H様邸
坪庭のある凹プランで、光を採りこみ、景観を楽しめる家
家づくりのきっかけは?

どんな家を建てたかったのですか?

また、わたしは仕事もしているので、作業ができるスペースもほしかったのです。家事の合間にできるような小部屋がほしいと。
(ご主人)この年ですから、老後のことも考えたいと思っていました。たとえ車いすになっても、施設ではなく自宅で暮らしたい。ですから、車いすでも生活できるように、自分にも周囲にも負担の少ない家にしたいと思っていました。
家づくりの最中に感じたことは?

1階のトイレは、車いすでも入れるように広くつくったのですが、問題はトイレに入るときなんですね。車イスで入るのであれば、引き戸で大きく開くのが良いのですが、元気な今から高齢者専用のようなトイレだとあまり気持ちのいいものではありません。スペースの問題もあります。そこでご提案いただいたのは、普段は車いすでは通れない扉を使い、その時がきたときの為に、脱衣室のスペースを活かして引き戸で入る入口も用意しておきましょうというものでした。これなら使う時が来るまで引き戸側に鍵をかけておけば普通のトイレと変わりません。後から出入り口を付けるのは負担が大きすぎますから。このように、素人の私たちが気付けないことをご提案をいただけたのが、とてもよかったと思います。
(奥様)例えば、玄関正面のお花を飾るスペースや2階に上がるニッチ等も、ほしいとは思ったものの、実際どうなるのか不安でした。そんな時には、私たちがイメージできるように簡単なイラストを描いてくれました。納得しながら進めていただけたのがとてもありがたいと感じました。
住み心地はいかがですか?

わたしも書斎をつくってもらったんですが、最初は寝室にあってもいいかなと思っていたんです。でも中村さんから、奥様に気兼ねなく使うのであれば、別にした方がいいですよ、とおっしゃっていただき、別に設けました。これも正解でした。寝室につくっていたら、妻が先に寝ている時とか病気の時は、電気をつけるのにも気を使いますからね。
坪庭を囲む浴室、和室、家事室からは、その場所に座った時の目線にあわせて窓を設けてもらいました。特にお風呂からの眺めは最高です。
アウトドアリビングを楽しめるように、ダイニングの先にウッドデッキも作りました。暖かくなってきたので、広島焼きパーティーなどをやりたいと思っています。雨が降っても大丈夫なように、オーニングもつけてもらいました。
(奥様)家族みんなピアノやギターなどの楽器を弾くので、ピアノ室をつくってもらいました。
楽器を楽しめるスペースがあるのもとてもうれしいです。
キッチンの裏に家事室とパントリーを用意してもらったので、たっぷりしまえるし、家事の合間に作業もできます。
洗濯物を干すバルコニーも広くとってもらいました。4本かけられる物干し竿のうち、手前側2本は屋根があって、天気が心配でも安心して干して出かけられます。
娘がフラワーアレンジメントをやっているので、飾り棚やニッチもたくさん用意してもらいました。
玄関わきには、縁側の代わりになる腰掛けも用意してもらいました。玄関先での会話など、ここに座ってしようと思っています。もう少し歳をとって靴の脱ぎ履きがきつくなったら、腰掛にも使えます。
これから家を建てようと思っている方に一言アドバイスを。

