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2022年からの住宅ローン控除制度

2022年01月06日 08:46   Category : ニュース,住宅ローン

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年末の税制大綱で住宅ローン減税の変更内容が固まりました。

この場で概略をご紹介いたします。

変更点は大きく3点。

1.税額が控除される割合が、年末住宅ローン残高の1%から0.7%に減少。

2.控除される期間が、10年から13年に延長。

(コロナ特例で13年に延長されたものがそのまま継続)

3.環境性能に優れた住宅ほど優遇される。

3番目の環境性能の分類が、これまでは認定住宅かそれ以外だったものが、4つに分類されます。

コロナ特例を除く、従来の制度からの最大控除額を表にするとこうなります。

一番左がこれまでの最大減税額。

中央が、今年か来年に入居する場合、一番右が2024年、2025年に入居する場合のものです。

ZEH(ゼロエネルギー住宅)と省エネ基準は今回新たに加わった分類ですので、認定住宅と一般住宅の最大減税額をグラフにするとこうなります。

減税される金額が大幅に減ることがおわかりいただけるかと思います。

 

しかし、実際には、減税される金額が従来よりも増える方が多いともいわれています。

フラット35を運営している、住宅金融支援機構によると、住宅ローン利用者の6割が年収600万円未満で、世帯年収が800万円以上のご家族は2割にも満たないことがわかっています。(2020年度調査より)

年収600万円ほどですと、これまでの最大減税額400万円=年間40万円の減税枠を使い切ることができません。

制度変更後は、毎年21万円の減税となるので、これを13年間減税してもらった方が、減税総額は大きくなるというわけです。

気を付けなければいけないのは、2024年、2025年に入居する場合。

年末の住宅ローン残高の上限がそれぞれ少なくなります。

前出の住宅ローン機構の調査によると、注文住宅を建てる方の平均融資額は、土地ありの方で約3000万円、土地なしの方では、約4600万円。(2020年度首都圏)

住宅ローン減税による減税額をできるだけ多く活用したいのであれば、今年か来年に入居できるように計画するのが正解です。

 

環境性能を取得しない一般住宅に、2年後以降入居する場合は、減税対象となる年末ローン残高が半分になり、減税される割合も0.7%に引き下げられ、期間も10年のままとなるので、多くの方が今回の制度変更により、減税される金額が減ることになるでしょう。

一方で、3000万円までの借り入れで、来年までに入居されるのであれば、環境性能によらず、減税額は変わらないということになります。

 

とはいえ、家の性能は、とっても大切です。

ご家族が長く快適に住むために、住宅性能にはこだわって、家づくりを進めることをお勧めいたします。

 

 

 

 

床下エアコン テスト運転の巻

2021年12月27日 13:16   Category : ニュース

先日、完成間近の建築現場で、床下エアコンの設置が完了し、テスト運転を行いました。

サーモグラフィーカメラを使って、室内が暖まる様子を撮影しましたのでご紹介します。

目に見えるアングルとサーモグラフィー画像

まずは、エアコンを設置してある場所。

今回のお住まいは、1階に各居室を、日当たりの良い2階にリビングを設置しています。

床下エアコンを設置しているのは1階のウォークインクローゼット内部。

設置場所

エアコンをオンにしてしばらくしてからのサーモグラフィーの様子がこちら。

エアコン本体が、異常なほど熱くなっているように見えますが、実際には左のレベルを見ると最高値でも26.8℃。

床部分が徐々に青から緑、黄色へと変わっていく様子がうかがえます。

このウォークインクローゼット内部の写真がこちら。

WIC

撮影している右手に床下エアコンがあります。

奥の床に、吹き出し口=ガラリが見えます。

サーモグラフィーで確認すると、

ガラリから暖かい空気が出ていることがわかります。

画面中央の〇印が、左上の数値、20.5℃。

床の温度もほぼそれ位と想像できます。

お隣の寝室を見てみましょう。

洋室

ガラリが2つ。

サーモグラフィーで見ると、

こんな感じ。

床から徐々に暖まっています。

物入

こちらは洋室から見た物入。

本来、物入の床が暖まっている必要はないと思いますが、床下エアコンは床下全体を温めるのがミソ。

物入の床にはガラリがありませんが、床下全体に温風が回っているので、温度が上がるのです。

今回はテストのため、ここまでで電源を落としましたが、ずっとオンにしておくとこうなります。

ショールームの床下エアコン

壁掛けエアコンだとこうなります。

床が暖まらないのです。

床下からエアコンで温めれば、床下からじっくり暖まるので、エアコンにありがちな足元が寒いということがありません。

風が直接あたることもないので、不快さがなく、ほこりが舞うのも最低限に防げます。

 

