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スタッフブログ

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床下エアコン体感絵レポート@横浜市鶴見区

2023年12月02日 06:29   Category : ニュース

こちらから、動画でもご覧になれます。

今年一番の寒さとなった、2023年11月26日。

お引渡し前、完成間近の現地に、床下エアコンの効果を体感しに行ってまいりました。

11/26の天気

ウエザーニュースによると、当日の横浜市鶴見区、最低気温は6℃、現地には9時前に到着しました。

現地

玄関に至る階段中央は、自転車等を上げやすいようにスロープにしています。

その上、階段から始まるアプローチの半分は長めの庇で覆いました。

階段を上り下りする際、手が塞がって傘を差せないケースがあるので、役に立つと思います。

さて、玄関前の外気温は、

玄関前

9時45分時点で、8.1℃。

小雨降る中、それまでの陽気で寒さに慣れていないこともあり、かなり寒く感じました。

この日はなかなか気温が上がらず、温度計を置いてからもしばらく気温が下がり続けたため、ひととおり撮影を終えた時刻の気温です。

いよいよ玄関の扉を開けると、

玄関 下駄箱上

21.1℃。

「うー、暖かい、うれしい。」

思わず、こぼれるつぶやき。

風を感じることなく、建物の内部全体が暖まっている空間に足を踏み入れた感じです。

そのままホールを抜けてリビングへ。

リビング

ドドーンと吹き抜けのあるリビングは、引き戸で仕切れる洋室部分を含めると、27帖の広さがあります。

キッチン方向

反対側から見るとこんな感じ。

2階は吹き抜けのまわりをグルリと廊下で囲み、1,2階双方からご家族の様子を窺い知ることができます。

キッチン

リビングを一望できるキッチン、左端に床下エアコンの暖気を導くガラリが見えます。

キッチンに立つ奥様の手元は、

シンク横

21.6℃。

ほぼ玄関と一緒です。

冬場、毎日の炊事で多くの奥様を苦しめるのは、足元が寒いこと。

床下エアコンの場合は、足の下を暖気が通って、先ほどのガラリから室内に送られるため、足元の床が冷たいということはあり得ないんです。

床自体が暖まっているので、裸足でもじんわりとぬくもりを感じます。

さて、その暖気を発する床下エアコンはどこにあるかというと、

床下エアコン

リビングの一角にある、引き戸で仕切られた洋室に設置しました。

この空間を含めて、27帖超ありますから、かなり距離がある。

でも大丈夫、しっかり温めてくれていました。

洗面脱衣室兼ランドリールーム

こちらのサニタリースペースにもガラリがあります。

脱衣室はヒートショックの危険が最も大きい場所のひとつで、昔の家の寒さの象徴でした。

洗面化粧台前

こちらも21.6℃。

全く寒さを感じませんでした。

トイレ

1階のトイレは建物中央に近いため、床下の暖気が十分に通ると判断し、ガラリを設置していません。

便器横

それでも20.9℃。

安心の暖かさです。

 

床下エアコンなんだから、1階が暖かいのは当たり前、という声が聞こえてきそうです。

ということで2階に上がってみましょう。

階段の途中から

1階から2階へ上がる階段を7段くらい上がったところから撮影したところ。

キッチンと2階ホールを見渡せる大空間です。

生活が始まると、1階でママがお料理をつくり、2階ホールでお兄ちゃんが遊んでいる、そんな風景を同時に見られる楽しいポジションです。

階段の上から

2階に到着。

階段と廊下、ホールでグルリと吹き抜けを囲み、ひとつの大きな空間であることを実感できますね。

しかし、大きな空間ほど暖気を行き渡すのは難しい。

1階に設置した床下エアコンで、2階を暖めることが果たしてできるのか?

腰壁上

心配ご無用、2階に置いた温度計、20.5℃。

ほとんど1階と変わりません。

サーモカメラで確認するとこんな感じ。

サーモカメラの画像

吹き抜け全体に暖気が行き渡っているのがお分かりいただけると思います。

小屋裏

こちらはその上の小屋裏収納。

夏に活躍する小屋裏エアコン冷房が格納されています。

この空間は、

小屋裏の温度

19.4℃

ちょっと驚きましたが、小屋裏まで全く寒くありませんでした。

さて、この写真、温度計の背後にある網目のモノ、気になりますよね?

