄便座も付けています。
この立地で、この広さの賃貸住宅の相場をサイトで確認すると、10~13万円程度。安定した家賃収入がを得られるメリットは大きいですね。
今回は、土地探しから始めて、収入を得られる新居を実現されたのが素晴らしい!当初のご要望、「ワクワクするような面白い家を建てたい!」をしっかり実現された、良い事例になったと思います。
代表鬼塚がゲスト出演している、FM横浜「Travelin‘ Light内、住まいと暮らしの相談室」2週目、放送されました
2024年11月11日 07:52 Category : ニュース
先日ご紹介させていただいた、シンガーソングライターの畠山美由紀さんが司会を務める、FM横浜「Travelin‘ Light」内、住まいと暮らしの相談室の2週目が放送されました。
スタートから、15分後くらいに代表の鬼塚が登場します。
今回は、注文住宅の断熱性に関するトークを畠山美由紀さんと住まいサポート代表の高橋彰さんと繰り広げます。
既に放送は終了していますが、radikoのアプリやサイトで、11/9から1週間、タイムフリー機能を使ってお聞きいただけます。
ご興味ございましたら、ぜひお聴きください。
土地探しから始めた家づくり@横浜市緑区
2024年10月24日 20:42 Category : ニュース
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3か月ほど前に完成、お引渡しを済ませた、横浜市緑区での家づくり。
お若いご夫婦と小さなお子様が暮らす注文住宅です。
緑区限定での土地探しからご相談いただき、条件に合うものを運よく見つけられました。ご要望をあらかじめお聞きした上での土地探しでしたので、建物にもこだわっています。
晴れ渡る空に映える外観は、ブラック。道路側の開口部はスリット窓2つと腰高窓1つに抑え、閉ざす印象。
一方で、裏手は、土地が下がっている特性を生かし、南面を中心に、窓とバルコニーを設置しています。
バルコニーからの眺めはこの通り、人の視線が気にならないところまで抜けています。
屋根があるので、日差しを直接受けることもなく、水栓も用意したので、真夏のプールも楽しめます。このバルコニー、
2階リビングにつながっているので、眺めの良いアウトドアリビングとしても使えます。
ダウンライトも設置したので、夜景を楽しみながら素敵な夜を過ごせると思います。
外観のブラックとは対照的に、室内はホワイトで統一。
リビングの天井は吹き抜けにし、通常より1mほど高くしているので、眺めの良いバルコニーとの相乗効果で開放感抜群です。
ダイニングキッチン側には、白い内装に映える、黒系のシステムキッチン。
キッチンハウスのオーダーキッチンです。
黒く見えたのは鉄釉タイル柄のメルクリオ。
深みのあるマットな面材で、見た目だけでなく風合いも上質な天板です。
2階ホールとリビングを仕切る扉は、光を通しつつ、はっきり見えないミストガラスを採用。
4㎜厚の強化ガラスで飛散防止フィルムを貼ってあります。
ホールの洗面台はアイカ工業のスマートサニタリー。
マーブル柄のカウンターがスタイリッシュですが、
1階洗面化粧台とお揃いのものをしつらえました。洗面脱衣室兼、ランドリールームには乾太君と天井吊り下げ物干しを設置し、この1か所で、脱ぎ、洗い、干しを完結し、そのまま1階の寝室にしまう動線です。
お風呂は、TOTOのフラッグシップモデル シンラ。入浴中に癒しを感じられる間接照明に加え、
家に居ながら、ジャグジー気分を味わえる、肩楽湯・腰楽湯を楽しめます。
さらに、浴槽の洗浄は、洗剤投入口から、バスマジックリンを投入し、ふたを閉めれば、
浴槽内を自動洗浄してくれる、家事楽スペックです。
こちらは、1階、お仕事にも使われるご主人のお部屋。
床下エアコン暖房を設置し、冬は床下全体に暖気を送り、下から温めます。
眺めの良い9帖のの子供部屋は、将来2つに分けて使えるように、あらかじめ準備しています。
玄関はメインの玄関と家族用玄関を分けています。
家族用玄関はシューズクロークと、土間収納を兼ね、枕棚とハンガーパイプも用意し、フレキシブルに対応できるようにしています。
今回の家づくりは、土地探しから始めて、内外装の見た目や、キッチン、サニタリー、バスルームなどハイエンドな住宅設備にこだわり、暮らし方をイメージした屋根のあるバルコニーに、開放感あふれる吹き抜けリビング、使いやすい生活動線、足元から温める床下エアコン暖房を実現しました。とても中身の濃い、充実した注文住宅に仕上がったと思います。
外壁材のお話。
2024年10月08日 18:13 Category : ニュース
