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ハウスオブザイヤー インエナジー2022にて優秀賞受賞

2023年04月27日 16:53   Category : ニュース

この度、当社は、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2022」において、優秀賞を受賞いたしました。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーとは、省エネルギー性能に優れた住宅を提供する会社を表彰する制度です。

評価のポイントは3つ。

1.建物の省エネルギー性能についての取り組み
2.多様な省エネルギー手法の導入
3.省エネルギー住宅を普及するための取り組み
上記について、当社が評価されたポイントをご紹介します。
1.建物の省エネルギー性能についての取り組み
・断熱性
外気の影響を寄せ付けない外皮性能UA値において、当社の施工エリアである6地域の、現在の省エネ基準は、0.87で、2年後には、この数値が義務化されます。
さらに、2030年には、UA値0.6というZEH(ゼロエネルギー住宅)の基準にまで引き上げられる予定ですが、当社では、既にUA値0.56以下をクリアする高い断熱性の家しか建てていません。
お客様のご要望により、UA値0.46の家を建てることもありますが、これは北海道の省エネルギー基準を満たすものです。
「高ければ高いほどいい」とも思われますが、そこはコストとのバランスがあります。
当社の施工エリアである横浜市・川崎市に於いては、UA値0.56〜0.46のレベルが最適解であると考えております。
・気密性
省エネルギー住宅を建てるために欠かせない気密性に関しては、全棟、気密測定を実施し、C値1.0以下でお引き渡しすることをお約束しており、これまでの平均はC値0.6を実現しています。

気密測定の様子

断熱性を高めるためには、断熱材などの品質を高めたり、量を増やす必要があるため、コストが上がりますが、気密性は施工精度が上がれば、自然と高まるため、コストに影響を与えません。
一方で、気密性を意識しない家づくりを行うと、スカスカな気密性の低い家が出来上がります。
なので、普段、気密測定をしていない工務店が「わが家は気密測定をしてほしい」と言われると、対応できず困ると思います。
当社では常に気密性を高める意識で家づくりに携わるためにも、全棟気密測定を行っているのです。
さらに、1.の指標では、省エネ設備機器を導入することが求められますが、当然にクリアしております。(これは、その基準を満たした設備機器を選択すれば済む話ですので容易いのです)
2.多様な省エネルギー手法の導入
1.の高い住宅性能を有しているからこそ実現可能な、床下エアコン暖房と、小屋裏エアコン冷房の採用をご提案しています。
たった2台のエアコンで、家中を快適な状態に保つ画期的な手法です。

床下エアコン暖房

小屋裏エアコン冷房

家の中、全ての断熱・気密性能が高くなければ、高気密・高断熱の省エネルギー住宅とは言えません。
だから、局所冷暖房ではその性能をフルに活用できないのです。
だって、真冬にLDKを22℃になるように暖房していても、隣の寝室は暖房をせず、10℃くらいの寒さだったらどうでしょう?
通常、家の断熱材は外壁を覆い、家をすっぽり包みますが、LDKと寝室の壁に断熱材を施工するようなことはありませんので、どんどん寝室に熱が逃げてしまいます。
省エネを実現する高性能住宅に、家中まるごと冷暖房を行う、床下エアコン暖房、小屋裏エアコン冷房は、最適な選択であると、自信をもっています。
3.省エネルギー住宅を普及するための取り組み
省エネ住宅を普及するための広報活動は、主にホームページとSNSを活用して、なるべくコストをかけずに行っています。
広告宣伝の費用は、最終的には、お客様にご負担いただくことになります。
なので、派手な広告宣伝は行っておりません。
それでもホームページやインスタグラム、Googleの口コミなどをご覧いただき、当社にお声かけいただいております。
「余計なコストはなるべくかけず、お客様の家を良くするためにお金を使おう!」を合言葉に、お客様に大満足していただきたい!という気持ちを強く持って、これからも日々活動してまいりたいと考えております。