グレーチングと呼ばれる、道路の側溝や排水口のフタなどに用いられる建築資材です。

なぜ小屋裏にこんなものを使っているかというと、

主寝室

もう、お解りですね、夏場、エアコンからの涼風を床下に届けるためです。

先に紹介した小屋裏エアコンの写真に写っていた2つのグレーチングは主寝室と、吹き抜けを通じて1階リビングに届けるもの。

リビング

右上から冷気を採りこみ、必要に応じてシーリングファンで攪拌します。

反対側から

小屋裏の反対側には、右に2つ、左のコーナーにもひとつあり、計3つ用意しています。

左のお部屋は、

子供部屋1

このように、建具の上に取り込み口を設けています。

下から覗くとこんな感じ。

通気口

2つ並んでいた右側は、

子供部屋2

将来2つに分けられるタイプの子供部屋、下から覗くとこんな感じです。

通気口

小屋裏エアコンの冷気を各部屋に届けるのはなかなか難しい問題です。

一般的な全館空調は、家全体にダクトを張り巡らせ、各部屋に届けるのですが、それだと初期費用もかかるし、メンテナンスも大変です。

今回は当社の設計担当が「何とかダクトを設けずに各部屋に冷気を届けられないか?」と考えた末、この方法を編み出しました。

この方法だと、小屋裏収納の床下範囲に、吹き抜けのLDKと主寝室、3つの子供部屋の天井を含める必要があります。

本来、「下の階の壁の直上に上の階の壁を設ける」というのが地震に強い家のセオリーですが、このやり方だと壁の位置をずらす必要があります。

今回は壁の位置をずらしつつも耐震等級3を取得して、ダクトを使わない小屋裏エアコン冷房を実現することができました。

細かいお話しですが、注文住宅は1つ1つ、ご要望や条件が異なるので、前例を踏襲するだけではダメなのです。

初心を忘れず、今日もまた、はじめてお伺いするご要望に対し、最高のご提案ができるように努めた参りたいと思います。

 

 

 

※お客様の声※

2023年11月27日 19:56   Category : 未分類

皆さまこんにちは!

先週に引き続きお客様の声(アンケート)が届きましたので

掲載いたします。

 

10月にお引渡しをしたお施主様より

お客様の声を頂きました!ありがとうございます。

 

多数のこだわりを詰め込んだカッコいい住宅が出来上がりました!

LDKには大きなヌックと床はオークの無垢材を採用しました。

 

キッチンはこだわりの塗装仕上げ。

スタイリッシュでありながらやさしい素材感です。

 

2Fホールには遊び心のある大きなニッチ。

 

居室にはパーケットフロアを採用し懐かしさを感じるやさしい印象。

 

洗面コーナーは明るく清潔感のある空間になりました。

 

グレートーンと木目をベースに、

スタイリッシュでありながらナチュラルな要素もあり、

全体的にうまくバランスの取れた住宅となりました。

 

「向き合ってくれると信じることが出来た」とのお言葉

大変ありがたいです。

 

信じて頂けたから向き合えたところも多いと思います。

 

単に買い手と作り手ではなく信頼あってのパートナーとして

これからも取り組んでいきたいと思います!

 

長いお付き合いとなることと思いますので、

これからもどうぞよろしくお願い致します!

 