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1か月ほど前、グーグルの口コミに入れていただいた、当社で家を建てられたお客様のコメントに、「外壁のグレードが高めだった」という、うれしいお言葉をいただいておりました。
あるお客様がその口コミをご覧になって、
「どんな外壁を標準とされているんですか?」
とお問い合わせいただきました。いい機会ですので、ご紹介したいと思います。
「お客様に大満足の家をご提供したい」というのが、当社の考え方の基本にあります。なので、社長の鬼塚が、「これが絶対良い!」と感じたものは、多少お値段がはっても採り入れます。
一番わかりやすい例でいうと、窓。
夏も冬も快適に暮らすには、YKKAPの高性能樹脂サッシ、APW330が欠かせない!と標準仕様に採用しています。
その考え方で選択している外壁材は、ケイミュー株式会社の光セラ。
ケイミューとは聞きなれない会社と思われるかもしれませんが、2003年に外壁材大手のクボタと松下電工の外装部門が融合した、外壁材のリーディングカンパニーです。KMEWとは、クボタ、松下、エクステリア、ワークスの頭文字からなっています。
当社が標準としている外壁材は、そのケイミューが誇る看板商品、光セラです。
その魅力は、大きく4つ。
1.外壁についた汚れを分解し、2.分解した汚れを雨で洗い流します。3.過酷な紫外線にさらされても色あせせず劣化を抑えます。
結果、4.定期的に必要な外壁塗装などのメンテナンス費用を抑えられるという寸法です。
詳しく説明しましょう。
光セラは、表面が光触媒でコーティングされています。
光触媒とは、紫外線をあてると、汚れや菌を水と二酸化炭素に分解する働きがあります。
これは、植物に光をあてると、水と二酸化炭素が化学反応を起こし、酸素とでんぷんができる光合成に似ているといわれています。光合成が繰り返し起きても葉緑素が変質しないように、光触媒も継続してその機能を果たします。
外壁に付着した汚れが分解されても、その汚れは、まだ外壁には残ったまま。
でも、この光触媒コートの表面は、親水性が高いため、分解された汚れの下に雨水が潜り込み、汚れを強力に洗い流します。
すぐに落ちないがんこな汚れも、晴れと雨が繰り返されることにより、最終的にはキレイを保ってくれるのです。
3つ目の劣化しにくい性質について。一般に、紫外線は物質の劣化を進める悪者と考えられていますが、実は素材によります。
プラスチックや木材などはどんどん劣化が進みますが、ガラスや陶器、石などは太陽の紫外線を当ててもほとんど劣化しません。
一般的な外壁材は、有機物による塗膜で覆われているので、ある程度の年数が経過すると、チョーキング減少などを引き起こします。
光セラは無機塗装であるセラミックでコートしているので、劣化しにくいのです。
一般的な外壁材は、10年程度経過するたびに、外壁などの塗りなおし費用が掛かります。
外壁塗装の会社のHPなどを見ると、その費用は1回あたり150万円程度にも上ります。
新築時には想像しにくいのですが、建てた後、多くの方は住宅ローンを払い続けています。その最中に、10年ごとに150万円の出費が発生すると想像してみてください。
一方で光セラは、10年に一度程度、点検と部分補修をするだけで済むのです。塗り替えや張替えを検討するのは、30年か40年先。
これなら、住宅ローンの目途も立ち、ゆっくり備えられると思います。
「家はなるべく安く建てたい」とお考えになるのが人情です。
でも、中長期的に考えると、新築時に少し高くてもよいものを採用しておいた方が、お客様にとって絶対にメリットがある!と、住宅建築のプロの立場から思うものは、譲らずにご提案したい。
そのように考え、外壁材はケイミューの光セラを選択しています。
基本的に、住宅設備も、価格と品質面で最も優れたものを採用したいと考えて、ご提案しています。
長い夏につき。小屋裏エアコン体感レポート@横浜市港南区
2024年09月17日 12:05 Category : ニュース
とにかく夏が長い!と感じる、2024年9月14日、お引き渡し間近の現場に行ってまいりました。
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場所は横浜市港南区の閑静な、区画がきちんと整理されている邸宅地です。
この日は10過ぎに現地に到着、しばらく置いて温度計を確認すると、予報通り32℃をさしていました。
雲一つない炎天下、温度計は建物と庇による日陰に置いていますが、直射日光に当たっていると、40℃は優に超えます。
住宅の屋根や壁は、昼の間中、その熱にさらされている状態です。
さて玄関ドアを開け、中に入ると、毎度同じセリフですが、なんとも涼しい!
