完成!20代で始めた土地探しからの家づくり
2023年08月21日 17:47 Category : ニュース
ちょうど1年前に、初めてご来社いただいたお客様の家づくりをご紹介させていただきます。
20代の若さで「土地を買って、家を建てよう!」とご決断。
数年前のデフレから、打って変わってインフレに突入したニッポン。
土地の値段も上昇気味ですが、そんな中、手の届く範囲で納得のいく土地が見つかり、即決していただきました。
東側が傾斜して下がっている南道路の陽当たりのよい土地です。
土地・建物共に100㎡ほどのちょうど良い広さ。
駐車場の奥にある4枚の縦スリット窓がアクセントとなり、外観の意匠性を高めます。
中から見ると、
リビングは大きな吹き抜けになっています。
陽の低い冬は、2階部分にあたるスリット窓から、ダイニングの位置までしっかり陽が入ります。
反対側をうかがうと、
この開放感。
シーリングファンの右側に見える腰壁の向こうは個室に向かう廊下です。
用事があるときには1階から、「ちょっとー!」と声を掛ければ、
子供部屋から廊下に顔を出して「なにー?」なんて会話をするのも楽しいですね。
正面の壁、ダイニングには4m超の多目的カウンターを設置しました。
そのカウンターの右下に見えるのが、床下エアコン。
カバーがまだでしたが、北側の中央にあたるこの位置に設置して、冬はこのエアコン1台で家全体をじんわり暖めます。
暖気は上昇気流で下から上に、大きな吹き抜けを通じて2階も温めてくれます。
夏の暑い季節は夏用のエアコンを設置しています。
写真の中央に見える階段の正面のエアコンがそれです。
このお宅の特筆すべき魅力は大きく2つ。
1つはすでにご紹介した大きな吹き抜け。
で、もう一つは左側に見えるバルコニーです。
この土地は正面、東側に向かって下がっているとご紹介しましたが、その特徴を活かし、腰壁の位置を通常よりも少し高く設け、周囲からの視線をシャットアウトしています。
真夏の日差しをもろに受けると、とてもバルコニーにはいられないので、1mほど軒のように屋根を出して、日陰をつくっています。
バルコニーの床、左側から右上に向かって影っているのがそれ。
この影が、午後、西に傾くにつれ、大きく伸びることになります。
6畳の広さがあり、その1/3くらい屋根がかかっているので、様々なイベントを楽しめると思います。
人目が気にならないので、特に何をするでもなく、ぼーっと空を眺めて疲れを癒すのも良いと思います。
しかし、1つだけ問題があります。
ご覧の通り、片側1mの幅を優に超える掃き出しの窓。
「家は性能。」を掲げる鬼塚工務店の窓は、高い断熱性を備えた樹脂サッシを採用しているため、タダでさえ重いのですが、大きければ大きいほど重くなります。
パパならそれほど苦も無く開けることができると思いますが、ママや子供たちだと、開け閉めに苦労するはず。
そこで、
居室からも出入りできるように、テラスドアを設置しました。
これなら安心です。
どれくらい重いのか?体感をご希望でしたら、当社ショールームにご来場ください。(予約制)
同じサイズの窓はありませんが、感覚的にお分かりいただけるかと思います。
さて、吹き抜けとバルコニーという、わかりやすい魅力を最初にご紹介しましたが、子育て世代にとっては日々の生活が何より重要。
大切なのは動線や収納です。
キッチンから左手に見えますのは、ファミリークローゼット。(以下FC)
3帖ほどの広さがあり、枕棚や4段の可動棚を造作したので、収納力抜群。
大抵のものは収めることができます。
玄関からキッチンへは、リビングからも、このFCを経由する動線も設けてあるので、来客時や購入した物品を仕舞う際もとても便利だと思います。
さらにFCを抜けた正面には、
洗面脱衣洗濯室をレイアウト。
天井吊り下げ物干しもあるので、脱ぎ、洗い、干し、仕舞うをこの場所で完結することが可能です。
洗濯物を乾かすこともできる乾燥機能の付いた浴室は、通常よりゆったり入れる1616サイズ。
掃除がしやすく、スタイリッシュなタンクレストイレには、クラシカルなアクセントウォールで、引き締まった印象に仕上げました。
「20代で始めた土地探しからの家づくり」ご紹介させていただきました。
ただ単に家を持つのが目的なら、建売住宅を選んだ方が、簡単でしょう。
でも、大きな吹き抜けやバルコニー、自分たちの生活にあった収納や動線計画の実現など、「したい暮らし」を実現するなら、絶対に注文住宅をお勧めします。
お客様が暮らしたい家のイメージをカタチにしつつ、ご自身では気がまわりにくい、住宅性能=耐震性、断熱性、気密性などの安心安全、快適に暮らすための基礎的な要件をしっかり押さえておくのが私ども工務店の大切な役割だと考えています。