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3階建ての床下エアコン暖房体感レポート@横浜市保土ヶ谷区

2023年02月10日 07:51   Category : ニュース

先週の土曜日、お引渡し前の「二世帯で暮らす3階建てのお住い」で、床下エアコン暖房を体感してまいりました。

玄関前

朝7時半の気温は5.2℃、真冬の寒さです。

簡単にそのプランを断面図でご紹介しますと以下の通り。

断面図

1階にご両親のお部屋、2階に子世帯の居室を据え、家族が集うLDKは、陽当たりのよい3階に。

1階部分は道路側にビルトインガレージを設けているので、2階の居室の一部が、車庫の屋根となる、オーバーハングと言われる形状です。

通常、3階建ての場合は、さすがに床下エアコンの暖気が最上階まで届かないので、積極的にお勧めすることはありません。

しかも、ビルトインガレージの屋根となる2階部分は、1階の暖気がつたわらないので、条件は厳しいといえます。

そうはいっても、床下エアコンを採用せずとも何らかの暖房は必要です。

当社の事務所でお打ち合わせをしているときに、「そういえばこの建物も3階があるのに床下エアコンを採用している」ということに思い当たり、「1台のエアコンで1階のフロア全体が暖かいなら、それはそれでメリットがある。上層階の足りない部分はそれぞれの階で補えばいいんじゃないか?」ということになりました。

EVホール

今回のお住まいは、

普段、1階で過ごされる親世帯のご家族が、歳を重ねて、階段の上り下りが厳しくなっても大丈夫なように、家庭用エレベーターを設けています。

1階EVホール前

朝7時の段階で、19℃と安心の暖かさです。

奥にシューズクロークが見えていますが、その手前が玄関。

この場所は廊下にあたる部分ですから、ヒートショックの心配ご無用です。

オーバーハング真上の洋室

さて、こちらは2階の子世帯家族のお部屋です。

ちょうどビルトインガレージの直上にあたるところ。

クローゼットから見たところ

こちら反対側から見たお写真。

アールの下がり壁の奥に見えるのが壁掛け用エアコンです。

夏のエアコンとしても使いますが、この季節には暖房用エアコンとしても使います。

内部温度

このウォークインクローゼットの内部は20.8℃ありました。(2階の壁掛けエアコン暖房はオン)

洗面・脱衣室

2階には子世帯用の洗面化粧台と、引き戸で仕切れる、共用の脱衣室・浴室があります。

脱衣室

二世帯で使えるように、4帖弱の広さを確保しています。

肩湯

くつろぎのバスタイムを楽しめるように肩湯を備えています。

実際に肩湯が出ると、こんな感じ。

参考画像

暖かいお湯が撫でるように肩を暖めてくれる、今の季節にとてもありがたい機能です。

このサニタリールームの正面がエレベーターと階段室前のホール。

2階EVホール

2階の壁掛けエアコンから出る暖気が、ほとんど届かないところですが、1階床下エアコンの暖気が階段室を通って2階ホールを暖めて、18.5℃あります。

居室よりは低いですが、寒さを感じることはありません。

3階へ

こちらその上の3階ホールからLDKをみたところ。

エレベーターの表情も、木目調の引き締まった印象です。

LDK

約18帖のLDKは屋根勾配を利用した吹き抜けになっているので、開放感があります。

その奥には7帖弱のルーフバルコニーを設け、外を感じられる空間も確保しています。

カウンター

床下エアコンが届かない3階リビング、朝7時13分現在の温度は16.6℃。(3階の壁掛けエアコン暖房はオフ)

さすがにこれだけでは肌寒いので、この時間から活動する場合には、左手に見えるエアコンを使うようでしょう。

日当たりのよい3階は、おひさまが昇ってしまえば、建物自体を暖めてくれるので、天気の良い日は暖房なしで行けそうでした。

 

3階建てでも、主に1階にいる時間が長いご家族がいる場合には、常時、何らかの暖房が必要となります。

それならば、局所暖房よりも、1階全面を暖める床下エアコン暖房を選択するという判断は、十分あると思います。

床下エアコンなら、廊下もお手洗いに行くときも、2階に上がるときも、ヒートショックの心配がありませんので。

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