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無料で太陽光を!ご存じですか?「シェアでんき」

2022年04月11日 10:56   Category : ニュース

一昨日、東京都が新築住宅に太陽光パネルの設置を義務化するように条例を改正する、という記事が出ました。

4/9(土) 時事通信の記事

昨年の秋に、小池知事が義務化を検討するという発表をしていました。

今回はその検討を重ねた結果、個別の住宅に設置を義務付けるのではなく、事業者が建築する住宅の何割かに太陽光パネルを設置する目標を割り当てる方向で実現することを決めたようです。

個人の方に義務付けをするとなると、日当たりが微妙な家はどうするんだとか、予算的に厳しいじゃないかとか、いろいろな問題が出てくることでしょう。

太陽光パネルの設置目標を建築する事業者に割り当てれば、その事業者の内部でやりくりできるので、実効性が高いと見たのでしょう。

いよいよ、家庭でも本格的に創エネが始まることになりそうです。

そんな中、既に「無料で太陽光パネルを設置するシェアでんき」というサービスが始まっています。

株式会社シェアリングエネルギーという会社の事業なのですが、その会社のミッションは、

「分散電源の創出により、エネルギーシステムを変革する」というもの。

簡単に説明すると、太陽光パネルを設置しているけれど、日が当たる昼間は外出していて、電気を使わない、という家も多いと思います。

一方で、日中、ずっと家にいるけれど、日当たりが悪く、太陽光パネルを設置することができないというお宅も多いはず。

それなら、ご近所様で電気を融通しあえたらいいと思いませんか?

電気を個人が売買できるように(シェアでんきHPより)

現在は、太陽光パネルを搭載していて余るお宅の電気は電力会社に買い取ってもらって、多くの方がそれも含めた電気を電力会社から購入しています。

でもご存じのとおり、電気は送電ロスという問題があり、電気を届ける間に、一部の電力が失われてしまいます。

送電ロスは送電距離が長いほど、大きくなるといわれています。

どんどん増えれば・・・(シェアでんきHPより)

それならば、この図のように、多くの住宅がつながって、電気の売買ができる仕組みができれば、みんながハッピーですよね。

株式会社シェアリングエネルギーのミッション、

「分散電源の創出により、エネルギーシステムを変革する」とは、こういうことをやりたいということのようです。

これを実現するには、まず創エネ住宅を増やさないと始まりません。

そこで、太陽光パネルを無料で設置して、その分の費用をつくった電気で回収しようということのようです。

この仕組みは、無料で設置する代わりに、設置から15年間、創った電気はシェアリングエネルギーのものになります。

太陽光パネルを設置するお客様のメリットは3つ。

1つ目は、初期費用が一切かからないということ。

2つ目は、その電気を安く=22~30円で購入することができます。

ちなみに、私、電鉄系の会社から電気を買っていますが、3月の単価を調べると、32.6円でした。

それに比べるとまずまずの安さだと思います。

22~30円と幅が大きいのは、地域や設置条件により、単価が変わるようです。

この辺りは事前に確認する必要がありますね。

3つ目は、設置から15年経過すると、太陽光パネルが無償譲渡されます。

16年目以降は、自宅で使う分はもちろん、余った電気の売電収入も得られます。

ということで、最終的には、

おトクです(シェアでんきHPより)

太陽光パネルの設置費用+安くなる電気代+売電収入で、合計260万円ほどお得になるということです。

あくまでもシミュレーションですが、半分でも悪くないですよね。

地球温暖化待ったなし!という状況を考えると、シェアリングエネルギーのミッションに共感される方も多いのではないかと思います。

横浜市戸塚区I様

こちら、先週お引渡しさせていただきました、横浜市戸塚区I様邸です。

ご覧の通り、遮るものが何もなく、南側に大きな屋根を設けることができる好立地の計画でしたので、「シェアでんき」をご提案させていただきました。

吹き抜けのあるリビング

床下エアコンを装着したオール電化住宅です。

I様に採用していただいたのは、「創エネ」に加え、「畜エネ」もできる蓄電池モデル。

こちらは、毎月の費用を負担することで、停電時も安心な蓄電池を備えることが可能になります。

テスラ製蓄電池

シェアでんきの「蓄電池モデル」を使わずに、普通に太陽光パネル+蓄電池を採用しようとすると、500万円近くします。

蓄電池がまだまだ高く、それだけで330万円もするのです!