現在、床下エアコン体感会を実施しております。

ご興味のある方は、ぜひいらしてください。

詳しくはこちら。

真冬の今だから意味がある。床下エアコン体感会 12/22~2/3まで開催

2021年12月22日 17:10   Category : ニュース

季節はいよいよ本格的な冬の到来です。

 

天気予報によると、明日の横浜、最高気温は11℃まで下がります。

さらに12/25クリスマスの夜には冬将軍・寒波の襲来で、翌26日の最低気温は-1℃、最高気温は6℃までしか上がりません。

 

冬至の今日12/22から、1/5小寒の寒の入り、1/20の大寒を経、2/3立春前日までが最も厳しい寒さを感じる約40日と言えるでしょう。

 

ようやく床下エアコンの実力を試していただける40日を迎えました。

何のために、本社およびショールームを建てたのか?

それは、これから家づくりを検討されている皆様に、床下エアコンの心地よさを体感していただくためです。

 

一番実感していただきやすい40日がやってまいりました。

 

床下エアコンは、家庭用の普通のエアコン1台で家全体を温める画期的な仕組みです。

凍えるような寒い今の季節しか、その真の実力を試すときはありません。

これから家を建てようと思っていらっしゃる方は、ぜひ一度その実力を試しにいらしてください。

本社かショールームにて、ご体感いただきます。

安全かつ、じっくりとご体感いただけるよう、完全予約制とさせていただいております。

 

事前にお電話か問い合わせフォームにて、お申し込みくださいますよう、お願い申し上げます。

 

*恐れ入りますが、12/29(水)~1/4(火)まで年末年始休暇をいただいております。

ご承知おきくださいますよう、お願い申し上げます。

年末年始の営業につきまして

2021年12月17日 17:28   Category : お知らせ,ニュース

 

 

 年末年始の営業につきまして下記の通りご案内させていただきます

 

 

<年内> 2021年12月28日まで営業
<新年> 2022年1月5日より通常営業

 

 

お休みの間にいただきましたお問い合わせにつきましては

1月5日より順次対応させていただきます。

ご不便をお掛けして申し訳ございません。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 


 

  

 

早いもので今年もあと2週間あまりとなりました。

ほんの少し、コロナの勢いに落着きが見え、外の明かりが夜長明るく灯るようになり

街が息を吹き返したように感じられます。

家の中も外も温かな灯りに溢れる日々が長く続いてほしいと願います。

私たちは たくさんのお客様との出会いに恵まれ、たくさんの「我が家の家づくり」のお手伝いを

させていただくことができ、忙しくもとても幸せな一年を過ごすことができました。

日々の暮らしの形が絶え間なく変化する中、「心も体も健やかに暮らすための家」が

とても大切であることを一層強く感じる一年でもありました。

鬼塚工務店の家づくりへのこだわりが少しでも多くのお客様の家づくりに役立ちますよう

来年も頑張りたいと思います。

この年末年始を穏やかに健やかにお過ごしになられますよう心よりお祈り申し上げます。

 

                               ■  


 

冬の暖房「床暖房と床下エアコン、どっちがいいの?」

2021年11月24日 10:14   Category : ニュース,未分類

天気予報によると、これから最低気温が10℃を切る日が続くそうです。
横浜市の本日の最高気温は17℃。一般に、16〜18℃を下回ると暖房が必要になると言われています。

家づくりの現場では、
「壁掛けエアコンだけでは、足元が寒い。だから、床から暖かい暖房を採用したい。本当のところ、床暖房(温水式)と床下エアコン、どっちがいいの?」
という、質問をいただくことがあります。
本格的な冬の到来を感じるこの機会に、ご説明したいと思います。

どっちがいいのかを語る際のポイントは、大きく3つ。
まずは、快適性。2つ目が、コスト。そして3つ目は長く使えるかどうか。

順にご説明します。

 