長細い土地に建てた二世帯住宅

2023年11月21日 06:23   Category : ニュース

長細い土地、

数字で示すと、間口5.4m、奥行き18m。

そういわれても、ピンとこないですよね。

図にすると、

その長さを感じていただけると思います。

5.4mというと、畳1帖の長辺を1.8mとすると、ちょうど3帖分。

どれくらいの大きさの建物が建つかというと、

こちらです。

場所は23区、人気の城南エリアの一戸建てですので、これくらいの間口の建物が珍しいわけではありません。

なので、奥行き18mという長さに特徴のある家づくりです。

その長さ=広さを活かして、3階建ての2世帯住宅を計画いたしました。

まずはアプローチから。

ビルトインガレージの幅を確保するために、玄関ポーチは大人がぎりぎり通れるサイズまで圧縮しました。

当然ながら、玄関ドアは、正面に立って、右にスライドすればサッと開く、引き戸にしています。

ビルトインガレージと、ポーチの幅を節約したおかげで、

二世帯分のご家族の溢れる靴やアウターをたっぷり仕舞える土間収納を確保できました。

左下に見えているのは、光を採りこむ地窓。

長い建物は、中央部分に光が入りにくいもの。

だからといって、安易に窓を設けると、お隣様の視線などが気になったりしますので、このような地窓が有効です。

その上の壁面、左官で仕上げたコテの跡が見えます。

ショールームでご覧いただいた、漆喰=エスタコウォールを気に入っていただき、採用していただきました。

今回の建物は延床50坪を超える二世帯住宅ですので、全面に塗り壁を採用するのはちょっと・・・

ということで、特に見栄えのする壁をピックアップし、間接照明なども取り入れながら、メリハリをつけています。

さて、こちらは洗面脱衣洗濯室と浴室です。

一般的なマンションの中住戸のプランと同じように、使用する時間が限定的な水回り設備は、光を採りこむのが難しい建物中央部分に集中させています。

階段下を利用したトイレもその一つです。

こちらが、1階ご両親様の暮らすリビングです。

ルーバーで囲われた一室は仏間となります。

光を採りこみつつ緩やかに仕切れます。

開放すればリビングの一部として広く使えます。

キッチン側はまだ工事をしていますが、中に入ると、想像以上にリビングの気配を感じず、集中することができます。

この仕切りは、木目のルーバーとともに、アクリル板のような透明の板でも仕切ってあるので、音もある程度遮断されます。

キッチンの奥にはご両親の寝室を設けました。

トップライトでしっかりと、光を採りこみます。

さて、今回の二世帯住宅、親御様世帯のお子様=子世帯のご兄弟様も一緒にお住まいになります。

可能であれば、1階にお部屋を確保できればよかったのですが、それは現実的に難しい。

そこでこうしました。

こちらは2階に上がる階段室の数段下から撮った写真です。

右手が子世帯様が暮らすお部屋で、左手が親世帯のもう一人のお子様のお部屋です。

玄関ホールを挟んで正面に扉を設置し、無駄なスペースを削除しています。

いくらご親族とはいえ施錠できる方がお互いに安心できる、ということで、それぞれの扉にカギを設けました。

こちらがご兄弟様の個室。

3か所の収納スペースや棚を造作して、機能的にお使いいただけると思います。

さて、ここからが子世帯が生活されるゾーンです。

突き当りが洗濯機置場で、この縦長の廊下に見えるスペースは、脱衣室を兼ねたランドリースペース。

奥の洗濯機置場から見るとこの通り。

右手突き当りの浴室前で脱いだものを、撮影位置にある洗濯機置場で洗って、浴室乾燥機で乾かし、左手のウォークインクローゼットに仕舞います。

天井の黒いアイアンバーは、一時的にハンガーを掛けたり、クローゼット代わりに使ったりと、ユーティリティースペースとして活用できます。

先にご紹介した脱衣室兼ランドリールームへの入り口は、この写真の左手。

洗面化粧台は脱衣室から切り離し、それぞれが気兼ねなく使えるようにしました。

この撮影位置の背後、

このトイレも、光を採りこめない建物中央部分に設けています。

そして、子世帯のLDKへ。

写真には写っていませんが、キッチンの右手が、先にご紹介した浴室とキッチンを仕切る壁で、今回の長い建物のちょうど中間位の場所にあたります。

その割にカウンター越しから光がしっかり入っているのがお分かりいただけると思います。

こちらがLDです。

リビングとダイニングは、用途によって仕切っても使えるようにしました。

お客様がお見えになるようなときは、

このように、3枚の引き戸で仕切って使います。

子世帯の個室は3階に設けました。

約10帖あるこちらのお部屋は将来2つに分けて使えるように、備えています。

南側に向いた日当たりの良いバルコニーは7帖弱の広さがあります。

大きなものを干したり、夏はプールで遊んだり、多目的にお使いいただけると思います。

3階にも洗面台とトイレを設けました。

今回の家づくりは、縦長の敷地をいかに二世帯住宅の暮らしやすさにつなげるか?というのがポイントでした。

例えば、建物の長辺に沿って、シューズインクロークや脱衣室を兼ねたランドリールームを設けたり、地窓や天窓など周囲の視線を気にせず、光を採りこむ工夫だったり、光が届かない中央部分に何を配置するか?など、ご要望をお聞きしながら設計しています。

