※フローリングの選び方※
2024年06月03日 19:33 Category : インテリアコーディネーターのひとりごと
みなさまこんにちは
まもなく梅雨入りとなりそうな天候が続いてますが、
天気が悪くても鬼塚工務店は元気に営業中です。
さて本日はフローリングについてお話させて頂こうと思います。
弊社では注文住宅がメインとなりますので、
ご要望があれば様々な材料を使っていただく事が出来ますが、
問合せが多いものの一つに床で使うフローリングがあります。
基本的な住宅はフローリングが床の大部分を占める為、
選ぶフローリングによって印象も機能も住み心地も変わってくる
重要なポイントです。
それぞれに長所短所があると思いますので
参考にしていただければと思います。
①無垢フローリング
天然木そのものを製材加工した物。混ぜ物のない無垢の床材。
・風合いや表情、温もりなど木そのものの変化も楽しめる
・素材自体に調湿作用がある
・床暖対応が出来ない
・焼けや傷、水シミが付きやすい、反りや伸縮が出る
・費用が高い
②複合フローリング(挽板)
基材(合板)の表層に天然木(2-3mm程度)を貼り合わせた床材
・無垢と同じように風合いや表情、温もりなど木そのものの変化も楽しめる
・無垢と比べ反りや伸縮に強い
・無垢同様焼けや傷、水シミが付きやすい
・ものによっては無垢より高額になることも
・無垢床同等のメンテナンスが必要
③複合フローリング(突板)
基材(合板)の表層に天然木(0.3-0.5mm程度)を貼り合わせた床材
・無垢、挽板と比べ安価でありながら天然木の表情が得られる
・表情は出るが薄いため質感は無垢や挽板と比べると劣る
・えぐるようなキズが付くと基材が見えてしまう
④複合フローリング(シート)
基材(合板やMDF)の表層にシート(0.1-0.3mm程度)を貼り合わせた床材
・天然木では出ないカラーや異素材といった多様なデザインバリエーションがある
・上記3種と比べ安価な物が多い
・ワックスフリーやオイルフリーなどメンテナンスが楽
フローリングと一言で言っても種類、バリエーションは多岐にわたり
奥の深い建築材料です。どれがおススメですか?とよく聞かれますが、
何を求めるかによって答えは変わってきますので正解は分かりません。
経年変化が受け入れられない方に無垢をおススメするわけにもいきませんし、
価格だけで選ぶ物でもないと思います。
長く付き合うお家なので何が自分に一番合っているのかじっくりと検討されることを
まずはおススメします。
アドバイスはもちろんできますので是非ご相談ください!