シェアでんきの「蓄電池モデル」だと、毎月2万円弱の負担を10年続けると、それ以降、無償譲渡されます。

10年経過するまでも、自宅で使用する分の電気は安く購入でき、停電時にも使用可能です。

この蓄電池プラン、通常17,800円/月の利用料金が、先着100件9,800円/月になるキャンペーンを実施していて、I様は上手に導入することができました。

ドローンで撮影してみました

地球温暖化を食い止めるためのエネルギー問題は、少なくとも今後数十年に渡り、取り組んでいかなければならないでしょう。

私たちができることは、まずは少ないエネルギーで快適に暮らせる家を建てることだと思います。

でもこの「省エネ」だけでは間に合いそうにありません。

東京都の動きからみても、一歩進んだ「創エネ」が求められるようになってきていますし、シェアリングエネルギーのように、「畜エネ」も含めてリードする企業も登場しています。

当社も、立地条件やお客様のご要望をお聞きしながら、「創エネ・畜エネ」にも踏み込んだ、最適なプランをご提案していきたいと考えています。

 

新築時、一番ケアすべきなのは雨漏りかも⁉

2022年03月25日 09:35   Category : ニュース

先日、ある保険会社の方のお話を聞いて驚きました。

新築住宅は、家を建ててから10年間、住宅に構造的な瑕疵(欠陥や不具合)があった場合、請け負った会社に無償で修繕や損害賠償を請求することができます。

しかし、いざそうなったときにその会社が倒産していたら、泣き寝入りすることになってしまいます。

そんなときのために、保険や供託で資力を確保して、万一の場合でも注文者が保護されるように、瑕疵保険会社が存在します。

で、その保険が使われる場合、どんな瑕疵が多いのかというと、約95%が雨漏りだというのです。

住宅あんしん保証という瑕疵保険会社が発表している、過去10年間のものです。

右のグラフはその雨漏りがどこで発生したか?というものですが、屋根、壁、窓やドアなどの開口部、バルコニーの4か所に限られています。

「新築住宅で雨漏りなんて・・・。そうそうあることじゃないよね。」

と思いますよね。

 

こちらは、住宅リフォーム・紛争処理支援センターが出しているものです。

この機関は、2000年に制定された住宅品質確保促進法(品確法)により、消費者と住宅会社の間で起きた問題を解決するための窓口として、国土交通省から指定を受けています。

この機関には、住まいるダイヤルという、「住まいの困ったを相談できる国土交通大臣指定の相談窓口」があり、一般消費者から電話で相談を受け付けています。

この年報に、相談件数の推移が出ていました。

相談件数推移

右肩上がりになっているのは、次第に認知が上がってきているということなのでしょう。

2019年度は新築で2.2万件の相談がありました。

この中にはマンションも含まれていますが、8割が一戸建て=16000件強となります。

これは、紛争処理センターに相談があった件数ですので、雨漏りに直結するわけではありませんが、これだけの相談が寄せられているということです。

昨年一年間で新築された注文住宅と建売を合わせると、42.7万戸ほどですから、単純計算すると3%強になります。

クラスに一人か二人いるイメージでしょうか。

他人事ではないと思います。

雨漏りは一度発生してしまうと、どこから雨水が浸入しているのかわかりにくく、対策が非常に困難です。

どこから漏れているのか調べるために、水を撒いて浸入経路を確認したりするのですが、それはわざわざ家の内部に水を浸み込ませるわけです。

家にいいわけありません。

だから、新築時に徹底的に雨漏りをしないように配慮しなければならないのです。

 

ではどうすればいいか?

これは、当社のような施工を請け負う会社が、雨水が浸入しそうなところを事前に察知して、しっかり手を打つかどうかにかかっています。

例えば、バルコニー。

バルコニー

どこに雨漏りが発生しそうかわかりますか?

 

床面はFRP防水というプールや船などにも使われる強力な防水を施すので、グレーの部分=床と立ち上がり部分はまず雨漏りしません。

危険なのはココです。

ココが危険!