また、縦長の敷地に階段室を設置する際は、長辺に沿って設ける場合が多いのですが、今回は建物中央に短辺と平行に折り返し階段を設けました。

この階段室を建物中央に配置することで、中央部の光があたらない部分の面積を埋めつつ、1階はガレージと親世帯、2階は子世帯のフロアと親世帯の個室を、3階は子世帯の主寝室と子供部屋を距離を取って仕切っています。

注文住宅の間取りは、いかようにもプランニングできますが、よくよく考えて練らないと、後悔してしまうことが少なくありません。

多くの方にとって、家づくりは一生に一度の大イベントです。

「あー、失敗した!」ということにならないように、ご意見をお聞きしながら最適なプランをご提案できるように心がけております。

 

※お客様の声※

2023年11月20日 18:00   Category : インテリアコーディネーターのひとりごと,お客様の声

今年1月にお引渡ししたお施主様より

お客様の声(アンケート)が届きましたので掲載させて頂きます。

 

1.弊社をお選びいただいた決め手、または弊社の第一印象を教えてください。

「高気密高断熱の家を建てたいと思い探していたところ、紹介していただいたうちの一社でした。実際、お話を伺ってみると、現状に満足することなく、新しくより良いものを求め、成長し続けている印象を受けました。」

 

2.住まいづくりでこだわった点、気に入っている所を教えてください

「高気密高断熱、そして耐震等級3は譲れませんでした。夏は玄関に入ると涼しく、冬は床下エアコンのおかげで1階でも足元が冷えず、快適に過ごせています。」

 

3.契約から完成までプラン打ち合わせ・建築中現場の感想・エピソード等ございましたらお聞かせ下さい

「間取りを決める際、洗面室と脱衣室を分けたかったのですが、限られた広さの中で悩んでいた時、一緒に悩んでくださり、ご提案いただいたものを採用したところ、使い勝手が良く満足しています。」

 

4.設計担当、現場担当等、弊社社員の対応はいかがでしたか?

「小さな疑問にも丁寧に答えていただき、また適切な提案で一つ一つの問題をクリアできたところが信頼できました。」

 

5.これから建築される方に一言アドバイスをお願いします

「細かいところも納得がいくまで確認することが必要かな、と思います。

あと、イメージを膨らませることも大切だと思います。」

 

6.鬼塚工務店へメッセージ(ご要望、ご意見、問題点やご不満なところ等々なんでも構いません)

「明るく、使いやすい素敵な家を建てていただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」

 

一番寒い時期のお引渡しだったのですが床下エアコンで快適に過ごせたとの事で何よりです。

またこれから床下エアコン本番の時期ですね!

 

弊社でおすすめしている桧の無垢フローリングや漆喰も採用して頂き、

ナチュラルで温かみがあり穏やかなご家族の印象にイメージにぴったりの

素敵なお宅となりました。

 

年月が経つにつれ劣化や変化もあることですが

お困りの際はお気軽にご連絡いただければと思います。

 

引き続きお付き合いよろしくお願い致します。

 

 

床下エアコン体感会開催!

2023年11月15日 09:36   Category : 床下エアコン

先週末あたりから急激に気温が下がり、暖房が必要な季節となりました。

 

暖房機器を選ぶ際、エネルギー価格の高騰が気になりますよね。

 

エアコンは、ランニングコストが安い省エネな暖房機器のひとつだといわれています。

 

しかも、床下エアコンは、たった1台で家中を暖めます。(あまりにも広いお家は、1台では足りませんが。)

 

床下からゆるやかな暖気が部屋中に行き渡るので、直接風が体に当たることもありません。

 

火を燃やすわけではないので、空気を汚すこともありません。

 

リビングも、居室も、キッチンも、トイレも、洗面所も、脱衣室にも行き渡るので、家の中での温度差がなく、ヒートショックの心配もありません。

 

気温が下がるこの季節にしか体感できない床下エアコンの快適さ。

 

ようやく体感していただける季節になりました。

(さらに詳しい床下エアコンの情報はこちら→

 

鬼塚工務店の社屋とショールームでご体感いただけます。

 

体感会は予約制ですので、事前にご連絡をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

ご予約は、お問い合わせフォームか、お電話045-620-3925まで。

 