まずは快適性。
リビングに居る限りにおいては、床暖房も床下エアコンも、どちらも快適に過ごせます。
床暖房は、設置される範囲が限定されるので、設置されないリビング以外の床は暖かくなりません。

また、床暖房が設置されていない2階には、十分な暖かさが伝わりませんので、別の暖房器具が必要になります。

一方の床下エアコンは、1階の床下=基礎の内側全体を温めるので、キッチンもトイレも洗面脱衣室など、全ての床が温かくなります。

暖気で暖めていますので、ゆっくりと2階にも上昇し、家全体を温めます。
設計上の工夫が必要ですが、2階層の家であれば、床下エアコン1台でまかなえます。

快適性は、家中をやさしく温める床下エアコンに軍配が上がります。

 

続きまして、コストについて。
コストは、初期費用とランニングコストに分かれます。

まずは初期費用について。

床暖房を設置する場合。

リビングだけに施工するとして、概ね60万円くらいの費用がかかります。

床下エアコンは、8畳用のエアコンと設置にかかる費用で概ね10万円ほど。これに、床下断熱の施工費用がプラスアルファでかかります。

建物の大きさにより費用は異なりますが、両方合わせても、床暖房の費用60万円よりも安く抑えられます。

 

ランニングコストについては、使用方法や家の大きさによって幅があるので、明確に数字で表すことは避けます。
しかし、オイルヒーターや電熱を利用する床暖房などは、ひと冬使って、あまりに高額な電気代に驚き、翌年以降使えなくなった、というお話しをよくききますが、床暖房も床下エアコンも、そんなことはありません。
多くの場合、想定の範囲内のコストで、毎年お使いいただけると思います。

 

最後に、長く使えるかどうか。
まず、床暖房の熱源は給湯器、床下エアコンはその名の通りエアコンです。
いずれも10年程度で寿命がくる機器です。壊れたら買い替えれば長く使えます。

一方の熱の伝達経路はどうか?
床下エアコンは、床下から出る暖気が、上昇気流の通り道を伝って、家中に行き渡る仕組みです。
特別な配管は一切ありません。

床暖房は、給湯器で沸かしたお湯を配管に通して、床に循環させています。


東京ガスのサイトを見ると、「約30年相当の耐久試験を行っていて、家と同程度の耐久性がある」と書かれています。
「それなら安心。」
と、素直に信じていいものでしょうか?

先日、当社で家づくりを進めていただくことになったお客様。
あるハウスメーカーでお話しを進めている中で、床暖房の設置を検討されていました。
営業マンに「これ、故障したら、どうすんの?」と聞いたら、自信満々に、「壊れないから大丈夫です!」と言い切ったそう。
そんなわけないだろ!と思ったお客様、当社で床下エアコンを採用する家づくりに切り替えていただくことになりました。

壊れなければ、それに越したことはありませんが、床暖房の配管に問題が生じたら、床を壊してやりかえるしかありません。
床暖房について、給湯器以外に問題が生じ、使えなくなることはそれほど珍しいことではありません。
そうなった方の多くは、多額の修理費用を負担して修理されることはなく、壊れたままの状態でやむなく他の暖房に切り替えられるのです。
床暖房の怖さは、この壊れた時のリスクが大きいことです。

以上のことから、当社では、床暖房か床下エアコンで迷われているなら、床下エアコンをおすすめしているわけです。

ただし、床下エアコンを採用するには、大前提として、基礎断熱をしっかり行った、気密断熱性能の高い家でなければなりません。
そうでない家に床下エアコンを採用すると、温かくないばかりか、どんどん熱が逃げてしまうため、エアコンの運転にも負荷がかかり、光熱費も跳ね上がります。
もし、住宅性能が高くないのであれば、床暖房にした方が、直接床を温めていますので、暖はとりやすいです。

床下エアコンの施工実績がない依頼先に、床下エアコンの施工を頼むのはとても危険です。
結果、暖かくないばかりか、白蟻の危険や床下の結露によるカビの発生など、思わぬ事故につながる可能性があります。

