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完成間近の床下エアコン暖房の家 体感レポート! 

2022年12月13日 18:32   Category : ニュース

先週金曜日、完成間近の現場にお邪魔してまいりました。

外構工事中の現場はこちら。

外観

バルコニーを支える柱と梁が印象的ですね。

どれくらいの広さがあるかというと、

バルコニー

写真では伝わりにくいかもしれませんが、奥行き2m強、幅8m弱の広々バルコニー。

卓球台を2台並べて遊べるほどの広さがあります。

先ほどのアングルでは見えませんでしたが、ちょっと引いてみると、

ソーラー

屋根一面にソーラーパネルを敷き詰めています。

今回のお住まいは、V2Hシステムを導入されました。

V2Hとは、ビークルトゥホーム(Vehicle to Home)といって、電気自動車を充電池に見立て、発電した電気を車に充電したり、逆に、車に充電した電気を家庭で使ったりすることができるようにする仕組みです。

あと2週間ほどで冬至を迎える昼の短い日でしたが、たっぷりと太陽の光を浴びて、

発電中

しっかり働いてくれていました。

 

さて、早速ですが、室内をご紹介しましょう。

リビング

ダイニング側から見たリビングです。

左手奥のアクセントウォールは、壁掛けTV用の金具が設置されています。

正面から

正面の壁はクロスではなく、セメント系の素材で作られたタイルで仕上げています。

その名もSOLIDO.

光の加減でその良さが伝わりにくいのが残念ですが、実物を見ると1枚1枚表情が違い、時間が経過してもその意匠性の高さににんまりしてしまうようなマテリアルです。

 

その下に造りつけ収納がありますが、右手のルーバー内部に床下エアコンが設置されています。

12/9当日、最低気温7℃、最高気温14℃。

玄関ポーチに置いた温度計

お昼の気温はその日の最高気温に近い12℃でした。

環境省が推奨するウォームビズでは、冬、快適に過ごせる室温の目安は20℃とのこと。

完成間近で、床下エアコン暖房を運転させた室内の温度をご紹介しましょう。

まずは、キッチンから。

キッチン床

ちなみに、床下エアコン暖房は先ほどご紹介したリビング西側の1台のみ。

東に位置するキッチンから7m以上離れています。

でも、この床下空間には仕切りがなく、つながっているので暖気が届いて21.5℃でした。

浴室前の脱衣室

北側の浴室前の脱衣室です。

キッチンよりはやや下がり、19.7℃。

寒さは感じません。

2階子供室

こちらは2階、北側の子供室。

21.9℃あります。

床下エアコン暖房は、冬の間中運転をずっと続けるので、床下からの暖気が1階の建物自体をじっくりあたため、ゆっくりと2階にも行き渡ります。

 

家の断熱性と気密性が高ければ、床下に設置したエアコン1台で大抵の場合、環境省が推奨する目安20℃をクリアすることができます。

 

「それじゃあ、夏は?」

これまで夏のエアコンは、階段室や吹き抜けがあれば2階の壁面に設置して、家中に冷気を行き渡らせる方法を採用していました。

しかしこの方法だと、閉め切った寝室には、冷気が行き届かず、個別にエアコンを用意する必要があります。

その問題をクリアすべく、今回のお宅では、小屋裏にエアコンを設置して、そのエアコンがつくり出す冷気をダクトを通じて各居室に送る仕組みを導入しました。

子供部屋

この吹き抜けになっている子供部屋の吹き出し口の向こう側に小屋裏があり、エアコンが設置してあります。

断熱性の高いダクトを通じて、冷気を届けます。

主寝室

主寝室の天井にも、

リビングダイニングキッチン

1階のリビングダイニングキッチンにも冷気を送ります。

暖気は下から上へ流れるので、床下エアコンで暖房を行い、

冷気は上から下へ流れるので、小屋裏エアコンから家全体に涼しい空気を送ります。

たった2台のエアコンで、夏も冬も快適に暮らせる家ができました。

 

書斎

こちらはリビングにつながる書斎。

外からも内側からも様子がうかがえる窓付きの建具で、光もたっぷり採りこめます。

洗面化粧台

洗面化粧台は下台のみ設備メーカーの商品を設置して、正面にはタイルを取り付け、鏡と照明、タオル掛けを統一感のあるトーンでセレクトしていただきました。

照明の陰影がアクセントとなって、入るたびにちょっとわくわくします。

ドライルーム

洗面室に続くランドリールームは、脱衣スペースと洗濯機、ドライスペースが分かれているのでとても使いやすいと思います。

特にドライルームは奥行き3m超の広さがあるので、たっぷり干せます。

以前にお客さまインタビューで、あるお客様が「ドライルームに除湿器を置けば、洗濯物がよく乾く」と仰っていましたが、最近の除湿器は非常に優秀です。

主寝室

こちらは主寝室。

左手の扉奥は、2階の洗面化粧台、その先のお手洗いに続き、右手は1階からスムーズに出入りできる動線です。

毎朝の身支度は2階の洗面化粧台を使えば、とてもスムーズですね。

 