他の暖房機器の採用を決める前に、ぜひご体感ください。

ショールーム

床下エアコンの温まり方

 

 

子育て世代のご夫婦が土地探しから始めて建てた家

2023年11月08日 18:07   Category : ニュース

先月まで、地元、横浜市神奈川区で工事を行っていた、子育て世代のご夫婦が建てた家をご紹介させていただきます。

間口6m弱、奥行き14m、敷地面積82㎡、やや長方形の整形地。

この敷地形状ですと、三角屋根の切妻か、片流れか、フラットな陸屋根(ろくやねと読みます)に近い形状を選択するケースが多いのですが、スタイリッシュな都市型住宅テイストに仕上がる陸屋根に近い屋根形状を選択されました。

『ビルトインガレージは耐震性に不安がある』
といった記事を見ることもあるかと思いますが、当社は全棟構造計算を行って、耐震等級3を取得していますのでご心配には及びません。

こちらは工事中の玄関内部。

1.5帖ほどの土間収納を設けました。

ご家族4人分の靴は、通常の玄関収納だけでは収まりません。お客様がいらしたときにはアウターを掛けるハンガーも欲しい。

また、ネット通販全盛の今、段ボールなども溜まります。

段ボールの収集は週1回で、その日に出せないとなると持ち越さなければなりません。

そんなときにも土間収納はとっても便利です。

こちらは土間収納の裏手にご用意した収納スペース。

今現在利用されているラックをそのまま使われる予定なので、サイズをあわせてご用意いたしました。手前には掃除機なども置けるので、便利にお使いいただけると思います。

左手に見えるのは洗面化粧台。

建材メーカー、アイカのスマートサニタリー。

最近は、個別に建材を選んで、造作する化粧台が人気ですが、壁から浮き出て見える三面鏡や、木目調の面材など、デザインと使いやすさのバランスが良くとれていると思います。

この写真ではちょっとわかりにくいのですが、

三面鏡とカウンターの間の壁には、保護フィルムの施された化粧板=アイカのセラールを施工しています。

このパネルは、

2階トイレ手前の手洗いにも、色違いのパネルを施工しました。

水撥ねなどの汚れをサッとひと拭きで落としやすく、何よりも控えめな美しさに品の良さを感じます。

洗面化粧台とは引き戸で仕切ったところに脱衣洗濯室を設けました。

干したものをたたむカウンターを用意し、広さも3畳半あります。

脱いだものを洗濯機で洗い、TOTOの浴室換気暖房乾燥機『三冠王』の乾燥機能を使って干します。

でも、4人家族ですと、浴室だけでは収まりません。

そこで、洗濯バーを設置して、浴室と洗濯室を合わせた4畳半ほどのスペースを使って干します。

浴室の扉を開けて、三冠王だけのパワーでお試しいただき、ちょっと足らないかな?と思ったら除湿器をご用意いただくようにご提案しました。

最近の除湿器はとても優秀で、しっかり乾かしてくれますが、場所をとるし、吸い取った水を捨てる手間は発生してしまいます。

除湿器なしでいけるなら、それに越したことはありませんので。

 