床下エアコンは、今考えられる最高の暖房器具だと思っていますが、その効果を得るためには、様々な下準備が必要なのです。

ご興味のある方は、家づくり相談室までいらしてください。相談室にも、床下エアコンを設置してありますので、体感しながら、詳しく説明させていただきます。

床下エアコン実装レポート

2021年10月23日 05:44   Category : ニュース

これからの時代、暖房は床下エアコンがベストだと確信しております。その理由は大きく3つ。まずは、トータルコストが安い。構造上、床下からエアコンの暖気を室内に行き渡らせる仕組みを最初に作る必要がありますが、あとは普通のエアコン1台とそのランニングコストのみ。エアコンが壊れたら買い替えるだけで、複雑な仕組みはありません。とてもシンプルです。

2つ目に、環境にも人体にも優しいこと。火を燃やさないから安全な上、二酸化炭素も出さず空気が汚れません。3つ目になんといっても快適であること。壁の高い位置にあるエアコンから暖気を出すと、足元は暖かくならないし、直接、身体に風があたって不快ですよね。床下エアコンなら、対流と伝導によって床下から家全体を温めるので、ほとんど風を感じることなく、家中どこも暖かいのです。今回はその床下エアコンを実装したお宅のレポートをお届けしましょう。

この隅にあるのが“それ”です。

カバーを開けると、ダイキンのルームエアコンが入っていて、暖気の吹き出し口が、床下にもれなく届くようにカバーされています。

左手のエアコンカバー上部は、エアコンに空気を取り込むための通風口で、右手が床下に溜まった暖気を室内に送る通気口です。

この通気口は、家の隅々にあります。

リビングは、この通気口ともう一つ。

右手の窓の下に見えますね。

こちらはキッチンの奥。キッチンは通常の暖房ですと、なかなか暖気が届かず足元が寒いもの。この通気口からの暖気だけで暖めるわけではありません。床下に暖気が通っているので、床全体が常に暖かいのです。

こちらは洗面所の横。さらに、

脱衣室にも取り付けます。

洗面所、脱衣室はヒートショックが起こりやすいところ。

ヒートショックと言えばもう一つ起こりやすいのがこちら。

トイレです。

トイレの床下からも暖気を取り入れ、リビングと同じくらい暖かい環境を整えます。

とはいっても、「本当にエアコン1台で家全体が暖かくなるの?」と疑われる方もいらっしゃることでしょう。

実証したいところですが、取材当日は10月にもかかわらず、外気温28℃の夏日。

夏日でなくても、10月だと暖房は不要ですので、その効果はわかりませんね。

そんなときのために、床下エアコンを装着している当社のショールームで撮影した、サーモグラフィーの写真をご紹介しましょう。

外気温8.1℃の時に、床下エアコンのみで暖房しているリビングの様子です。

真ん中の〇印の部分が、左上の22.7℃を表しています。

注目していただきたいのは、床下から天井まで、ほとんどムラなく暖かい状態をキープしているということ。青くなっているのは窓ですが、それでも18℃程度です。

一方で、YKKAPの樹脂サッシを使っていてもこれだけ室温とは開きがありますので、いかに窓が熱を逃がしやすいか、ということもお判りいただけると思います。

いかがでしょう?床下エアコンが最強だと思う理由、共感いただけたでしょうか?

もし、共感いただけなかったとしたら、もう少し季節を待って、寒い冬に当社のショールーム、あるいは事務所にお越しください。事務所にも床下エアコンが装着されていますので、その快適さを実感していただけます。

 

さて、厳しいのは冬の寒さだけではありません。夏の暑さもたまりませんね。

こちらのお家は夏を快適に暮らすためのエアコンの装着にも工夫を凝らしています。

まずはご覧いただきましょう、こちら。

通常、リビングの壁の高い位置にあるエアコンを階段室に設置しています。

このエアコンも普通のダイキンルームエアコン10~12畳用。

この位置で、このまま回れ右をすると、

リビング上部の吹き抜けがあります。エアコンからの涼しい風が、この吹き抜けを通ってリビングに届きます。エアコンの風向きを下向き固定にすると吹き抜けには届きませんので、上向きか上下にしておきます。

