【ハウスオブザイヤーインエナジー】3年連続で優秀賞をいただきました。

  • 2025年04月07日

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おかげさまで当社は、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」において、3年連続優秀賞を受賞いたしました。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーとは、省エネルギー性能に優れた住宅を提供する会社を表彰する制度です。

評価のポイントは3つあり、この指標は、変わっておりません。
1.建物の省エネルギー性能についての取り組み
2.多様な省エネルギー手法の導入
3.省エネルギー住宅を普及するための取り組み

当社は、「家の要は性能である。」と考えています。ですので、耐震性と同じく、省エネルギー性能に関する取り組みも、もっとも重要な事案として捉えています。

省エネ性能に関する基本的な考え方は、秋田、岩手、青森の北東北地方で標準とされている断熱性能=UA値0.56以下をご提案し、気密性能に関しては、全棟気密測定を行い、C値0.6以下でお引き渡しすることをお約束しております。

この高い気密・断熱性能をベースに、より良い家づくりを目指して、新しい試みにも挑戦しています。その一部をご紹介しましょう。

まずは、夏場の冷房について。

これまで小屋裏エアコン冷房をご提案していましたが、敷地の条件やプランのご要望によっては、小屋裏を設けることが難しい場合があったり、小屋裏から各居室に冷気を送るのは効率が良くないケースも見受けられました。

なにかもっと良い方法はないものか?

試行錯誤の結果、行き着いたのが、エアパスを使った冷房システムです。

これは、1階と2階をつなぐ吹き抜けや階段室の天井近くにエアコンを設置し、1階のリビングと2階のホールを冷やします。

気密・断熱性が高いので、外気をシャットアウトし、一度冷やしてしまえば、ずっと快適な状態をキープできます。

一方で、扉を閉めてしまうと、各居室に冷気は届きません。

そこで、各居室の壁にエアパスを設置し、必要に応じ、スイッチをオンにして冷気を取り込みます。この方法であれば、ダクトを使わずに、各居室に冷気を届けることができ、メンテナンスの手間も最小限に抑えられます。

特に夏の冷房は、快適な温度に個人差があるので、オンオフで切り替えができるのはとても便利です。一方でこれだけでは暑いと感じる方もいるでしょう。そういう時のために、エアコンを設置する準備は整えておきます。

また、真冬の、特に寒さが厳しい日には、床下エアコンでは寒く感じることもあるでしょう。そんな時には、暖房としても使えるので、使い勝手が良いのです。

このエアパスを使った冷房に加え、日差しを遮るアウターシェードや家に居ながら開け閉めできる電動シャッターなども積極的にご提案しています。

また、快適な温度に整えた空気を換気によって失わないように、熱交換することでロスを最小限に抑えるロスナイを採用するなどの、新しい試みにも力を入れております。

今回の受賞は、このような取り組みが評価されたものと、光栄に思います。

地球温暖化を抑制する取り組みは始まったばかりですので、新しいアイディアや商品がまだまだこれからも出てくると思います。

慎重でありながらも、これだ!と思ったものに関しては大胆に取り入れて、ますます良い家をご提供できるよう、邁進して参ります。