火災報知器の電池切れに注意しましょう!
2022年06月20日 18:00 Category : インテリアコーディネーターのひとりごと
皆さまこんにちは!
今回は火災報知器についてお話させていただきます。
住宅内で発生する火災をいち早くキャッチし、警報ブザーや音声により知らせる装置が住宅用火災警報器です。
火災報知器の取付が義務化される前の平成18年のデータでは、
住宅火災による死者数の原因は、約6割が逃げ遅れで、半数以上が65歳以上の高齢者となっているようです。
今後も高齢化が進んでいくことから住宅火災による死者の増加が心配されていました。
この逃げ遅れを防ぐことを目的として、一般住宅に住宅用火災警報器の設置が義務づけられました。
その結果、住宅用火災警報器が設置されていた火災と設置されていなかった火災を比較すると約3分の1まで減少したようです。
次に設置場所についてお話します。
火災報知器の取付場所は、おおまかには、①寝室・②階段室・③台所になります。
①寝室とは、普段就寝している部屋のことを指しますので、主寝室のほか、子供部屋なども含まれます。
ただし、来客が時々就寝するような客間などは除きます。
天井の角は、煙が滞留しにくいため壁から60cm以上離すように設置します。
②階段室は、寝室のある階から避難する階段の踊り場の天井又は壁に設置します。
③台所には、天井又は壁に熱式警報器を取付します。
通常は煙で感知するタイプとなりますが、
煙や蒸気が滞留する恐れがある台所へは一定の温度を感知すると鳴るタイプを設置します。
住宅用火災警報器の電池や機器の寿命は、おおむね10年程度と言われています。
新築住宅は平成18年6月1日から設置が義務付けられていますので、
10年経過した家の火災報知器は、電池切れや故障している可能性があります。
せっかく付いていても、いざというときに鳴らなければ火災の発生を教えてくれません!
早期に火災に気づき、住宅火災による被害を減らすため、住宅用火災警報器を正しく設置し、
定期的に点検し、正常に作動するか確認しましょう!