こちらがリビング側からの眺め。

そのままでも冷たい空気はゆっくりと下に落ちてきますが、空気を撹拌させる意味もあり、シーリングファンを回します。

夏場のシーリングファンの風向きは、上から下へ。冬場は下から上ですね。

これで2階に溜まった冷気は吹き抜けと階段室を通じてゆっくり1階を冷やすというわけです。

先ほどお話した通り、この日は外気温28℃でエアコンが欲しい陽気でした。冷房をオンにしても、リビングにいるとほとんど風を感じませんが、次第に冷気がいきわたり、快適に過ごせる空間になりました。吹き抜けの下で静止して、冷気を感じようとすると、かすかに心地よい涼風を感じることができました。「エアコンの涼風が直接あたるのは不快」という声を聴くことがありますが、そのような不快さは全くありません。このエアコン1台で、リビングと2階のファミリースペースのエアコンは十分です。各居室は、住み始めてからそれぞれの使い方次第で必要となれば買い足していくことをオススメしています。閉め切って使うのであれば、必要になるでしょうが、開放していても問題がなければ増設しなくても行けそうです。

夏を快適に暮らすには、エアコンだけに頼らない工夫も必要です。それは、西日を遮ること。

今回のお住まいは、西向きのリビングですので、午後の日差しが直接入ります。

いくら涼しい風を室内に送り込んでも、強い西日が差し込んでしまったら、相殺されてしまいます。直接、陽が当たっている床は、ホットカーペットをオンにしているほどの熱を感じます。もし、真夏にホットカーペットのスイッチが入っていたら、びっくりしてオフにしますよね。それくらい西日を遮るサンシェードの役割は重要です。すだれやよしずがあれば最高です。

 

夏の場合も「本当に効果あるの?」という感想をお持ちの方もいるでしょう。

同じく、ショールームの真夏の様子をご覧いただきましょう。

こちらが2階にあるエアコンだけで1階リビングにも冷気を届けている様子です。

外気温34.6℃の時のリビング、右のサーモグラフィーの中央は27.5℃。真夏なら心地良い温度です。

冷気は下に降りるので床面の方がほんの少し温度が低いですね。赤い部分は窓。真夏の場合もやはり窓が熱を通しやすいのがわかりますね。

「身をもって体感したい!」と思われた方は、ぜひ来年の夏、ショールームにお越しください。

お待ちしています。

 

 

 

気密測定の巻

2021年10月04日 19:05   Category : ニュース

先日、当社が建築している横浜市内の現場で、気密測定を行いました。

当社では、現在、お引き渡し前に全棟気密測定を行っています。

今回は、その模様をお知らせしましょう。

その前に、なぜ気密性を高める必要があるのか?を、おさらいしておきたいと思います。これは、気密性が低いとどんな悪いことが起きるのか?を考えるとわかりやすいと思います。

大きく3点あります。

気密性が低いというのは家にスキマがたくさん空いているということ。となると、

1.寒い冬、そのスキマから冷気が侵入します。夏場はいくらエアコンを効かせても、熱気がどんどん入ってきてしまいます。となれば、

2.光熱費が余計にかかり、地球にやさしくない家に住み続けることになります。

3.気密性が低いと計画通りに換気が行われず、湿気を含んだ空気が滞ります。寒い冬、その湿気を含んで淀んだ空気が、外気に冷やされた窓や壁に触れ、露点を下回ると、結露します。壁の内部や床下など、目に見えないところに慢性的に結露が発生すると、カビや腐朽菌が繁殖し、家の寿命を縮めます。

 

要は気密性が低いと、夏冬の厳しい外気の影響を受けやすくなるので、1.不快になり、それを解消するため、2.冷暖房コストがかさみ省エネの流れにも逆行、その上、3.家の寿命まで縮めかねない、と悪いことだらけなのがおわかりいただけると思います。

 

そんなに大切な気密性の高低を測るモノサシは、床面積あたりのスキマ面積=C値と呼ばれる基準です。

例えば、C値1.5㎝²/㎡であれば、100㎡の床面積で150㎝²=はがき1枚程度のスキマがありますよ、ということになります。

 

スキマの大きさは机上の計算で測ることはできません。ちょっとしたゆがみや、配管の納め方などで大きく異なりますので、実測するしかその数値を把握する手立てがありません。だから、今回のような気密測定が必要になります。

 

