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「住宅展示場3割削減」

2022年06月16日 07:44   Category : ニュース

6/11の日経朝刊の1面、注文住宅業界第三位の大和ハウス工業に関する記事です。

要約すると、コロナ禍、昨年度の展示場来場者数はコロナ前の2019年比、5割減少。

来場をきっかけにした成約割合も、それまで5割だったものが3割まで低下。
展示場運営には、年間3~5000万円のコストがかかるため、効率が下がったので見直すことになったそうです。
全国に197戸の展示場があるので、仮に1棟年間4000万円の維持費がかかるとすると、約80億円。

1年間に同社が建てる注文住宅の数が5000件と言いますから、一件あたりの負担額は160万円にもなります。
これを3割削減すれば、単純に1件50万円ほど削減できますね。

ご存じのとおり、モノの値段がすさまじい勢いで上がっているので、無駄なコストはカットして、建築資材等の値上がり分を吸収していこうという狙いがあります。

効率の悪くなった展示場を減らす一方で、ホームページを起点とした契約割合を増やすことを目指します。

昨年度、同社に建築を依頼した全5000件のうち、ホームページを起点にした契約は1割程度。

4年後には2割にまでふやす考えだ、とも伝えています。

ちなみに当社の場合は、紹介を除けばほとんどすべての方が、ホームページをみてご来社いただいています。

 

なんでこんなにホームページからの契約割合が少ないのでしょう?

たぶん、ダイワハウスさんを始めとする大手ハウスメーカーのことは、TVcmや看板などで知っているので、わざわざホームページで探すということはしないのでしょう。
展示場に行ったり、情報誌やポータルサイト経由で資料請求をすれば、営業マンがついて、1から10まで詳しく説明し、納得すれば契約、お引渡しまで担当してくれます。

大量に広告宣伝をして認知度を上げ、展示場や資料請求で個人情報をお預かりしたら営業マンが契約を目指して日々営業をかけていく。

この方法だと、広告費と営業マンの人件費を削減することはなかなかできないと思いますが、そんな中でコスト高の住宅展示場を削減するダイワハウスさんの取り組みは、うまくいけば金額を下げる効果が期待でき、お客様にとってもメリットのある挑戦だと思います。

一方で、モノの値段が上がっている今、お客様が気を付けなければいけないのは、家の価値を下げるコスト削減が行われていないかチェックすることです。

住宅展示場や営業マンなどのコスト削減は、家の価値を下げるものではありません。
しかし、例えば乾燥材を使わなければいけないところに、安い生木を使えば、家の価値を損ないます。

こんなコスト削減は、絶対に受け入れられません。

ものの値段が上がり競争が激しくなってくると、やってはいけない、あるいはやるべきでないコスト削減の手段に、住宅会社が手を染めてしまう可能性が高くなります。

もちろん、こういう時代ですから、良心のもと「これはやらなくても大丈夫」と判断してカットする場合もあるでしょう。

この違い、お客さまにはなかなかわからないと思います。

ではどうすればよいか?

 

それは、ご家族が長く安心して安全に暮らすため、絶対に外すことができない、耐震性、気密性、断熱性に関しては、第三者による性能の評価を得ること。

耐震性なら耐震等級、気密性なら実測C値、断熱性はUA値という指標があります。

それらを数値ではっきりさせる=住宅の性能を明示してもらうことです。

住宅の性能が確認できれば、特にこだわりのない細かな部材に目を光らせる必要はありません。

一番よくないのは、口頭で「耐震等級3相当の強さがあるから大丈夫です」

この言葉には、何の意味もありません。

日本人は人間関係に波風を立てたくない方が多いので、こういうあいまいな言葉に、つい納得してしまいがち。

でも、心を鬼にして、耐震性、気密性、断熱性に関してだけは、数値で断言してもらうようにしましょう。

 

これから家を建てる方は、ますます家を建てるためのコストと価値のバランスがシビアになってきます。

目先の安さに惑わされず、大事なことが守られているかどうか、見極めることを心がけてください。

当社は今までも、「無駄な経費を使わずに、お客様の家をよくすることにお金を使おう」という号令のもと、取り組んでまいりましたが、厳しい時代を迎え、今まで以上に緊張感をもって「いい家をどこよりも安く!」ご提案できるよう精進してまいりたいと思います。

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