バルコニーの角=入隅(いりすみ)と呼ばれる部分です。

通常、バルコニーには、この入隅が4か所あります。

バルコニーの手すりを覆う笠木と呼ばれる部分に落ちた雨水がこの入隅を通って床に流れ排水されます。

梅雨時などずっと雨が続けば、浸み込む可能性が十分あります。

ではどうすればいいか?

当社施工事例

このように隅の部分に防水をしてあげれば、ずっと雨が降り続いても雨水が入り込むことはありませんよね。

こう見ると当たり前にやっているように見えますが、「この入隅から雨が浸入する可能性があるから防水処理をしよう」としなければ何もせずに外壁材が設置されてしまいます。

 

次に、屋根・外壁。

どこが危険だかわかりますか?

屋根はルーフィングと呼ばれる防水紙、壁は防水シートで覆われて、その上から屋根材や外壁材が設置されます。

屋根や壁の平面が続く部分はしっかり防水対策がされているのでまず大丈夫です。

危険なのはこちら。

屋根の裏、軒下の部分が危険なのです。

直接雨が当たることのない部分は、通常の建材が使われていて、雨が吹きこんだり、屋根から裏側に伝ってしまえば、切れ目などから浸水する恐れがあります。

ではどうすればいいか?

当社施工事例 軒先

このように、通常、ルーフィングだけで済ませる軒先や軒裏を防水シートで覆ってから、ルーフィングを行います。

当社施工例 軒裏

軒裏はこんな感じ。

万が一、軒裏に水が入っても、防水シートの外側に流れ落ちるので、雨漏りの心配はありません。

屋根葺き完了

最終的には、ルーフィングののち、屋根を葺き、このように仕上がります。

これなら、一番危険な屋根と壁の接合部分から雨水が浸入する心配はありませんよね。

これも、「ここからは雨が浸入しそうだから手を打っておこう」としなければ、行われない作業です。

このような配慮が、家づくりにはとても大切です。

 

家は車などの工業製品と違い、手作業で行うことがたくさんあるので、細かい配慮があるかどうかで、仕上がりが全然違うのです。

しかもその違いは完成した家を見ただけでは判断できません。

 

じゃあどうやって見極めるのか?

 

それは、その会社が本当にお客様とご家族の幸せのために、大満足の家を建ててあげたい、と思っているかどうかだと思います。

そう思っていなければ、やるべき仕事をさっさと終わらせることが目的になり、細かな配慮など期待できませんよね。

 

会社を選ぶ際には、デザインや性能、使用する部材や建材、それにコストなど、たくさんの選択軸があります。

でも一番大切なのは、ご自分たちご家族のためにいい家を建てよう!と思ってくれているかどうか。

新築時にいい家が建った!と思っても、実は雨漏りしていた!なんてことになったら取り返しがつきません。

その視点を忘れずに、家づくりを進められることをお勧めいたします。

 

床下エアコン体感会 3/31まで開催中!

2022年03月01日 08:57   Category : イベント,ニュース

3月に入りました。

暖かいと感じられる日も増えてきましたが、横浜市の3月の平均気温は9.1℃と、まだまだ寒い日が続きます。

「お部屋の温度は何℃くらいが最適なのか?」

は、人によって感じ方に差があり、一概には言えません。

ただし、目安はあります。

LIXIL 考えようヒトと地球にやさしい温度より

健康で快適に暮らせる室内温度は18℃以上。

これは、イギリスの保健省が推奨している基準で、18℃を下回ると、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるといわれています。

ただ単に、室温が低いのも問題ですが、家の中で温度差があるのも大きな問題です。

LIXIL 同資料より

リビングでは、エアコンやガスファンヒーターなどで20℃以上の室温をキープしているけれど、脱衣所やトイレは暖房がないのでそのまま。

そうすると、あたりまえのように10℃以上の温度差が発生してしまいます。

いわゆる、ヒートショックです。

 

このような、冬の寒さに対する住宅の課題を解決したのが、床下エアコンです。

 

家の床下、基礎内部全体をエアコンで暖めるので、リビングだけでなく、脱衣室もトイレも万遍なく暖まります。

床下から上昇気流に乗って暖気が届くので、風が体にあたって不快な思いをすることもありません。

通常の壁かけエアコンでは、足元が温まりませんが、

壁掛けエアコンのサーモ画像

床下にエアコンを設置すれば下から温まります。

床下エアコンのサーモ画像

上記は、立ち上がりの画像ですが、床下エアコンは基本つけっぱなし。

全体が温まるとこうなります。

 