大雑把な仕事だと、スキマだらけの家になるというのは、簡単にご想像いただけるのではないかと思います。

気密測定の方法は、まず

このバズーカ砲のような機械で、室内の空気を抜きます。

そうすると、抜いた分だけ外から空気が入ってこようとする圧力が働きます。

真空状態の家というのは現実的にありませんから、最終的には外気と同じ気圧になります。

そこに至るまでにかかる時間などから、その家のC値をこのテスターが算出します。

測定を開始する前に、通常空いているけれど、気密測定を行うために、塞ぐ必要のある開口部があります。それは、換気扇のダクトと、吸気口、及び設備機器の排水口などです。

 

設備機器の排水口は、生活が始まるとトイレにお水が溜まっているように、見えないところでも水で閉じている状態になります。しかし、お引渡し前はまだ封水されていない状態ですので、テープでふさぎます。

 

換気扇と吸気口もしっかり塞ぎます。先にご紹介した気密性を高めないとダメな理由3.の家の寿命が短くなるから、に直結するのが、家の隅々まできちんと計画的に喚起を行うということ。そのために気密性を高める必要があります。気密性が高ければ、換気扇から外に出した空気の分だけ、家中の吸気口から新鮮な空気が入ってきます。気密性が低いとスキマから空気が入ってきてしまい、換気扇から遠い吸気口から空気が入って来ず、その部屋の空気が淀んでしまいます。なので、換気扇と吸気口だけが空いている状態が望ましいのです。穴の開いていないストローでジュースを飲むイメージです。気密測定をする際には、どちらもテープでふさぎます。

 

気密性の高い家を建てることが、とても大切なことはおわかりいただけたのではないかと思うのですが、実は世間一般でよくつかわれる「高気密住宅」の定義は定められていません。

 

先に申し上げたように、気密測定をしなければ気密性能は測れないのに、測定をせずに「高気密住宅」を謳っている広告も散見されます。

 

これは、根拠レスと言わざるを得ません。

ちなみに、当社では、C値1以下であれば、高気密住宅の性能を発揮できると考え、

全棟気密測定を実施して、その数値以下でお引き渡しすることを条件に「当社の家は高気密住宅です」とご説明しています。

 

この気密測定、当然ですがC値を実証することを目的に行います。もちろんそれも大事なのですが、もう一つ、大きな目的があります。

それは、気密測定を実施する前提で家を建てることにより、施工精度が上がるということ。

家のスキマを埋めるのは、経験がないと想像以上に大変で、ちょっとした心配りのなさで、すぐにスキマが空いてしまいます。電気、水道、ガス、といった配管や、コンセント、果ては家そのものの歪みなど。

 

気密測定が行われることを前提に建てられる家の担当者は、ちょっとした手抜かりがすぐに数字に表れてしまうことを知っているので、現場の緊張感が違うのです。

その緊張感の中で仕事を進めていくのが当たり前になると、スキマが出やすい勘どころも掴めてきて、技術も上がり、ますます精度が上がります。

 

とはいえ、限りなくゼロに近づけようとは、今のところしておりません。C値1以下であれば、十分、快適に、計画換気もできると考えているからです。

今回の実測値は0.7でした。

当社が目指すのは、いい家をどこよりも安くご提供すること。

いい家だけど、過剰なコストをかけて、高くなってしまってはダメだと思っています。

何事もバランスが大事ですよね。

気密性が高ければ、室内干しでも洗濯物がカラリと乾きます。

2021年09月17日 21:40   Category : ニュース

バルコニーを設置せずに、洗濯物はもっぱら室内干しで、というご家族が増えています。先日、お客様インタビューでお邪魔したK様のお宅も室内干し派。室内干し派の強い味方は、ガス乾燥機の乾太くん。

乾太くんの評判は上々ですが、苦手なものもあります。それはビーズなどの装飾が付いた衣類や、縮み易いガーゼ生地のモノ。特に赤ちゃんの衣類は縮み易いものが多いので不向きです。こういったものを干す際は、バルコニーがありませんから、当然室内干しになります。

室内干しは、通常、日当たりの良いリビングや、2階の居室に、吊り下げ天井物干しを設置するケースが多いと思います。でも、「リビングに洗濯物を干すのはちょっと抵抗がある」ということで、K様邸では、1階中央の洗面室に続く収納スペースの一部に干していました。

その収納はリビング側から見ると、中折れ戸のあるクローゼットになっていて、普段はコートなどのアウターをかけておき、2階に上がることなく外出できる動線になっています。

