大寒の日の床下エアコン体感レポート@横浜市南区
2024年02月08日 17:56 Category : ニュース
1年で最も寒い寒中の折り返しとなる大寒の日、1/20に床下エアコンの効き目を確認しに、現地に行ってまいりました。
動画でもご紹介しています。
完成間近の現地はこちら。
道路から3〜4mほど高い位置にあります。
お建て替え前の様子を確認しておきましょう。
かなり様子が変わっていることにお気づきになると思います。
わかりやすいように並べてみましょう。
まず、お家に入るアプローチ、建て替え前は立派な門扉がありましたが、撤去されています。
さらに斜めの赤破線のラインを境に擁壁の色が変わっています。
元々はこのラインの位置に階段がありました。
しかしこの位置に階段があるということは、ビフォーの写真の門扉と階段の間にスペースがほとんどないということ。
「階段の上に自転車を上げるのは大変!ここにスペースがあれば置けるのに。」
ということで、階段の位置を奥にずらし、建て替え後の赤いひし形の部分に自転車を置けるスペースを確保しました。
さらに、右手の地下車庫。
建て替え前はシャッターとそれを格納するためのコンクリートの門がありました。
このコンクリートがあると高さが限られ、ハイルーフの車が入りません。
ご要望により、今回の工事を機に撤去いたしました。
さて、本題の冬の寒さ対策。
大寒の1/20、横浜市南区、9時の予想気温は7℃で、日中でも9度までしか上がらない予報でした。
朝9時前、玄関前の気温は、
8.7℃。
予報よりはやや高めでしたが、雨の予報でもあり、日差しがなく、寒い朝でした。
早速室内へ。
玄関ホールを抜け、リビングへ。
右手奥に見える木製のBOX内部に床下エアコンが格納されています。
室内は別世界で、いつもよりも暖房が効いていると感じました。
床下エアコンの正面にあたるキッチンから見たところ。
カウンターの上に温度計を置いてしばらくしてみると、
なんと、23.6℃もありました。
人が住んでいない状態だと、通常ここまで上がることはまれ。
ちょっと驚きました。
床下エアコンが格納されていたBOXの上にあるリモコンを確認すると、
設定温度は26℃でした。
真冬のこの時期、暖房の立ち上がりのタイミングは設定温度をMAXの30℃に設定し、徐々に落としていくのですが、既に調整段階に至っていました。
こちらは2階のホール。
縦長に6畳ほどのスペースがあり、ファミリークローゼットとも仕切りなしでつながっています。
階段室側を見ると、
主に夏に活躍するエアコンが設置されています。
暖気は下から上へ、冷気は上から下へ流れるので、暖房用のエアコンは床下へ、冷房用のエアコンは天井近く、あるいは小屋裏へというのがセオリーです。
しかし、一般的にエアコンは天井近くに設置するのがあたり前。
冬場の暖房もこの位置で運転させます。
ということで、今回の階段室のエアコンは、夏場、家中に涼しい風を送るのはもちろんだけれども、真冬の寒さが厳しい時には、補助用の暖房として使おう!ということで設置しています。
床下からの暖房に加え、天井近くから暖気が送られ、シーリングファンで攪拌されれば、これは鬼に金棒、だから誰も人がいないのに23℃という快適な温度を実現できていたのだろうと思います。
ちなみに、階段上の設定温度はご覧の通りでした。
1階と2階でできるだけ寒暖差が生まれないように、腰壁にはスリットを設けています。
程よい抜け感があって、見た目にもいい感じです。
この腰壁に置いた温度計は22.8℃。
ほとんど上下階の温度差がないことがおわかりいただけると思います。
これくらいまで暖まっていれば、生活が始まったら、階段室のエアコンはオフで良いかと思います。
こちらは玄関から、扉を開けることなく直行できる洗面化粧台。
朝の渋滞時も二人並んで身支度を整えられる上、トイレもお隣にあるので、とても使い勝手が良いと思います。
この洗面化粧台は3帖のスペースを、脱衣室兼ランドリールームと引き戸で分け合っています。
ご家族の誰かが入浴中でも、気兼ねなく使うことができます。
脱衣室の右手には、
ゆったり入浴できる浴室が。
1階にLDKと水まわりのパブリックスペース、2階にプライベートな個室を設置したオーソドックスなプランなので、使いやすく、快適に暮らしていただけるだろうと感じました。
T様、この度はご依頼いただき、ありがとうございました。
感謝申し上げます。