当社ショールームのサーモ画像

お部屋全体がムラなく温まるのです。

これから次第に暖かくなりますが、3月はまだまだ暖房が必要な季節。

この機会に床下エアコン体感会を開催いたします。

 

本社かショールームにて、ご体感いただきます。

安全かつ、じっくりとご体感いただけるよう、完全予約制とさせていただいております。

この冬最後の体感会になります。

ご興味のある方は、ぜひいらしてください。

事前にお電話か問い合わせフォームにて、お申し込みくださいますよう、お願い申し上げます。

 

完成!床下エアコン暖房の家

2022年02月02日 08:25   Category : ニュース,床下エアコン

先日、完成したM様邸のお宅に撮影で行ってまいりました。

大きな吹き抜けのある素敵なお家です。

M様邸吹き抜け

この大きな吹き抜けを活用して、床下エアコン暖房と、天井に据え付けた冷房用のエアコン2台で、夏も冬も快適な空間をつくります。

2階からの眺め

写真ど真ん中、スケルトン階段の下に、木枠に覆われているのが暖房用の床下エアコン。

その上の天井に据え付けられているのが冷房用のエアコンです。

撮影した模様をユーチューブにアップいたしました。

ぜひご覧ください。

以下、動画の内容をご紹介いたします。

 

こんにちは 横浜1番good!

の鬼塚工務店 鬼塚です

2台のエアコンで夏も冬も快適な暮らしができる家づくりを、弊社は提案しています

それが、今日完成したので皆さんに、ご紹介したいと思います

 

冬のエアコンは床下エアコン

この一台で、この建物全体を温めていきます

大体、スタートして2時間ぐらいで、全部暖まります

そして、夏のエアコンは小屋裏エアコン

ただ、この家の冷房は、小屋裏をロフトに使ってるので

この大きな吹き抜けの天井に

冷房用のエアコンを1台置いています

 

それでは、この床下エアコンで

具体的にどういう風に温めるのか

というのをご説明したいと思います

 

普通の壁掛けのエアコンを床下に持ってきて

こっから出る暖かい暖気を、床下の基礎に送り、

基礎全体を暖めます。

基礎は繋がっているので

全体を温めることができます

 

その時に、窓は、どうしても冷たくなるので

この窓のある位置には必ずこのガラリを設けて

ここから、暖かい空気が出てくるので窓の冷たさを

ここで打ち消す役目を果たしています

大きな窓のところにはこのようなガラリを付けています

ガラリ

次にキッチン。寒いですね

ちょっとキッチンに行ってみましょう

キッチンもこれ暖かくなります

キッチンにもこの下にガラリをつけています

 

キッチン裏のパントリー、

パントリーの中にもちゃんとガラリを設けて

ここから暖かい空気が出てきます

 

それでは、洗面洗面化粧台へ行きましょう

ここにはちょっと大きな

吐き出しの窓が付いてるんですけども

この洗面室にもガラリがついていて

ここから暖かくなります

 

そして、脱衣室っていうのは裸になるんで

どうしても寒い空間なんですけども

 

この脱衣室も、温かい空間をつくります

お風呂に入る前も温かい

もちろん、お風呂の中もあったかいです

 

1階の玄関横に洋室があります

先ほどお話ししたガラリが窓の下に付いています

窓から冷たい風が出てくるのをガラリから出てくる

暖かい風であったかくしよう

という仕組みです

 

この建物は気密性のC値が0.6なので

少ないエネルギーで、暖かくしよう

外から冷たい風が入ってこないので

とても気密性がよくて、暖かい建物になっております

 

この建物は、1階にはガラリがあるんですけれども

2階にはガラリっていうのはなくって

まず1階が暖まり、2階の天井を暖めそのまま2階まで全部暖める

この床下エアコン1台で建物全体を

だいたい2時間ぐらいで22℃くらいになります

 

それでは、実際に床下エアコンを作動します

電源を入れないと、寒い状態です

暖房前

ちょっと電源を入れてみます

いま、動きました

 

それでは30分経ちました。

サーモカメラでご覧いただけるでしょうか?

暖房してから30分経過

たった1台のエアコンで、建物全体温める

いやな風もない

空気も汚れない

最高の家づくりです

横浜 1番 good!