※お客様の声※

2023年04月24日 18:00   Category : お客様の声

皆様こんにちは。

ゴールデンウィークがすぐそこまで迫ってきました。

コロナを忘れ屋外で思い切り遊びたい人も多いはずですが、

日常の雑事をお休みして、お家でゆっくり過ごすのも良いものです。

 

 

先日、お引渡しの時、家にいる時間が楽しくなりそうです。と

仰っていただいたY様からお客様の声が届きましたので、

今回のブログでご紹介したいと思います。

 

 

1:弊社をお選びいただいた決め手、又は弊社の第一印象を教えて下さい。

Googleマップでの高評価が目に留まり、問い合わせました。最初のオンライン打合せの際、

社長さんが高気密高断熱や床下エアコンについて自信をもって説明して下さったことで

鬼塚工務店さんの家づくりを魅力的に感じ、ぜひお願いしようと決めました。

 

2:住まい造りでこだわった点・気に入っている所を教えて下さい。

床下エアコンやロフト、玄関と2階リビングを繋ぐ吹抜け(「おかえり」)とすぐに顔を出せます)

家事動線、収納など、たくさんの要望を実現して頂きました。住んでみて、気分に合わせて

居場所を選べたり、どこにいても家族の声が聞こえたりする所が気に入っています。

 

3:契約から完成までプラン打合せ・建築中現場の感想・ピソードなどございましたらお聞かせ下さい。

設計の川田さんは、いつでもサッとメジャーでサイズ感を示して下さることが印象的でした。また、

実際に住んでからの使い勝手を考慮して色々な提案をして下さりました。コーディネーターの

中島さんは、私の好みを把握し、私が気付かないタイルの貼り方やレールの色など細かい所まで

打合せして下さったので、完成した家はまさに私好みの家になりました。

 

4:設計担当、現場担当者等、弊社社員の対応はいかがでしたか?

受け付けの方を初め、関わる全ての方が温かく親切に対応して下さりました。

時々、打合せ中に社長さんが顔を出して下さることが嬉しかったです。お忙しいのは承知の上ですが、

上棟時や引渡し時に社長さんや川田さんにも家を見て頂きたかったなぁと思うほどでした。

 

5:これから建築される方に一言アドバイスをお願いします。

インスタグラムなどで情報取集をし、自分の好みや要望は遠慮せず相談することをおすすめします。

また、余裕があれば、キッチンやお風呂だけでなく、建具や床のショールームにも足を運び、実際に

見て色を選ぶのも楽しいですよ。

 

6:鬼塚工務店へメッセージ(ご要望、ご意見、問題点やご不満なところ等々なんでも構いません)

とても素敵な家を造って下さりありがとうございました。

住み始めてから気付くことや設備の使い方に迷うことが出てくるので、身近なLINEで相談できると

ありがたいなと思います。今後も末永く宜しくお願いします。

 

 

 

Y様、とても丁寧にご記入いただきありがとうございました。

実はY様のお宅は、床下エアコン暖房体感レポートや

熱交換式24時間換気システムのブログ記事で

既にご紹介しています。

なので、今回は技術的な事では無く、

お家が出来るまでのエピソードを交えながら

お話を進めていきたいと思います。

 

Y様邸で一番見ていただきたいのはLDKです。

特徴的な勾配天井と大きな梁、

南側に面した窓から差し込む柔らかな日差し、

それだけで居心地の良い空間であることが分かります。

LDKは沢山の要素が入ってくるところです。

主張しすぎてもまとまらず、

だからと言って無難にまとめても面白くないので、

出来る限り色の数を抑え、

全体のバランスを考えながらニッチのサイズや

照明の位置等を検討しました。

 

 

 

 

また、リビングからキッチンが見えるので、

吊戸の色や使い勝手の良い設置高さを考え、

カウンター下にゴミ箱スペースを設けました。

床材はフローリングでは無く、

グレーのタイル調クッションフロアにしました。

同じ空間でも同一素材にせずこのように変えてみると

空間のアクセントにもなりますし、

写真のようにキレイにまとまめると、キッチンに立つのも楽しくなります。

基本的には奥様のセレクトで私はお手伝いをしただけですが、

この仕上がりには大満足です。

 