駆け足でご紹介させていただきましたが、奥行き2m超の広々バルコニー、V2H、床下エアコン暖房、小屋裏エアコン冷房、使いやすいランドリールーム、リモートワークもできる書斎、さらに細かなマテリアルも丁寧に選んでいただけた、盛りだくさんなお住まいでした。

このような充実の家づくりには「こういう選択肢がある」ということをまずは知ることがとても重要です。

「じゃあ、どうすればいいの?」

と思われたなら、まずは当社のショールームにお出かけください。

床下エアコン暖房や、断熱性が高い窓とはどういうことなのか?など、実感としてお判りいただけると思います。

ショールームの体感会は予約制です。

ご興味ございましたら、お電話かお問い合わせフォームより、ご予約をお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

【ZEH目標】ZEHビルダーに登録するための申請を行いました

2022年11月18日 09:56   Category : ZEH(ゼッチ),ニュース

「そもそもZEHビルダーとは何か?」

 

簡単に言いますと、

「国が推奨するゼロエネルギーハウスを建てたら、補助金を差し上げます。その為には、まず登録されているZEHビルダーに相談してくださいね。」

ということで、お客様が、ゼロエネルギー住宅を建てて補助金をもらうには、依頼する建築会社がZEHビルダーの登録を済ませておく必要があります。

 

ゼロエネルギー住宅とは、使うエネルギーを実質的に創るエネルギーで賄えるお家のこと。その為には、

・照明やエアコン、給湯器などの住宅設備に省エネなものを使い、

・冷暖房が必要な季節には、少ないエネルギーで済むように断熱性を高め、

・さらに、使用するエネルギー以上の電気を発電する、太陽光発電を設置する必要があります。

 

もともと当社では、

「夏も冬も快適に暮らせる高い性能の住宅を建てて、お客様に大満足していただこう!」

という想いで家づくりを行ってまいりました。

なので、これまでもZEH基準を超える、断熱性能の高い家を建ててきました。

 

今後はZEHビルダーに登録して、補助金を使いたいと言われるお客様のご要望にも応えてまいりたいと思っています。

 

2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、住宅も進化していかなければいけません。

今後は、お客様のご要望を第一に考えながら、その視点も忘れずに、家づくりを進めていく所存です。

 

当社のZEH普及目標と実績

 

 

10月も現場見学会開催致します!

2022年10月18日 10:05   Category : ニュース,現場見学

10月も鬼塚工務店が造った大切なお客様のご新居を

注文住宅をご検討中の方に向けて、特別にお披露目いたします。

 

今回は1日限定の開催となります❗❗

スムーズな動線を実現した間取りですので、ぜひご体感くださいませ✨

 

■日時:

2022年10月22日(土)受付時間10:00~16:00

 

 

■場所:横浜市港南区日限山

※詳細な住所につきましては、ご連絡いただいた方にのみご案内いたします。

 

 

■参加方法

①電話(045-620-3925)受付時間09:30~17:30

 

②弊社メールアドレス(reception@onizuka-koumuten.jp

※参加代表者の氏名と参加希望日時を記載のうえご連絡ください。

 

③弊社インスタグラムのダイレクトメール

※参加代表者の氏名と参加希望日時を記載のうえご連絡ください。

 

 

また、現場見学会のご予約受付の締め切りは

10月21日(金)17:30まで とさせていただきます。

 

みなさまのご参加を心よりお待ちしております😊

 

 

 

 

 

完成現場見学会のご案内

2022年09月09日 13:00   Category : ニュース

鬼塚工務店が造った大切なお客様のご新居を

注文住宅をご検討中の方に向けて、特別にお披露目します。

 

■日時:

2022年9月23日(祝・金)受付時間10:00~16:00

2022年9月24日(土)    受付時間10:00~13:00

 

■場所:横浜市鶴見区東寺尾 (駐車場はございません)

※詳細な住所につきましては、ご連絡いただいた方にのみご案内いたします。

 

■参加方法

①電話(045-620-3925)受付時間09:30~17:30

②弊社メールアドレス(reception@onizuka-koumuten.jp

※参加代表者の氏名と参加希望日時を記載のうえご連絡ください。

③弊社インスタグラムのダイレクトメール

※参加代表者の氏名と参加希望日時を記載のうえご連絡ください。

(最終受付日時は、9/22(木)17:30迄とさせていただきます。)

 

皆様のご参加お待ちしております!

