超高断熱を実現する、ツーバイシックス工法を採用します!
2022年05月17日 14:46 Category : ニュース
国は「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、舵を切っています。
カーボンニュートラルとは、排出される二酸化炭素の量から、森林などが吸収する二酸化炭素の量を差し引いて実質的にゼロにし、これ以上二酸化炭素の量を増やさないようにしよう、そうすれば地球温暖化をこれ以上進めないで済むよね!という取り組みです。
2050年といえば、今から28年後。
これから家を建てようとしている方のほとんどは、カーボンニュートラルの達成を目指す2050年、その家に住んでいるはずです。
これから建てるその家は、カーボンニュートラルに耐えられる性能でなければなりません。
カーボンニュートラルに耐えられるかどうかを左右する最も重要な住宅性能の1つは断熱性です。
断熱性とは、たとえば寒い冬。
外気温0℃の時、どれだけその冷気を遮り、室内への影響を少なくすることができるか?という能力のこと。
冬場の快適な室内温度は20℃前後ですが、断熱性が低い家だと、どんどん熱が奪われるため、ガンガン暖房を焚かなければ追いつきませんが、断熱性が高ければ最低限の暖房で賄うことができます。
断熱性を高めるためには、窓や玄関など、開口部の性能を高めることが大切ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのは、家を囲む壁、床、天井の厚みを確保して、十分な断熱材を設置することです。
その壁を厚くするために、ツーバイシックス工法が必要なのです。
ツーバイシックス工法とは、ツーバイフォー工法に比べ、壁、床、天井の厚みが1.6倍も厚くなります。
断熱材は、その厚くなった壁内部に施工するので、単純に1.6倍の断熱材を施工することができるようになります。
同じ断熱材であれば、厚みが増す分、断熱性が高まるのは、容易に想像していただけると思います。
これまで、当社はツーバイフォー工法を採用しておりましたが、迫り来る地球温暖化の危機に対し、今まで以上に断熱性能の向上が求められるのは避けられないと考え、この度、ツーバイシックス工法を取り入れることに決めました。
すでに、第一号の工事が始まっており、今月末の完成を予定しています。
ツーバイシックス工法の採用により、これまでツーバイフォー工法では対応が難しかった、断熱性の最高レベル=UA値0.26*の実現も可能になりました。
(もちろん、断熱性のレベルを高めるためには、ツーバイシックス工法により壁と断熱材の厚みを確保するだけでなく、開口部や断熱の仕様も含めて、その基準をクリアするように設計・施工する必要があります。)
「できるだけ断熱性能の高い家に住みたい!」というご要望があれば、ぜひご相談ください。
*断熱性の最高レベル UA値0.26とは、一般社団法人「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」=HEAT20が提唱する最高レベルの断熱等級G3=UA値0.26を指します。