 

キッチン対面にある畳コーナー。

お子様が遊ぶスペースとしても活躍しますが、

ほんのちょっと横になりたい時、

こういうスペースがあると良いですよね。

タタミの下に収納スペースがあるのも嬉しいです。

 

 

リビングから見える縦格子の奥はロフトです。

収納として使う事も出来ますが、

天井高が低いのでお子様の遊び場としても充分楽しめます。

また、少しだけ籠りたい時には最高のスペースです。

ご主人様の特等席になりそうです。

 

リビングに居てもロフトに居ても家族の気配を感じることができ、

自分の居る場所によって部屋の見え方も変わってくる

工夫された間取りはY様邸の大きな特徴です。

 

続いて拘りの数々をご紹介します。

 

 

2ヶ所ある洗面は、使い勝手に合わせて異なる商品を選びました。

写真を見るとその違いが良く分かります。

2ケ所とも水撥ねしても大丈夫なように貼ったタイルは、

どちらもY様のお気に入りです。

自分好みのものを毎日使うところに入れると、気持がぐっと上がります。

 

 

 

脱衣室とランドリールームを兼ねたスペースは、

洗濯機の上に衣類乾燥機を置き、

その右側にあるスロップシンクの上には、

濡れたものの仮置きにも使える網棚を設置しました。

写真はありませんが、スロップシンクの横にはカウンターがあり、

家事動線を考えた配置にしました。

 

少し分かりずらい写真ですが、

お帰りと直ぐに顔を出せる吹抜けです。

 

 

 

 

 

アールの開口は収納スペースの入口、

三角の開口はお子様たちのスタディーコーナーです。

 

Y様はお家を建てる時のやりたい事柄が明確で具体的でした。

収納計画や家事動線もしっかり考えられていました。

でも、上手くおさまらない事や本当にこれで良いの?

色はどうしよう?等、

打合せを進めていく中で選択を迫られる場面が何度も訪れます。

Y様からのお問合せに私自身も悩み考え、

出来る限りご要望に添えるようコーディネートし、

出来上がったのがY様邸です。

 

お客様のコメントで時々目にするのが、

自分の好みや希望、やってみたいことは遠慮なく相談する

という事です。

確かに状況によって出来ない事もありますが、

私たちに伝えていただければ

ご自身では思いつかない解決策が見つかったり、

素敵なアイデアが生まれる可能性があります。

また、何とか出来るように知恵を絞るのも

私たちの仕事でもあります。

何も言わずに諦めるより、先ずは相談して下さい。

 

新築や建て替えをお考えの方、

ゴールデンウィークで家族が集まる時は良い機会なので

お家についてお話ししてみてはいかがでしょうか?

そして良い家を建てたいと思ったら、

その候補として鬼塚工務店に連絡いただけると嬉しいです。

Y様のように喜んでいただけるよう私達も全力で頑張ります。

今後とも鬼塚工務店をどうぞ宜しくお願いします!!

 

 

 

 

 

屋形船に乗りお花見へ行ってきました

2023年04月17日 18:00   Category : イベント

こんにちは。暖かい日が続き春の訪れが感じられる季節になってきました。

先日、3月の終わりに鬼塚工務店 社員一同と大工・グループ会社 社員でお花見をすることが出来ました!

毎年の恒例行事でしたが、ここ数年は団体行動が難しく開催が見送られておりました。。。

(このような状況の中ではありますがPCR検査で全員陰性を確認し開催となりました)

わたしは今年初めての参加で屋形船に乗船することも初めてだったので少し緊張しました(笑)

乗船前に撮りました集合写真です!人数が多いのでここから屋形船二艘に分かれて出発です!

屋形船のお料理は出来たてで温かく本当に美味しいものばかりでした😋

エビの天ぷらや金目鯛の煮付け・お刺身などなど🌸桜を見るのも忘れてしまうくらいとても美味しかったです。

お腹を空かせていた女性陣も皆大喜びでした!