今回のお住まいは、玄関奥にシューズクロークを設け、引き戸で仕切れるようにしています。
家の中から見ると、
この通り。
中央柱の左をメインの玄関に、右側を、家族用の玄関兼、シューズクロークへの動線として確保しています。
来客があるメインの玄関は、いつもスッキリした状態をキープしつつ、宅配で購入した商品をそのまま収納しておくにも大変便利です。
さて、それでは気になる中へ進みましょう。
化粧梁のあるリビングの上はドドーンと7帖分の吹き抜けがあります。
正面には壁掛けTVの準備中。
LDKは全体で約18帖ほどの広さがあります。
さて、気になるお部屋の温度。キッチンカウンターに置いた温度計は26℃をさしていました。
26℃というと、それほど冷気は感じないはずですが、炎天下のもと、徒歩で現地に来るととても涼しく感じます。
しばらくすると慣れ、とても快適に感じました。
その冷気、どこから出ているかというと、右に視線を向けた、そこ!
2階のホールにありました。さらにもう一歩、前に進み、梁に隠された2階の腰壁を見ると、
ご覧のように縦にスリットが入っていて、冷気がホールに溜まることなく、1階に落ちるようになっています。それではそのまま2階へ。
こちらが2階ホール、エアコンの下から撮影した写真です。右手に3つのお部屋があり、なにやら室内換気扇のようなものが設置されています。
一番奥のお部屋の内部の写真。
建具の上にFANが見え、床に置いた温度計、寄ってみると26.5℃。
2階ホールに比べると、やや体感温度が上がるものの、冷気が取り込まれているのがわかります。
こちらはそのお隣のお部屋。
同じく建具の上にFANがあり、こちらも26.4℃をさしていました。
3つ目のお部屋は、クローゼット。照明がまだついていたないため暗いのですが、状況としては同じ、26.7℃.
このウォークインクローゼットは、主寝室の入り口にレイアウトされています。
室内に冷気を届けるのは難しいかな?と思いつつも27℃。
体感でも、冷気が届いているのが感じられました。
ただ、そうはいってもこれだけ広いお部屋で、壁で仕切られたFANからの冷気では心もとないものがあります。
しかも、天井吊り下げ物干しも用意するので、空調の力不足を感じられる可能性は十分あると思います。
そんなことから、不足する場合には、エアコンを設置できるように、配線配管の準備はしっかりしております。
2階ホールに冷房用のエアコンを設置し、各室にFANを取り付けると、冷気を送るためのダクトが不要で、メンテナンスがとても楽です。
ちょっと暑いと感じるときは、室内ドアをしばらく開けて、サーキュレーターなどを上手に使えばすぐに冷気が届きます。
逆に寒いときは、FANのスイッチをオフにすれば冷気をシャットアウトできます。
さらに、今はまだ暑いですが、もう3か月もすれば今度は寒さ対策が必要になります。
冬は床下エアコンが稼働し、吹き抜けを通って暖気を取り込みますが、1年で最も寒いときにはやや寒いと感じることがあるかもしれません。
そんな時はこの冷房用エアコンを暖房として使い、暖気を取り込むこともできるでしょう。
これからの家づくりには、夏の冷房、冬の暖房をどうするか?という視点が欠かせないと考えています。
鬼塚工務店では、お住まいの条件やご希望の暮らしに応じて、最適と思われる温熱環境の計画をご提案しています。
