より快適に暮らしていただくために。新たな換気対策を標準装備に加えました。

  • 2025年12月22日

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夏冬を快適に暮らしていただくためには、気密性・断熱性を高め、夏は外の熱気、冬は外の寒気を寄せ付けないように、することが必須です。

一方で、日本の住宅は、24時間換気を設置することが義務づけられています。

これは、真夏なら、せっかく冷やした室内の冷気を換気扇で外に吐き出し、35℃前後の熱い空気をそのまま室内に取り込むことになります。

真冬は反対に、せっかく温めた室内の空気を外に吐き出し、0℃に近い冷気を室内に取り込むことになるのです。

なんとももったいない話です。

これは、当社でも以前から大きな課題となっていました。

それを解決するのが、今回、当社の標準装備に採用した、パッシブファンです。

パッシブファンは、換気扇の内部に蓄熱エレメントを装着して、室内の温度を快適に保つ仕組みです。

例えば冬。

外から入ってくる冷気を、室内の熱を帯びた蓄熱エレメントを通すことで温めてから室内に取り込みます。

この間、70秒。

一旦停止し、今度はファンが逆回転。

室内から室外に排気するのですが、暖かい空気が冷めた蓄熱エレメントを通ることで、再びエレメントが温まります。
そして70秒。

一旦停止後、また逆回転して、外からの冷気を温められた蓄熱エレメントに通し、熱を帯びた新鮮な空気だけを取り込む。

これを繰り返します。

左が一般的な換気扇、中央部は3.6℃。パッシブファンを装着した右側は、22.4℃をキープしています。

24時間換気は休みなく運転を継続します。効果は歴然です。

このダクトレス換気システムは、ご要望をいただいたお客様には、オプションで取り付けていたのですが、この度、鬼塚工務店が建てる家には全て標準で採用することにしました。

パッシブファンのメリットは、換気による冷暖房効果の低減を大きく抑えるため、より快適に暮らせる上、当然省エネにつながるため、メーカーによると、年間の削減コストは、17000円にもなると試算されています。

また、ダクトがないので、設計の自由度を阻害することが少なく、大規模な工事も必要ない上、家中にダクトを這わすことがないので、メンテナンスも簡易で、その点でもご安心いただけると思います。

詳しくは、家づくり相談会でご紹介させていただきます。ご予約をお待ちしております。