こどもみらい住宅支援事業はじまります!

2022年01月21日 09:22   Category : ニュース

昨年11月に創設が決まった事業です。

目的は2つ。

1つ目は、子育て世帯と若者夫婦世帯の住宅取得を支援するため。

2つ目は、省エネ性能の高い住宅を増やすため。

 

要は、子育て世帯・若者世帯が省エネ性能の高い注文住宅を建てる場合に補助金を出します、というものです。

 

子育て世帯とは、2003年4月2日以降に生まれたお子様がいる世帯、ざっくりいうと18歳未満、高校生までのお子様がいる世帯。

若者夫婦世帯とは、ご夫婦のいずれかが1981年4月2日以降生まれであれば対象となります。

 

対象となるご家族が、省エネ性能の高い住宅を建てると、その程度により、60万円から100万円の補助を受けることができます。

 

これは大きいですね。

 

細かい条件はありますが、それほどハードルが高いものではありません。

大切なのは、こどもみらい住宅事業に登録している事業者に依頼することと、遅くとも10月末日までに交付申請を行うこと。

交付申請は3月から始まるので、この半年間の短期決戦です。

また、予算の執行状況によっては早めに交付申請の受付を終了することもあるそう。

 

当然ながら、当社もこどもみらい住宅支援事業に登録を行います。

 

省エネ性能の程度は3段階に分かれ、お客様のご要望に応じて最適なものをご提案させていただきます。

 

この制度はまだ始まったばかりで、3月の申請スタートに向け、大急ぎで準備を進めているところです。

ご不明点などあれば、お気軽にお問い合わせください。

2022年からの住宅ローン控除制度

2022年01月06日 08:46   Category : ニュース,住宅ローン

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年末の税制大綱で住宅ローン減税の変更内容が固まりました。

この場で概略をご紹介いたします。

変更点は大きく3点。

1.税額が控除される割合が、年末住宅ローン残高の1%から0.7%に減少。

2.控除される期間が、10年から13年に延長。

(コロナ特例で13年に延長されたものがそのまま継続)

3.環境性能に優れた住宅ほど優遇される。

3番目の環境性能の分類が、これまでは認定住宅かそれ以外だったものが、4つに分類されます。

コロナ特例を除く、従来の制度からの最大控除額を表にするとこうなります。

一番左がこれまでの最大減税額。

中央が、今年か来年に入居する場合、一番右が2024年、2025年に入居する場合のものです。

ZEH(ゼロエネルギー住宅)と省エネ基準は今回新たに加わった分類ですので、認定住宅と一般住宅の最大減税額をグラフにするとこうなります。

減税される金額が大幅に減ることがおわかりいただけるかと思います。

 

しかし、実際には、減税される金額が従来よりも増える方が多いともいわれています。

フラット35を運営している、住宅金融支援機構によると、住宅ローン利用者の6割が年収600万円未満で、世帯年収が800万円以上のご家族は2割にも満たないことがわかっています。(2020年度調査より)

年収600万円ほどですと、これまでの最大減税額400万円=年間40万円の減税枠を使い切ることができません。

制度変更後は、毎年21万円の減税となるので、これを13年間減税してもらった方が、減税総額は大きくなるというわけです。

気を付けなければいけないのは、2024年、2025年に入居する場合。

年末の住宅ローン残高の上限がそれぞれ少なくなります。

前出の住宅ローン機構の調査によると、注文住宅を建てる方の平均融資額は、土地ありの方で約3000万円、土地なしの方では、約4600万円。(2020年度首都圏)

住宅ローン減税による減税額をできるだけ多く活用したいのであれば、今年か来年に入居できるように計画するのが正解です。

 

環境性能を取得しない一般住宅に、2年後以降入居する場合は、減税対象となる年末ローン残高が半分になり、減税される割合も0.7%に引き下げられ、期間も10年のままとなるので、多くの方が今回の制度変更により、減税される金額が減ることになるでしょう。

一方で、3000万円までの借り入れで、来年までに入居されるのであれば、環境性能によらず、減税額は変わらないということになります。

 

とはいえ、家の性能は、とっても大切です。

ご家族が長く快適に住むために、住宅性能にはこだわって、家づくりを進めることをお勧めいたします。