小屋裏エアコン冷房体感レポート@横浜市保土ヶ谷区
2024年09月02日 07:30 Category : ニュース
良く晴れた8月の終わり、横浜市保土ヶ谷区で建築をすすめていた、完成間近の現地に行ってまいりました。
動画でご覧になられる方はこちらから。
外からの視線を遮りつつ、光を取り込める8つの縦スリット窓が印象的な外観です。
駐車スペースからのアプローチには、トトロの後ろ姿が。
帰宅するたびに、ニンマリしてしまいそうです。
お邪魔したのはお昼前。玄関前に置いた温度計は、37.5℃を示していました。この日も広く晴れ渡り、熱気でムンムンしていました。
室内に入ると、別世界。左上の天井にある吹き出し口から、涼しい風が流れていて、室内を心地よい空間に保ちます。
床に置いた温度計を見ると、
26.8℃を示していました。
1階のダイニングスペースはドドーンと吹き抜けになっています。
下からあおって眺めると、吹き出し口が見えます。ここからから流れる涼しい風をシーリングファンで攪拌し、LDK全体にいきわたらせています。
こちらは縦スリット窓のあるリビング。
リビングダイニングキッチンは全体で20帖を超す広さがあります。
キッチンのカウンターに置いた温度計を見ると、27℃。
シーリングファンによる空気の流れで、涼しい風がLDK全体に行きわたっているのが感じられ、とても快適です。
2階に上がる階段の踊り場には、
書斎スペースを設けました。
吹き抜けのあるダイニングスペースと同じ空間にあるので、ご家族の気配を感じながら、没頭できる空間です。
こちらは2階に設けた室内窓のある寝室。
室内の温度は26℃。
室内窓からはダイニングスペースを望めます。
今回は、梁の上部に、間接照明を設置し、天井に当たって反射する優しい光で夜も過ごせるようにしています。
夜の雰囲気をご紹介できないのがちょっと残念。
こちらがエアコンを設置してある小屋裏収納スペース。
固定階段で上がれるので、上がったり下がったりする際も、足元の不安がありません。
窓を覗くと、
一番右に見えるランドマークタワーをはじめとする、みなとみらい周辺を一望できます。
こちらの扉を開けると、
冷房用のエアコンが格納されています。
床面に設置したFANから、各部屋の吹き出し口に涼しい風を送っています。
最近のエアコンは省エネ化を進めつつ、パワーもあるので、この1台で家中を冷やすことができています。
一般的な一戸建やマンションは、エアコンが必要な部屋に各1台づつエアコンを設置しています。
お金ももったいないし、メンテナンスも大変なうえ、これだけの白物家電が各部屋にドンとあるのは、ちょっと無粋ですよね。
各室にエアコンがあるということは、それだけ室外機も必要になるので、外観のデザインにも悪影響が出てしまいます。
この1台のエアコンで、
小屋裏部屋(写真中央)も、2階の洋室(同、左)も、2階のホール(右)も、
リビングダイニングキッチンのカウンターも、1階のお部屋も、すべて概ね26℃から27℃を保っています。
小屋裏エアコンは、エアコンの風が直接当たって、局所的に寒くなりすぎるようなこともありません。
鬼塚工務店は、1台の小屋裏エアコンで、家全体を涼しくする小屋裏エアコンをお勧めしています。
なぜ、たった1台の エアコンで 1ー2階とも 涼しいのか?