 

徐々に日も落ちてきて、ライトアップされた景色や夜景がとても美しく映える時間帯になってきました。

船の外に出ることが出来たのですが、夜風がとても心地が良くお天気にも恵まれました。

 

 

日が落ちる頃には、みなとみらいの海の方まで出てきていたので、船から夜景が一望出来て本当に綺麗でした。

 

お花見でリフレッシュすることができ、これからも社員一同さらに 邁進してまいります!

 

 

 

たった2台のエアコンで、夏も冬も快適な家@横浜市保土ヶ谷区

2023年04月17日 17:33   Category : ニュース

4/6にアップした事例に続きまして「たった2台のエアコンで、夏も冬も快適な家」お引渡し前に撮影した画像とともにご紹介させていただきます。

家づくりに関して、とても深く、幅広く、勉強されていらっしゃったお施主様。

床下エアコン暖房や、小屋裏エアコン冷房、耐震テープ等々、ご夫婦が叶えたい注文住宅に対する要望に対応可能な工務店は?という視点で探された結果、当社にご縁をいただきました。

こちらは玄関。

3帖の広さを確保して、オープンな空間にシューズインクロークを設けています。

玄関スペースとは別に、土間スペースがあると、家の中に上げたくない大きな荷物があった場合の一時保管場所としても重宝します。

仕切りの壁面の中に、格納できる椅子を設けました。

立ったまま靴を脱いだり履いたりするのは、厳しい姿勢を強いられます。

まだお若いご夫婦ですが、あれば便利ですし、ご両親やお客様がいらしたときには大活躍すると思います。

特にご年配のお客様の場合は、これがあるか、ないかで、遊びにいらした時の印象もかなり違ってくると思います。

リビングをキッチン側から見たところ。

腰かけることもできるし、ゴロリと横にもなれる小上がりの畳空間=「畳が丘」。

不足するリビング収納を補う、畳の下スペースをたっぷり活用できることも採用の決め手となりました。

右手に見えるアーチの下がり壁が印象的な小部屋は、

階段下を活用したキッズスペースです。

「秘密基地」のような、「かまくら」のような、ワクワクする空間に仕上がりました。

こちらが冬に大活躍する床下エアコン暖房を設置した、ファミリークローゼットです。

先ほどご覧いただいたリビングの写真もそうでしたが、床材は岐阜・かしもの東濃ひのきの無垢材です。

ガス温水式床暖房や、電気式の床暖房ではなかなか使えない無垢フローリングも、床下エアコンなら材を選ばず使用可能です。

さて、こちらはリビング側からキッチン方向を見たところ。

右上に吹き抜けが見えます。

下からのぞいてみると、

ドドーンと、小屋裏の天井まで抜けています。

その高さ6m超。

シーリングファンのすぐ脇に木の枠が見えます。

早速、小屋裏まで上がってみましょう。

右奥のルーバーの奥にうっすら見えているのがシーリングファンで、このルーバーのある木枠が、下から覗いた時に見えたそれです。

正面から見るとこんな感じ。

夏場は、エアコンからの冷気をシーリングファンの風の流れを利用して下に落とします。

緩やかな風に乗った冷気は、まず2階へ。

この写真は2階のお部屋にある腰壁の位置から吹き抜けを見たところ。

時間をかけてゆっくり冷やし続けるので、冷気が2階から1階へと流れ続けます。

こちらが2階のお部屋を通る吹き抜けを、引いてみたところ。

正面左が、1枚前の写真を撮影したポジションとなった腰壁です。

このお部屋は、引き戸の向こう側をサンルーム=洗濯物干し置場として活用します。

「干しきれない!」という場合に備えて、手前にも1本バーを追加しました。

「引き戸を締めてしまうと、サンルームに空気が流れないのでは?」

と思ってしまいそうですが、そうならないように、吹き抜けにある2つの窓の右上に換気扇を設けました。

引き戸を締めても、この換気扇(正面に見えるサンルームの窓の左上)を使って、エアコンからのサラッとした空気が流れ込み、冷気も取り込めるようになっています。

 