そのハンガーパイプに、乾太くんでは乾かすことができない衣類を干していらっしゃいました。

「洗濯ものをハンガーに干すときはリビング側の扉を開けておくんです。そうすると空気が通って、洗濯物が良く乾くんです。梅雨時でも問題なく乾いたのでちょっと驚きました」と奥様。

1階のど真ん中にある収納スペースですから、日差しは全くありません。普通に考えると、洗濯物が乾く場所ではありません。

なぜ乾くのか?その理由は、住宅の気密性が高いからなのです。

当社では、現在、お引渡し前に気密測定を全棟実施していて、C値(床面積あたりの隙間)=1㎝²/㎡以下でお引き渡しすることをお約束しています。これは床面積1㎡あたり1㎝²以下の隙間までに抑えますよ、ということです。以前定められていた省エネルギー住宅の基準ではC値5以下であることが求められていましたので、それに比べてかなり気密性が高いということがおわかりただけると思います。K様邸お引き渡し時点では、全棟気密測定を実施する前でしたが、気密性を高める意識で家づくりに取り組んでいたことに変わりはありません。

気密性が高いということは隙間風が入りにくくなるので、夏・冬の冷暖房費が抑えられ、省エネになります。一方で、そのままだと汚れた空気が外に排出されず充満して、シックハウス症候群になったり、酸素濃度が下がったりという問題が起こります。

そのようなことにならないように、現在では必ず24時間換気システムを導入することが義務付けられています。

K様邸もそうですが、多くの住宅で採用されている24時間換気システムは、脱衣室や浴室、トイレなどに、24時間換気システムを設置し、室内の汚れた空気を排出します。排出された分、新しい空気が家の中に入ろうとしますよね。その入り口を各部屋に吸気口を取り付けることで、確保してあげます。住宅の設計段階で、空気の流れを計算し、汚れた空気が滞らないように計画しています。

ところが、気密性が低いと、計画通りに空気が流れません。換気扇から空気が排出される際に、近くの隙間から空気が吸い込まれ、遠くにある吸気口から空気が入ってこないからです。

空気が流れないお部屋の空気は滞り、冬場はその空気が窓や壁の冷気に触れて結露が発生するのです。空気が計画通り流れていれば、湿気を含んだ空気は露点を下回ることなく流れていくので、結露もしません。

K様邸の例では、計画通りに家の中を空気が流れているので、1階中央の日が当たらない場所でも、クローゼットの扉を開放することでその風が洗濯物に触れて、湿気を取り去り、からりと乾いたというわけです。

そうはいっても、K様邸の場合はあくまで乾太くんの補助的な役割としての室内干しですので、洗濯物の量は限られます。ご家族の人数や洗濯物の量によっては、除湿器などの設置をオススメする場合もあります。そのあたりは、設計段階でお話をよくお聞きした上で、ご提案させていただいております。

除湿器を使って室内干しをしている事例はこちら→川崎市O様邸

結露するかしないかは、計算で割り出せます。

2021年09月03日 08:49   Category : ニュース

真冬の朝、ガラス窓やサッシがぐっしょり濡れてカーテンにペタっとくっついている・・・。

このような経験をされた方、多いと思います。

結露は、外の冷たい空気にさらされた窓ガラスやサッシに、室内の湿気を含んだ暖かい空気が冷やされ、露点=空気に含まれていた水蒸気が水に変わる温度に達することで起こります。

窓ガラスで発生する結露も嫌なものですが、実は壁の中でも発生します。

真冬の冷たい空気で冷やされるのは、外壁も窓と変わりません。「でも室内の暖かい空気が壁をすり抜けて、窓に触れるように急激に冷やされることはないよねえ?」そう思われそうですが、実際には結露が発生している場合が少なくないのです。

壁の中では、ほとんど空気の流れはありませんし、拭くこともできません。結露が発生したら、そのままジュクジュクと湿った状態が続き、カビがはえ、最悪の場合、腐朽菌が発生し、家を内部から腐らせます。

日経ホームビルダーより

壁の内部は、クロス、石膏ボード、断熱材、防水シートなど、様々な部材で構成されていますが、それぞれ熱を伝え、湿気も通します。もちろん、窓に直接触れる空気に比べれば、通す湿気は微々たるものですが、壁内部の温度が露点に達してしまえば、結露は発生してしまうのです。