さて、この脱衣室兼洗濯室は、主寝室に直結しています。

写真右手の壁、奥に薄く見える開口部が脱衣室への入り口です。

要は、洗濯物を洗い、その場で干し、造作したカウンターで取り込みつつ畳んだら、その場で主寝室へ移動し、正面のウォークインクローゼットに仕舞う動線です。

主寝室と洗濯室をダイレクトに行き来できると、夜遅かろうが、朝早かろうが、気兼ねなく洗濯作業を行えるのでとても便利だと思います。

室内干しなので、天気にも左右されません。

ウォークインクローゼットは3帖の広さを確保しました。

建物の一番端にあたるこの場所に床下エアコンを設置しているので、床下全体に暖気が行き渡ると思います。

既に申し上げた通り、土地面積は82㎡、ガレージを除いた床面積は98㎡ほどと、限られています。

圧迫感のある階段下ですが、アクセントクロスと屈折、反射する光が美しい照明を据え、素敵なトイレに仕上げました。

さて、こちらは2階のリビングです。

ソファが置かれる予定のコーナーからの視線です。

ハイサイドサッシの下にAVボードが置かれ、ご家族の視線が集まるこの壁の上部に間接照明を設置しています。

その右手に収納スペースのような凹がありますが、ここにはピアノが置かれる予定です。

奏者は奥様。

ご自宅に居ながら、ピアノの生演奏が聴けるなんて。

うらやましい限りです。

こちらは、AVボードが置かれる予定の位置から撮影した写真。

中央やや右にあるカウンターは、幅2m超のスタディーカウンター。

大きくなっても、二人並んで机に向かえるワイドなカウンターです。

作業スペースを確保するために、冊子やノートパソコンなどを仕舞える収納スペースもテーブルの下に確保しています。

ここで勉強していれば、

キッチンに立つママの目が届きます。

自室で勉強をするよりも、リビングなど、家族の目が届く範囲で勉強するほうがはかどる、という子供の方が多いようです。

この盛りだくさんなLDKは、約19帖の広さを確保しました。

とはいえ、室内全体の広さは100㎡足らず。

全てのスペースを広々とるわけにはいかず、メリハリをつけています。

こちらは4帖の子供部屋。

右手にクローゼット、奥にベッド、左手にデスクを置いてほぼ完結するスペースです。

着替えて、寝て、あとは一人時間を過ごすためだけのスペースですから、それほどの広さはいりませんよね。

この機能的なお部屋を、

左右対称に2部屋設けました。

 

収納の位置や広さ、間接照明の配置、細かな装飾の数々にもこだわっていただき、素敵なお家が完成いたしました。

ご家族の皆様が、末永く健康で幸せにお過ごしいただけますように。

B様、ありがとうございました。

 

洗面室と脱衣室は分ける?分けない?

2023年11月07日 09:36   Category : 未分類

前回はバルコニーのお話をさせていただきましたが、

今回は『洗面脱衣室』をピックアップしてみたいと思います💡

 

 

一般的に多く見かけるのは、洗面場所と脱衣場所が一体になった『洗面脱衣室』ですが、

昨今では「洗面所と脱衣所を分けた間取り」を採用される方が増えてきました。

 

では、実際にどういうメリットがあるのでしょうか?

 

 

 

誰かがお風呂に入っていても気兼ねなく洗面所を使える!

 

たとえ家族とはいえ、洗面所と脱衣所が一緒だと、誰かが入浴中の時は洗面所を使うのに気を使うこともありますよね…

年頃のお子様がいるご家庭だと特に過敏に気を使ってしまうかもしれません。

洗面所と脱衣所を分けることで、どちらも気兼ねなく使うことができそうですよね(^^♪

 

 

3人の子供を育てる共働きのご夫婦が土地を買って建てた家

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来客時もプライバシーが守られる!

 

脱衣室には、洗濯物が干してあったり、脱いだ衣服がかごに入っていたり、下着がおいてあったり…

お客様には見てほしくないものが多い、生活感が溢れた場所だと思います(;’∀’)

家族以外の目に触れたくないものは脱衣室に置いておき、

さっと使うものだけを洗面室に置くようにすると、急な来客時にも慌てなくて済みそうです😌

来客されたお客様にも気持ちよく使ってもらえそうですね!

 

 

人工地盤で駐車場を確保した、陽当たり大逆転の家。

 

 

 

デメリットは?

 

反対に洗面所と脱衣所を分けると考えられるデメリットはなんでしょう(・・?

 

一般的な間取りの『洗面脱衣室』ですと、2畳ほどのスペースが多いのに対し、

洗面室と脱衣室を独立させるとき、単純に半分の1畳ずつにしてしまうと、やや窮屈な空間となってしまいそうです。

せっかく便利にするために分けた空間でも、十分な広さが取れていないと、反対に使いにくい空間となってしまうかもしれません。

また、洗面所と脱衣所にスペースが必要な分、ほかのお部屋に充てられるスペースが狭くなってしまうので、よく考える必要がありますね🤔💭

 

 

 

 

 

洗面所と脱衣所は家族みんなが使う場所。

どちらが良いのかは、お客様の生活スタイルや、ご家族構成によって異なってくるかと思います。

洗面所と脱衣所を分けようか、どうしようかと悩んでいるかたはぜひご相談くださいね。

秋の夜長に

2023年10月23日 14:14   Category : スタッフのひとりごと。,温もりのある家づくり

皆様こんばんは。

秋の夕日はつるべ落としがごとく、あっという間に夜のとばりが下りてきますね。

夏は打合せが終わってもまだ明るかったのに、今ではショールームの明りがほんのり周囲を照らしています。

 

長い夜のお供には、何を連想しますか?