 

お客さまインタビュー動画をアップいたしました!

2022年08月31日 17:07   Category : ニュース

今年4月にお引渡しさせていただいた横浜市戸塚区I様にご協力いただいたお客さまインタビューです。

家づくりに至った経緯、当社との出会い、完成までのエピソード、そして住み心地までお応えいただきました。

ぜひご覧ください。

台風による営業時間変更のお知らせ

2022年08月13日 09:59   Category : ニュース

本日8月13日(土)、台風8号の影響により、大変恐縮ではございますが、営業時間を15時までとさせていただきます。
お客様の帰路や安全を鑑みましての変更となりますので、何卒ご了承の程、宜しくお願い致します。

 

尚、翌日14日(日)は通常通り営業予定です。

 

お客様には大変ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ございませんが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 

「たった2台のエアコンで、夏も冬も快適な家」アップしました!

2022年07月27日 16:02   Category : ニュース

7/22金曜日、炎天下の中、お引渡し前のお住まいにお邪魔してきました。

このお宅は、夏のエアコンと、冬の床下エアコンのたった2台だけで、夏も冬も快適に過ごすことを目指したお住まいです。

外気温35℃を超える中、室内は1‐2階どのお部屋も快適に過ごせる25℃前後をキープしています。

その模様を、動画で撮影しました。

ぜひご覧ください。

省エネ住宅が義務化されます

2022年07月12日 10:22   Category : ニュース

建築物省エネ法の改正案が、先月13日、国会で可決されました。
これにより、2025年から、この法律が定める省エネ基準を満たさない住宅は、建築できなくなります。
では、その基準とは何か?
大きく二つあります。
1つ目は、一次エネルギー消費量基準、
2つ目は、外皮性能基準。
さっぱりわかりませんね。
簡単にご説明いたしましょう。
ひとつめの一次エネルギー消費量基準とは、住宅内で使われる、照明、換気、冷暖房、給湯、その他の家電で使われるエネルギーを、一定の基準以下に抑えてください、というもの。
要は、省エネ機器を使ってね、ということです。
照明、給湯、換気は、その設備ごとに、省エネ性能の数値があるので、足し合わせます。そのほかの家電は、いちいち足し合わせるのは現実的ではないので、住宅の床面積で自動計算します。
残るは、冷暖房。
冷暖房も省エネ性能の数値がありますが、それだけで使うエネルギーを測ることはできません。
冷暖房が使うエネルギー量は、住宅性能により、大きく異なります。
ここで必要になるのが、建築物省エネ法の2つ目の基準となる外皮性能です。
外皮とは、住宅の外側を覆う、屋根、壁、床、窓等のこと。
この外皮から、どれだけ熱が出入りするかによって、冷暖房で使うエネルギー量が変わってきます。
さらに外皮性能は、2つに分かれます。
1つ目は、どれだけ外気との熱の出入りを抑えられるか?いわゆる断熱性が高いか?ということです。この性能の単位を、UA値と言います。
2つ目は、夏のエアコンに関していうと、いくら断熱性を高めても、日射熱がサンサンと入ってきたら、輻射熱により冷房の効きが悪くなります。
その日差しによる熱の取得率をあらわす単位を、ηAC値(イータエーシー値)と言います。
要は、熱の出入りを抑えるために、断熱材をしっかりいれて、日射熱を遮断する工夫をしてくださいね、ということです。
冒頭のお話に戻ると、建築物省エネ法の改正により、このUA値とηAC値の基準をクリアした上で、一次エネルギー消費量の基準を満たさないと、2025年から家が建てられなくなります。
一次エネルギー消費量基準は、省エネ機器を使うことで解決します。
大切なのは、外皮性能を決めるUA値とηAC値。設備機器は買い替えが効きますが、外皮性能はひとたび建ってしまったら、変更することができません。
だから、どうせ建てるなら、性能の高い家を建てるのが、正解だと思うのです。
家のUA値とηAC値を算出した結果は、このように出てきます。
上の表の、最初の赤線で囲んでいる数字が横浜市の基準で、UA値0.87w/㎡K、ηAC値2.8%です。
いすれもこれを下回る必要があるのですが、この事例では、0.40w/K㎡K、1.3%とクリアしています。
2025年からこの基準(UA値0.87w/㎡K、ηAC値2.8%)をクリアすることが義務化されますが、実は2030年になると、さらに厳しくなって、UA値の基準値は0.6w/㎡Kになる予定です。
ご存知の通り、日本は2050年までにカーボンニュートラルを目指しています。
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量をプラスマイナスゼロにするということ。
それを目指すには、日本の今の住宅の断熱性はあまりにも低く、このままではとても達成できません。とはいっても、そんなに急には対応できないだろう、ということで、現実的な落としどころを探っている状況です。
もし、これから家を建てようと思っていて、あまり家の性能について、重視していないとしたら、3年後には建てられない家を建ててしまうことになるかもしれません。
それは、けっこうまずい。
なんらかの理由で、売却する必要が出たときに、その時にはもう建てることができない性能の低い家として、売り出すことになります。
既存不適格物件となると、住宅ローン控除も使えず、買う側からすると、とても買いにくい物件となってしまう可能性が高いのです。
そのまま住み続けるにしても、夏暑く冬寒い!と感じる可能性が高く、快適に暮らせるとは思えません。
というわけで、これから家を建てる方にとって、住宅の性能は絶対に無視できない、もっとも重視すべきポイントの1つなのです。
地球温暖化が進むいま、鬼塚工務店は、家の性能を高めることがもっとも重要だと考え、日々取り組んでいます。
重要だと考える家の性能は、断熱性だけではありません。
耐震性も、気密性も、同じくらい重要です。
ご興味がありましたら、家づくり相談会にいらしてください。
詳しくご説明いたします。
相談会は予約制です。
皆さまのご来社を心よりお待ちしております。