最も寒い季節=寒の入りと呼ばれる小寒から、大寒が明ける寒の内は4週間も続きます。この間、室内温度と外気温は20℃近く差がある日が続きます。十分に注意して、壁を構成する部材を決めなければ、知らぬ間に内部結露が発生してしまう可能性があるのです。

そんなことにならないために、結露が発生するかしないかを設計段階で判断できるのが結露計算なのです。専用のソフトに、壁の構成部材などを入力して、結露するかどうかを確認できます。

真ん中やや右の列、赤地に×となっています。これがこの条件だと結露が発生しますよという警告です。

先ほどの赤地に×があった列。温度と湿度は同じですが、部材を変更することで、全て〇が付きました。この条件なら結露はしません。ちなみに、この構成部材は当社が通常お客様にご提案しているものです。

簡単に入力の仕方をご紹介すると、中央やや右の最上部に、寒い冬の外気温と湿度、その時の室内温度と湿度を設定し、壁の構成材を入力します。

気温と湿度を入力

壁の部材を入力

構成部材と厚さを入力すると、あらかじめ設定された熱伝導率などが自動入力されます。

それにより、室内から室外に向かって下がる温度が、露点を下回らなければ、結露はしないと判断できます。

この図の左側、赤線境界面温度20℃の部分が室内で、色の変わっている部分が壁の構造材、一番右の3.1℃の部分が外気温と同じ温度です。室内から外に向かって熱が構造材を通りながら下がっていき、青い線=露点と交わるかどうかを確認します。

上図の構造部材では、温度と露点が交わらないので、結露が発生しないと判断できますが、室内温度20℃、外気温3.1℃の条件を変えずに構造部材だけを変更すると、

このように温度が露点を下回り、この条件では結露が発生してしまうのです。

 

結露は、「この部材を使えば結露しません」と断言できるようなものではありません。きちんと結露計算を行わないと、結露するかしないかを判断することはできないのです。

鬼塚工務店は、全棟気密計算とともに結露計算も行い、真冬でも壁内部の温度が露点を下回ることがないことを確認して、構造部材のご提案をしています。

「建築条件付き土地」にはご注意ください~追記

2021年08月25日 11:37   Category : ニュース

先日の「建築条件付き土地」にはご注意ください、の記事に対して、あるお客様からご指摘をいただきました。
「仕様が低かったり、プラン変更の金額に納得できなければ、契約解除すればいいんじゃないないの?」と。
その通りです。
そう言うと簡単に聞こえるのですが、土地取引には、ほかの商品と比較して、決定的な違いがあります。
それは、唯一無二であるということ。
しかも多くの場合、建物も含めて、生涯で最も高額の買い物になります。
「ま、この土地でいいか。」なんて簡単に決められるものではありません。短い方で3ヶ月、場合によっては何年も探している方がいるほどに慎重に決めるものなのです。
時間もかかるし、毎週末にとられる時間も半端じゃありません。
しかも、その土地を手に入れられるかどうかは早いもの勝ち。
不動産会社の営業マンに「この物件は、人気があります。いま2組のお客様が検討中です。お早めにご決断を。」などと言われると、気もはやります。
こうして何度も足を運び、熟慮を重ねた結果、決断を下した物件なのです。
「もうあんな苦労はしたくない!」
「子供が小学校に上がる前には決めないと。」
「いつまで家賃を払い続けるんだ!」
などなど、そんなに簡単に解約できる状況ではない場合が多いのです。
そんな時に、「この週末を迎えると、もう残っていないかもしれません。ご決断を!」
などと煽られ、結果「建物はガマンするか。」ということになるケースも多いのです。
あらかじめ理解した上での判断であれば、納得済みですので、それはそれで良いでしょう。
でも「え?そうだったの?」と契約後に気づき、やむに止まれず、そのまま家づくりを進めるのはあまりに残念です。
だから、土地を探し始める前に、自分たちが欲しい家はどういう家なんだ?ということを知り、それにはいくらくらいかかるのか?を把握してから、土地探しを始めることをお勧めしているというわけです。
土地探しから家づくりを始められる方は、こちらもぜひご覧ください。