さて、吹き抜けに面するお部屋はこれで良いとして、2階にはまだ寝室が3つもあります。

そのお部屋には、いかにして冷気を届けるかというと、

こうしています。

冷房の効いた小屋裏から、動力を使わずに冷気を落とすため、ハシゴで上り下りする吹き抜けを用意しています。

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れる性質を利用しています。

壁についているハシゴは、

メトリウスというクライミングメーカーのもの。

特にトレーニングをするため、というわけではありません。

小屋裏部屋へ上がるハシゴは、使わない時には壁に引っかけて置き、使う時だけ、取り外して小屋裏に掛けて使います。

しかし、それだと収納しておく場所をとるし、いちいちかけたり外したりするのも手間です。

しかも今回は、小屋裏部屋へ固定階段で上がる階段も取り付けてあります。

それなら、普段の上り下りはこの階段を使えば問題ないので、場所も取らず、見た目にもかっこいい、このトレーニング用のホールドを用いることにしたのです。

このホールド、一番上にはハシゴとなる反対側にも取り付けて、上に板を載せ、フタをすることができるようにしています。

小さいお子様がいる間は、危険な場合がありますので。

 

この小屋裏から冷気を自然に落とすお部屋が2つあって、あとはもうひと部屋。

このお部屋は、小屋裏エアコン冷房とはつながっていないため、自然に届けることができません。

さて、どうするか?

先ほどご覧いただいた、2階のサンルームを通って1階へ落すルーバーの写真。

右手に扉と換気扇が見えます。

開けてみると、

配管が見えますね。小屋裏の冷気を、ここでも換気扇を使って配管に送り、最も離れた2階のお部屋の、

天井から冷気を届けます。

このように1階LDK、2階4部屋へ、冷気を通すルートを確保致しました。

前回の「2台のエアコンで夏も冬も快適な家@横浜市緑区」でもご説明しましたが、人によって快適な温度は異なりますが、全館空調では、各部屋ごとに温度の設定を変更することはできません。

なので、キンキンに冷えたお部屋をお好みの方には、別途個別のエアコンを設置できるように、その下準備だけしてお引渡しをしております。

最後は、トイレのお写真。

なぜトイレかというと、エスタコウォールで仕上げた壁面の塗り仕上げが最もわかりやすい写真がこれだからです。

今回はほとんどの壁をこのエスタコウォールで仕上げました。

 

高い断熱性を備え、気密性も高めてあるから、2台のエアコンで夏も冬も快適なのです。

夏は余分な湿気を吸収し、乾燥する冬は湿気を吐き出す。

さらに、ニオイを吸収し、空気清浄機能も備えた漆喰塗り壁=エスタコウォールは、床下エアコン暖房と小屋裏エアコン冷房の、たった2台で快適に暮らせる家と、とても相性が良いと思います。

住宅ローン事例①「マンションからの住み替え」

2023年04月10日 17:05   Category : 住宅ローン,建築・住宅用語

久々の住宅ローンに関するブログです。今回から数回にわたり、実際に弊社に相談のあったかたの事例をご紹介していきます。まずは「マンションからの住み替え」事例です。

 

 

A様は、4年前にマンションを購入されましたが、今回奥様のご両親との二世帯住宅を建築(建替)することになりました。土地は義両親の名義、建物はA様の名義、建築資金は全額住宅ローンとする予定です。さて、このような場合、どのように話が進んでいくのでしょうか。

このとき、最初に注意しなければならない点は、A様が4年間にご購入されたマンションについて「住宅ローンが残っているかどうか」、義両親の土地と既存建物も同様に「住宅ローンが残っているかどうか」。この点が重要です。もし住宅ローンが完済していない場合、登記簿謄本に「抵当権」という権利が設定されているはずです。この権利は、以前のブログにも記載がありますが、銀行などの金融機関(保証会社を含む)が住宅ローンを貸し付ける際に設定する権利です。この権利を抹消するためには、住宅ローンを完済し、金融機関との間に債権債務がなくならないと手続きができません。稀に住宅ローンは完済しているのに、抵当権だけが残っているケースもありますので、この場合は早急に抹消の手続きをしましょう。