2024年08月22日 19:51 Category : ニュース
動画でご覧になられる方はこちらから
先日、うだるような暑さの中、横浜市旭区で当社が建てさせていただいたH様邸にお邪魔させていただきました。
その際のインタビューの模様は、当社HP、お客様インタビューでぜひご覧ください。
今回は、その時に触れなかった、猛暑なのになぜ1台のエアコンで1階も2階も涼しいのか?をご説明させていただきます。
まず、お住まいの現況をご紹介しておきましょう。
今回お邪魔させていただいたお家は、この通り、地下に車庫があり、1階は玄関、水まわり、ファミリークローゼット。2階にリビングダイニングキッチン、3階に寝室という3階建て住宅です。
こう見ると、1階に滞在する時間は短い、ということがわかると思います。となるとエアコンは設置したくない、でも暑いのはいや。ということで、2階リビングに設置した1台のエアコンで1階も快適に過ごせるようにしたい、というご要望をいただきました。
8/11、当日の最高気温は、36℃。
お邪魔したのは、午後1時から3時までの一番暑い時間帯。
実際に温度計を見ると36℃を超えていました。
インタフォンを押し、玄関ドアを開け、中に入ると、
涼しい!
しっかりと冷気を感じました。
冷気が流れ落ちる階段室前の温度は26℃。
廊下奥のランドリールームは27℃でした。
すでにご説明した通り、このフロアにエアコンはなく、あるのは2階のリビング。冷気は下に向かう性質があるので、この階段を伝って1階まで届いています。
エアコンは、この2階リビングの壁面にありました。
エアコン正面のキッチンカウンター上に温度計を置いてみると、
気温25℃、湿度57~58%、不快指数は73。
不快指数は75を超えると、暑いと感じる人が一定程度出てくるといわれるとおり、とても快適に感じました。
ちなみに先に見た1階玄関は、26℃の52%、ランドリールームが27℃の53%でしたので、いずれも73~74の幅に収まり、こちらも快適な状態を保てていました。
さて、なぜ、外気温36℃の猛暑の中、2階のエアコン1台で、これだけ快適な状態を保てるのでしょうか?
理由は3つあります。
1つ目は住宅性能が高いから。いくらエアコンを使っても、外気温36℃の熱がどんどん入ってきてしまったら、とてもじゃありませんが快適な状態を保つことができません。
当社では、秋田、青森、岩手の北東北レベル以上の断熱性能をご提案したうえで、全棟気密測定を実施して、外気を寄せ付けない家づくりを行っています。
今回のお住まいの気密性能を表すC値は、床面積1㎡あたり0.5㎠でした。C値とは、その家にどれだけ隙間があるか?という値で、大きければ大きいほど、その隙間から外気が押し寄せるということになります。
今回のお住まい、3階までのすべてを含めた隙間は、わずかに千円札を半分に折ったくらいの面積しかありません。だから外気を寄せ付けないのです。
2つ目は熱交換換気システム、ロスナイの採用です。住宅には24時間稼働する換気扇を付けることが義務付けられています。しかし、外気温35℃の時、一般的な換気扇を回してしまうと、そのまま35℃の空気が流れ込んで、せっかく冷やした涼しい空気がそのままはき出されてしまいます。
ものすごくもったいないことですよね。
この熱交換換気システムロスナイは、まず、室内の涼しい空気を吐き出すときに内部のフィルターの温度を冷まし、外からの空気を取り込むときにそのフィルターを通すことで、温度を下げて室内に取り込みます。
せっかく冷房しているのに、窓を開けて換気をしたら、たちまち暑くてたまりませんよね。冬は反対に、冷たい空気を温めてから取り込むので、とても効率的。ロスナイは夏も冬も大活躍する換気扇なのです。
3つ目は、太陽の熱をいかに遮るか?今回のお住まいでは、南側が高くなっているうえに家が建っているため、光を取り込む工夫が欠かせませんでした。しかし、むやみに窓を増やしてしまうと、真夏に熱が入り込んでしまいます。そこで、光を取り込むトップライトを設ける際には、直射日光が入りにくい北傾斜の屋根に設けたり、3枚のスリット窓も北の壁に設けています。どうしても取り込みたかった西側のスリット窓には、自動で開閉できるシェードを設け、できるだけ直接太陽熱が入らないように工夫を凝らしました。
これからの家づくりは、夏冬を少ないエネルギーでいかに快適に暮らせるか?という温熱環境のプランニングが欠かせません。
当社では、まずは性能が高い家であることを第一義として、夏の小屋裏エアコンや冬の床下エアコン、熱交換換気システム、冬の日差しを取り入れ、夏の日差しを遮る設計の工夫など、考えられる最適なプランをご提案したいと考えています。