バルコニーにイスを出して、暖かいカフェオレとともに冷えた夜気を楽しんだり。

キャンドルの仄かな灯りや、もこもこブランケットの肌触りだったり。

お気に入りの本を開いて、懐かしい気分に浸ってみたり。

個人的な事ですが、電子書籍より紙の本が好きです。

 

 

本格的な寒さを迎える前のこの時期に、夜長を楽しむベランピングはいかがでしょう。

べランピングとは、「ベランダ+グラマラス+キャンピング」の3つの言葉を合わせた造語なんです。

コロナ自粛の際にも話題になったベランピングですが、お昼間だけのものじゃぁありません。

ランタンやキャンドル、優しい灯りにいつもと違う雰囲気で、ちょっとした非日常を味わうのも良いものです。

ベランダ菜園ならぬ、ハーブ園も憧れます♪

今ではバルコニーにおけるテーブルセットもお手頃価格で手に入るようなので、この夜長のお供にいかがでしょうか。

 

鬼塚工務店では、バルコニーの有るお家も多数施工致しております。

間取りでお悩みの際は、ぜひご相談くださいませ。

クロス選定について

2023年10月20日 10:00   Category : インテリアコーディネーターのひとりごと

皆さまこんにちは🌷

 

以前木目調クロスについての記事を投稿しましたが、今回はそもそもどうやってクロスを選んでいるのか?についてです。

 

クロスは主にサンゲツさんの「SPシリーズ」か、リリカラさんの「LB リリカラ ベース」のカタログの中からお選びになるお客様が多いです。

気になる商品があれば、メーカーからA4サイズのカットサンプルを送ってもらいます。
カタログより大きくて見やすい上に、クロスの色味や模様のパターンもしっかり確認できます🙆🏻‍♀️

 

サンプルを確認して決める方や、弊社での過去の施工写真、インスタグラム等のSNSで上がっている内装のイメージ写真を参考に、どのクロスにするか決めていく方が多いです。

 

「もっと大きいサンプルが見たい!」ということであれば、ショールームでの確認も一つの手段です。
先日、品川にあるサンゲツさんのショールームにお邪魔しました。

 

写真はないのですが、サンゲツさんは他にもクッションフロアやカーテンなどのサンプルが展示されています。

品川のショールームでは、クロスのサンプルを大きいサイズで確認することができました。
目視ではありますが大きさはA4サイズのカットサンプル4個分くらいあり、かなり大きくて見やすい印象です。

 

実はこちら取り外し可能となっているので、このように色々な品番のクロスを比べることができます!

 

他の見どころとしては、モデルブースがいくつかあります。
家具との組み合わせ、クロスをどこで貼り分けるのか…など参考になるかと思います👀

 

また汚れの落としやすさや消臭機能が優れている商品もあり、体感できるコーナーもありました。
クロスの機能性で選ぶのもアリだと思います。

 


クロスは本当に沢山の種類があるので、悩まれる方も多いです。
コーディネーターも頑張ってお手伝いいたします💪🏻

小高い丘に建てた注文住宅

2023年10月18日 06:33   Category : ニュース

暑かったこの夏に完成、お引渡しをした「小高い丘に建てた注文住宅」のご紹介をさせていただきます。

完成間際だった当時の様子がこちら。

現地

小高い丘、ということですからご想像がつくかと思いますが、工事中の現場はこちらです。

寄り

道路から14mほどの高さ。

わかりやすく言うと、マンションの5階部分に相当する高さです。

約60段程度の階段を上がると、ようやく現地に到着します。

現地

完成間近の現地に到着しました。

高い立地の家は、眺望が良く、夜景がきれいで、陽当たりが良いケースが多く、人気があります。

眺望

今回の現地からはベイブリッジがはっきり見えました。

一方で、問題もあります。

今回の工事で大きな問題になったのは、動線の確保です。

階段上から

工事中、人の往来はガッツで頑張れたとしても、構造材や足場など、大きな資材をこの現場に搬入するのはさすがに難しい。

ましてや、地盤改良をしなければならないとなれば、重機を搬入する必要がありますが、それは現実的に無理。

では、どうするか?