夏の小屋裏エアコン体感会開催!

2022年06月27日 17:36   Category : ニュース

梅雨時にもかかわらず、猛暑が続くと思ったら、梅雨があけました。長い夏のはじまりです。

先週の金曜日、お引き渡しを前に、横浜市保土ヶ谷区で建築中の現場に行ってまいりました。

このお宅には、冬の床下エアコンに加え、夏は一台のエアコンで、吹き抜け空間と1階部分全体を冷やす吹き抜けエアコンを設置しています。

まずは冬の床下エアコンはこちら。

ペニンシュラキッチンの前、カウンター下部にあるのが、冬に活躍する暖房用の床下エアコンです。

そして夏用のエアコンはこちら。

シーリングファンの右手にあるエアコン。

ここからの冷気が1階全体、下がり壁で仕切っている洗面室にも行き渡り、快適な室温をキープします。

最近のエアコンはとても性能が高く、一般的な家庭用エアコンで、家中まるごと冷房を行き渡らせることも可能です。

当日も30℃を超える真夏日でしたが、家の中に入るとひんやり涼しく、リビングの裏側にあるこの洗面室もしっかりエアコンが効いていました。

ただし、このようにエアコンの冷気を隅々まで効かせるためには、気密性、断熱性が高いことが大前提なのです。

今回のお住まいの気密性=C値は、0.5㎠/㎡。

国が定めていた次世代省エネ基準=C値5.0よりも、隙間が1/10しかなかったということです。

隙間がそんなに大きかったら、いくら冷やしても、涼しさをキープできないのはご想像いただけると思います。

断熱性は現在計算中ですが、同じ仕様で今回のお宅よりも窓が多かった他のお客様の家がUA値0.53でしたので、おそらく0.5位になると思われます。

横浜市の省エネ基準は、UA値0.87ですので、仮に0.5とすると、4割ほど断熱性が高いということになります。

「隙間が小さく、熱の出入りが少ない家を建てて、冬は床下エアコン、夏は小屋裏エアコン各1台だけで冷暖房をまかなう」というのがいま考えられる、最も省エネかつコストパフォーマンスの高い冷暖房のあり方だと思っています。

小屋裏にエアコンがあれば、インテリアの美観を損ねるシロモノ家電のエアコンをリビングに置く必要がありません。

また、直接あたる冷房の風は不快ですが、小屋裏から一階に注がれる冷気は、風を感じることなく、本当に爽やかです。

初期費用も全館空調と比べたら段違いですし、エアコンを各部屋に揃えるより安あがりです。

「本当に小屋裏のエアコンで、1階を冷やすことなどできるのだろうか?」

このように疑問に思われる方、多いと思います。

百聞は一見にしかず、当社のショールームで体感できます。

昨年夏に撮影したサーモグラフィーの様子です。

外気温34.6℃の時、小屋裏エアコンで涼むリビングは27.5℃。

ほとんど温度ムラがありません。

 

冷たい空気は、上から下に動きます。

だから、家の一番高いところ=小屋裏に設置する必要があるのです。

 