A様の状況を確認してみましょう。A様は、当時3,500万円で売りに出ていたマンションを2,500万円のローンと1,000万円の自己資金で購入され、現在の住宅ローン残高が2,250万円とのこと。また義両親は自己資金にて土地と建物を購入されており、抵当権は設定されていませんでした。この状況において、新しい住宅ローンをどのように組んでいくのでしょうか。A様の情報として「年齢35歳、勤続10年、年収650万」であり、借入希望額5,000万円とすると通常の住宅ローン審査としては、返済比率も問題なくクリアして、住宅ローンを組むことができます。では。マンションの住宅ローンは???

住宅ローンとは、あくまで「自らが居住するための建物の購入資金」であるため、マンションに住宅ローンが残ったままでは審査を進めることができません。つまり住宅ローンを完済する必要があります。

完済する具体的な方法は「①自己資金で完済」または「②第三者に売却してその資金で完済」の2つとなります。今回のケースは②となりました。これを進めるために、新築計画と同時並行で、今住んでいるマンションの売却を進める必要があります。多くの場合、新たな住宅ローンを組む際に「売却条件」というものが付帯されます。これは、新築住宅が完成するまでの間(場合によっては数カ月延長してくれるケースもあります)に、既存マンションの売却を完了して、既存住宅ローンを完済するというものです。

マンションの売却は、その立地条件や引渡時期、金額によって「すぐに」買い手がつく場合もありますし、新築住宅引渡ギリギリまで売却ができない場合もあります。欲を出してしまう(例えば、新築住宅完成と引っ越しの時期に合わせてマンションの引き渡しになるといいな、もう少し高値で売りたいな)と、うまい流れがつかめない場合もありますから、よほどのことがなければ、すぐに売却してしまうことをお勧めします。

 

 

A様の場合、建物工事中に3,300万円で売却することができ、一時的に仮住まいに転居されてから、新居へ再転居をされました。価格も近隣の平均売買価格に沿ったもので、既存の住宅ローンも滞りなく返済することができました。

実はここで1点注意しなければならないことがあります。それは譲渡所得というものです。不動産を売却した際に購入時の価格と比較して、もしプラスになっていた場合、それは譲渡益、つまり所得があると考えます。(当然、物価や地価その他の影響もありますから、単純な金額だけでみるものではありません)

所得である以上、税金がかかってくるわけですが、ここにもポイントがあります。購入してから売却するまでの期間が5年以下であれば「短期譲渡所得」、5年を超える場合は「長期譲渡所得」となり、それぞれ税率が変わってきます。この税率に対して、「特定居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除」という制度が利用でき、所有期間に関係なく最高で3,000万円の控除を受けることができるのですが、実はこの制度は、住宅ローン控除との併用ができない制度です。つまり、マンションを売却した際に「所得」が発生して、この制度を利用してしまうと、新しく組んだ住宅ローンの控除が受けられない、ということになります。

A様の場合、「購入額―売却額がマイナス」であったため、所得は発生せず、住宅ローン控除をそのまま利用することができましたが、ケースバイケースですので、よく調べてみる必要がありますね。

 

いかがでしたでしょうか?住み替えに抵抗があったり、どのように進めていけばよいのかわからないといった方も大勢いらっしゃいます。弊社では、家づくり無料相談会を随時実施しております。住宅ローンのご相談もお受けいたしますので、お気軽にご相談にいらしてください。

(つづく)

