専用通路のある土地に建てた注文住宅@横浜市港南区
2024年04月24日 15:00 Category : ニュース,未分類
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先日、横浜市港南区の閑静な住宅街に建築中の、完成間近の現場に行ってまいりました。
敷地面積140㎡と、数字だけを見れば十分な広さのある土地ですが、敷地延長の旗竿地のため、建物を建築できる面積は限られます。
幅約2.5m×奥行き約12mあるので、通路部分の面積は30㎡ちょっと。
残る110㎡ほどに建てることになるので、それほど余裕があるわけではありません。
プランのご要望は、主に1階でお母さまが、2階にお子様が生活されるイメージです。
1階に寝室を1つ設け、トイレ、浴室、洗面脱衣洗濯室などのサニタリースペースを確保した上で、残る広さにLDKを設けようとすると、かなり狭くなってしまいます。
さて、どうするか?
こうしました。
通常、玄関ドアを開けると、ホールがあり、LDKにつながります。
2階リビングの場合は、玄関ホールと階段室がつながるイメージです。
その玄関ホールを設けてしまうと、LDKが窮屈になってしまう!ということで、玄関を開けたらすぐにLDKが広がるオープンなプランとしました。
中央やや左に見えるのが玄関ドアで、その左に玄関収納があります。
得られる開放感と引き換えに問題になるのは、ドアを開けた時の見栄え。
そのあたり、しっかりとイメージを膨らませて仕上げたのがこちら。
ウォールナットの無垢の床材に、落ち着いたグレーのタイルで仕上げたように見えるグレー系のクロスで仕上げました。
左手を見れば、
ドドーンと開放感のある吹き抜け。
東南、南西両サイドに設けたスリット窓が印象的です。
壁面には、オーデリックの光り輝くブラケットライトを設置。
実物を見るともっといい感じなので、寄ってみましょう。
光の反射で浮かび上がる壁面。
鬼塚の漆喰、エスタコウォールで仕上げています。
吹き抜けの右側を見上げると、
黒い手すりの向こう側は、2階のホール。
2階にもシンプルで清潔感のある洗面化粧台を設置しました。
前面にはモザイクタイルをちりばめたような清潔感のあるクロスを採用しています。
階段室の右上には夏用のエアコンを設置。
このエアコン1台で、1階のLDKと2階ホールに涼しい風を届けます。
冬は先に見た階段室の下に設置した床下エアコンが活躍しますが、少し寒いと感じた時には、この夏用のエアコンを暖房用に使うことも可能です。
こちらは2階の吹き抜け側から見たところ。
洗面台と建具の間に見えるのは室内窓。
スモーク風に仕上げてあり、外からの光を採りこみつつ、中はよく見えない仕様。
室内のウォークインクローゼット内側の可動棚を仕切る建具にも採用しています。
この鏡面のガラス戸があると、見えそうで見えない遊び心と、奥行きの深さが感じられます。
2階のお手洗い、アクセントウォールは洗面化粧台正面と同じ、モザイクタイルを思わせるクロスで仕上げました。
最後は浴室。
少し大きめの1616サイズでゆっくりバスタイムを楽しめる広さを確保しています。
システムバスはTOTOのフラッグシップモデル”SYNLA”(シンラ)
最大の特徴は、写真中央の浴槽に付いたヘッドレスト下部から流れ出る肩楽湯と、その下の腰にあたる部分から噴出される腰楽湯。
疲れがたまりやすい肩と腰に心地よい刺激を与えてくれます。
このお風呂に毎日入れると思うと、お風呂好きにはたまりません。
今回のお住まいは、延床26坪あまりと、決して広くはありませんが、玄関ホールを省いたことで吹き抜けのあるLDK18帖を確保したり、2階のホールを設けたりと、必要な御部屋を確保しつつ、ゆったりとしたスペースを確保することができました。
1階床には無垢のウォールナット、壁には漆喰の塗り仕上げ、さらにインテリアの照明やクロスにもこだわり、とても素敵なお家に仕上がりました。
N様、この度は鬼塚工務店を信頼して、家づくりのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。