これからますます、夏の冷房、冬の暖房が家づくりの大きなテーマになることは間違いありません。

ぜひ一度、体感しにいらしてください。

体感会は完全予約制です。

お申込みは、お電話か問い合わせフォームよりお願いいたします。

「住宅展示場3割削減」

2022年06月16日 07:44   Category : ニュース

6/11の日経朝刊の1面、注文住宅業界第三位の大和ハウス工業に関する記事です。

要約すると、コロナ禍、昨年度の展示場来場者数はコロナ前の2019年比、5割減少。

来場をきっかけにした成約割合も、それまで5割だったものが3割まで低下。
展示場運営には、年間3~5000万円のコストがかかるため、効率が下がったので見直すことになったそうです。
全国に197戸の展示場があるので、仮に1棟年間4000万円の維持費がかかるとすると、約80億円。

1年間に同社が建てる注文住宅の数が5000件と言いますから、一件あたりの負担額は160万円にもなります。
これを3割削減すれば、単純に1件50万円ほど削減できますね。

ご存じのとおり、モノの値段がすさまじい勢いで上がっているので、無駄なコストはカットして、建築資材等の値上がり分を吸収していこうという狙いがあります。

効率の悪くなった展示場を減らす一方で、ホームページを起点とした契約割合を増やすことを目指します。

昨年度、同社に建築を依頼した全5000件のうち、ホームページを起点にした契約は1割程度。

4年後には2割にまでふやす考えだ、とも伝えています。

ちなみに当社の場合は、紹介を除けばほとんどすべての方が、ホームページをみてご来社いただいています。

 

なんでこんなにホームページからの契約割合が少ないのでしょう?

たぶん、ダイワハウスさんを始めとする大手ハウスメーカーのことは、TVcmや看板などで知っているので、わざわざホームページで探すということはしないのでしょう。
展示場に行ったり、情報誌やポータルサイト経由で資料請求をすれば、営業マンがついて、1から10まで詳しく説明し、納得すれば契約、お引渡しまで担当してくれます。

大量に広告宣伝をして認知度を上げ、展示場や資料請求で個人情報をお預かりしたら営業マンが契約を目指して日々営業をかけていく。

この方法だと、広告費と営業マンの人件費を削減することはなかなかできないと思いますが、そんな中でコスト高の住宅展示場を削減するダイワハウスさんの取り組みは、うまくいけば金額を下げる効果が期待でき、お客様にとってもメリットのある挑戦だと思います。

一方で、モノの値段が上がっている今、お客様が気を付けなければいけないのは、家の価値を下げるコスト削減が行われていないかチェックすることです。

住宅展示場や営業マンなどのコスト削減は、家の価値を下げるものではありません。
しかし、例えば乾燥材を使わなければいけないところに、安い生木を使えば、家の価値を損ないます。

こんなコスト削減は、絶対に受け入れられません。

ものの値段が上がり競争が激しくなってくると、やってはいけない、あるいはやるべきでないコスト削減の手段に、住宅会社が手を染めてしまう可能性が高くなります。

もちろん、こういう時代ですから、良心のもと「これはやらなくても大丈夫」と判断してカットする場合もあるでしょう。

この違い、お客さまにはなかなかわからないと思います。

ではどうすればよいか?

 

それは、ご家族が長く安心して安全に暮らすため、絶対に外すことができない、耐震性、気密性、断熱性に関しては、第三者による性能の評価を得ること。

耐震性なら耐震等級、気密性なら実測C値、断熱性はUA値という指標があります。

それらを数値ではっきりさせる=住宅の性能を明示してもらうことです。

住宅の性能が確認できれば、特にこだわりのない細かな部材に目を光らせる必要はありません。

一番よくないのは、口頭で「耐震等級3相当の強さがあるから大丈夫です」

この言葉には、何の意味もありません。

日本人は人間関係に波風を立てたくない方が多いので、こういうあいまいな言葉に、つい納得してしまいがち。

でも、心を鬼にして、耐震性、気密性、断熱性に関してだけは、数値で断言してもらうようにしましょう。

 

これから家を建てる方は、ますます家を建てるためのコストと価値のバランスがシビアになってきます。

目先の安さに惑わされず、大事なことが守られているかどうか、見極めることを心がけてください。

当社は今までも、「無駄な経費を使わずに、お客様の家をよくすることにお金を使おう」という号令のもと、取り組んでまいりましたが、厳しい時代を迎え、今まで以上に緊張感をもって「いい家をどこよりも安く!」ご提案できるよう精進してまいりたいと思います。