たった2台のエアコンで、夏も冬も快適な家@横浜市緑区

2023年04月06日 12:44   Category : ニュース

先日、完成間近のK様邸、撮影にお邪魔してまいりました。

おひさまの光がたっぷり入る、明るい家に!というご要望をいただきました。

前面道路側は、道を歩く方々の視線もあるので、視線が合うことのない位置に窓を設け、

南側にたくさんの開口部を設けています。

2階に大きな窓が3つ。

どのように光が入るかというと、こんな感じ。

リビングはMAX6m超の吹き抜けで開放感があり、光がたっぷり入ります。

リビングから上を見上げたところ。

青空に雲がぷかぷか浮かんでいるのがはっきりと見えます。

AV機器の収納BOXも兼ねた壁面テレビボードの前にソファが来ます。

お休みの日にのんびりとソファでくつろぎ、ふと視線を上げると、青空の中ゆっくりと雲が動いているのが見える。

額縁のように四方を切り取られてはっきりと見えるので、外で空を眺めるのとはまた違った味わいがあります。

こちらは、青空に雲が浮かんでいた窓の正面に位置するペニンシュラ(半島)型キッチン。

キッチンに立ちながら、壁掛けテレビの映像を見ることができます。

建売住宅を避け、注文住宅を選択されるご夫婦の多くがこだわるのは家事動線です。

今回もいい感じに納まっています。

 

キッチンで作業を行うママ。

ひと段落ついたら、さあ洗濯しよう!と、キッチン背後に見える引き戸を開け、左手を見ると、

脱衣室を兼ねたランドリールームがあります。

ちなみに左手にうっすら見えているのが浴室への入り口です。

ここで脱いで、洗って、吊り下げ物干しに干します。

カウンターも造作しているので、洗濯物を畳んだり、一時的な置場にするにも大変便利。

 

ちなみに先ほどの引き戸を開けた正面は、

洗面化粧台。

誰かが入浴中でも、ママが洗濯作業中でも気兼ねなく使えます。

拡大鏡をサイドに取り付けたので、近い将来発生するであろう、洗面所の渋滞回避にも役立ちます。

左手が先に見たランドリールームで、右手はファミリークローゼットになっています。

洗濯を終え、乾いたら数歩歩いてこのファミリークローゼットに仕舞える家事楽動線です。

 

さて、前振りが長くなりましたが、タイトルの「たった2台のエアコンで夏も冬も快適な家」。

このファミリークローゼット内、うっすらと映っている腰高までの壁に、床下エアコンが収まっています。

冬はこの床下エアコンからの暖気が、建物の基礎内部をじんわりと温め、リビングや先ほどご紹介した脱衣室兼ランドリールーム、玄関ホールなどの床下から室内に暖気を採りこみます。

基礎から暖められた暖気は、このような上昇気流に乗って、じんわりと建物全体を暖めます。

冬の床下エアコン暖房は、これまでに何度もご紹介してきました。

 

じゃあ夏の冷房は?

 

この吹き抜けの写真の真ん中あたり。2階に室内窓が見えますね。

その窓の上に小さな穴があるのがおわかりいただけるでしょうか?

寄ってみましょう。

吹き出し口が見えますね。

夏はこの吹き出し口から冷気が届き、部屋全体を冷やします。

それでは、元を辿ってみましょう。

2階の廊下に設置した収納ハシゴ。

これで小屋裏に上がります。

はい、こちらに用意されたのが、各部屋に夏の冷気を供給する小屋裏エアコン冷房です。

コンセントの左側に白い箱が見えていますが、それがエアコン本体です。

このエアコンから出る冷気を漏らさないように断熱材で多い、断熱ダクトを使って各部屋に届けます。

ルートごとの行き先はこの通り。

先に見たリビングの吹き出し口が、右手の断熱材に囲われた配管に通じています。

「洋室1へ」のダクトの先は、

このように洋室1の天井へ、

アングルを変えた写真、二本並んでいるダクトの手前側が、洋室2、向こう側の壁に埋め込まれているのが洋室3に続くダクトです。

こちらが洋室2

洋室3です。

これが夏場に活躍する小屋裏エアコン冷房の構造です。

1台のエアコンから生じる冷気を1階のリビング、2階の個室3部屋に届けます。

 

冬の床下エアコン暖房とあわせて「2台のエアコンで夏も冬も快適な家」は、このような仕組みで実現しています。

当社のショールームや本社事務所で実験を重ねながら、その時点で最良と思われる方法をご提案しています。

 

地球温暖化の影響が日々大きくなる昨今。

夏の暑さはますます厳しくなり、エネルギー価格の上昇はしばらく収まりそうになく、いかに冬場の暖房費を抑えるかも大きな課題です。

このような温熱環境の問題をどう解決するか?

これからの家づくりを進める上で、欠かすことはできません。

 

CM等で宣伝されている全館空調システムを導入すれば簡単かもしれませんが、そのコストは数百万円単位に及びます。

当社がおススメしている床下エアコン暖房、小屋裏エアコン冷房は、普通の家電量販店で売られているエアコンを使い、暖気は上に、冷気は下にという、自然の法則を活用したシンプルな構造で、当社独自のシステムなので、コストも最小限に抑えられます。

 

一方で、問題がないわけではありません。

1台のエアコンで、家全体の温度をコントロールすることになりますので、各部屋ごとの調節はできません。

 

暑い夏、よくあるのは奥様が寒がりで、ご主人が暑がりなご夫婦の場合。

「どうしても我慢できない!」

という場合には、全体の室温は奥様の設定温度に合わせていただき、ご主人が使われるお部屋に別途エアコンを設置していただくことになります。(そのために、追加用のコンセントは用意してあります。)

 

多くの方が感じられているのではないかと思いますが、それほど広くない部屋に、エアコンを設置するのはちょっともったいないですよね。

家全体を涼しくする能力があるなら、活用しない手はない。

それでも不足する場合にだけ、追加すればよいのではないか?という発想です。

 

 

ご興味のある方は、夏のエアコンが必要な季節に、当社のショールームにお出かけください。

小屋裏エアコン冷房の涼しさをご体感いただけます。

ショールームは完全予約制ですので、お電話か問い合わせフォームにて、事前のご予約をお願いいたします。

 

☺嬉しい訪問☺

2023年04月03日 18:00   Category : イベント

皆様、こんにちは‼
うららかな春の陽気とともに、4月がスタートしましたね🌸

 

以前のブログで紹介した、ベンチづくり授業をした児童たちが、

感謝の気持ちを伝えたい‼とみんなで社屋に来てくださいました!

(なんと、徒歩で40分もかかったそうです💦)

 

ショールームにて…

「ベンチに色をぬったのがすごく楽しかった」
「鬼塚工務店のみなさんと一緒にみんなで協力して作れて楽しかった」
代表の児童さんよりとても嬉しいお言葉を頂きました。
 
当日の裏話をすこ~し…
*古いベンチの塗り直し
*新しいベンチの制作
*桜の木の下の土の整備
授業時間内に終わるのがちょっと難しいかな…と思う内容でした。
だけれども、どうしてもみんなが自分たちで考えてやりたいと思った事を実現させたい!
前日にあらかじめ小学校に土を運んだり、
一旦ベンチを作ってそれをバラし当日組み立てやすいようにしたり、
何とか時間内に終わるよう下準備をし、無事に時間内に終わらせる事ができました☺
 

短い時間で時間内に終わるか不安だったけど、みんなで協力して
団結してひとつの事をやり遂げる事ができて本当に良かった!
みんなと一緒にできて、こちらも楽しかった と代表よりひとこと
 

心のこもったメッセージカードを頂きました☺
とても嬉しいです!! ありがとう!!
 

後日担任の先生より、1年間の振り返りをしている中で
総合でベンチを作ったことが一番楽しかったと話している子どもたちが沢山いて
一生忘れることのない貴重な経験をさせていただきました とのお言葉を頂きました。
 
今回お話を頂いた小学校は、数年前にも一緒にベンチづくりをした小学校でした。
数年たってもまたこうして頼りにして頂けて嬉しい限りです☺
これからも地域の方々に親しみを持ってもらえるような、頼りにしてもらえるような
工務店でありたいと思います。

 


 みんなで一緒に作ったベンチ
 楽しい学校生活を送ってくださいね!!

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