 

まずは資材の搬入ですが、こちらは現地の裏手。

現地裏側

アパートが建っています。

よく見ると、フェンスの一部が取り外されています。

 

たいへんありがたいことに、アパートのオーナー様にご協力をいただき、裏側の道路から現地までの敷地を通っても良い、とご承諾をいただけることになりました。

動線確保

車は通れませんが、これだけの動線を確保できれば資材を搬入することは可能。

一つ目の問題はお隣様のご協力をいただけたことで、解決することができました。

 

とはいえ、当然重機は通れません。

今回の敷地は傾斜部分を入れると、約80坪あります。

その気になれば、もっと広い家を建てることも可能でした。

しかし、建築面積を広くとればとるほど、軟弱地盤など問題のある部分に建物が載る可能性が高くなります。

そのため、必要最低限の建築面積を確保し、できるだけコンパクトに設計することで、地盤補強が必要ない範囲で工事を進められるようにして、この問題をクリアいたしました。

結果、建築面積39㎡、延床面積75㎡と、一般的な3LDKのマンションと同じくらいの広さですが、夏も冬も快適に暮らせる使い勝手の良いお家が出来上がりました。

玄関

手洗い器の左手にはトイレがあり、帰宅後も、トイレを使った後も手を洗えるようにレイアウトしました。

限られた面積で使い勝手を良くするには、”兼ねる”という発想が欠かせません。

リビング

こちらは14帖のLDK。

中央のカウンター下に見えるのが床下エアコンです。

南面のど真ん中に設置していますので、ムラなく家中を暖めることができます。

キッチン

キッチンの面材は、リビング全体のトーンに合わせて、清潔感溢れるホワイト系で統一。

全体を白で仕上げると、家具や植栽、オブジェ、絵画などが引き立ちます。

奥に見えるスリット窓のあるスペースは1帖大のパントリー。

コンパクトながら、どうしても必要な収納スペースはしっかり確保しています。

吹き抜け

カウンターキッチンの正面にダイニングテーブルをレイアウトする計画です。

左手、床下エアコンのあるカウンターの上には吹き抜けを設けました。

想像してください。

一家だんらんの場、ふと見上げると2階の天井まで5mも抜けています。

14帖のリビングとなると広いとは言えませんが、吹き抜けをつくることで、開放感が得られます。

さらに、床下エアコンの暖気も、この吹き抜けと階段室を通って2階まで暖めてくれます。

この吹き抜けにはもう一つ狙いがあって、

冷房用エアコン

夏場の冷房用エアコンを2階ホールに設置し、

シーリングファン

シーリングファンで1階全体に涼風を送る計画です。

2階ホールの腰壁の上から撮影した写真ですが、生活が始まるとカウンター正面にダイニングテーブルが来ます。

フロアを隔てて会話を楽しめるのも吹き抜けのメリットです。

2階洋室

2階の洋室7.5帖は、将来2つに分けて使えるようにしています。

2つに分けると4帖を割ってしまうため、屋根の形状までの高さを確保する勾配天井にしています。

高さを出すことで、圧迫感を抑える作戦です。

洗面脱衣洗濯室

こちらは1階のサニタリールーム。

2畳のスペースに収納を確保し、天井吊り下げ物干しも設置しました。

バスルーム

システムバスは、余裕の一坪サイズ。

ゆったり入れ、物干しを2本掛けられるので、梅雨時の乾燥室としても便利に機能します。

トイレ

1階玄関脇のトイレは階段下スペースを利用しました。

床下エアコンのガラリが見えますが、このほかにもリビング、キッチン、脱衣室と、全体に行き渡るように設けているので、家中を暖めてくれます。

完成間近の現地 正面から

当初から、搬入ルートの確保や地盤補強の問題など、ハードルの高い計画でしたが、とても住みやすいお家が完成したと思います。

広い家はもちろん良い面もたくさんありますが、マンションほどのコンパクトなお家もメリットがいっぱい。

広くない分、どこに行くにもアクセスしやすいし、掃除も楽だし、光熱費も抑えられます。

但し、コンパクトな家を住みやすくできるか否かは設計の工夫がとても重要です。

鬼塚工務店は、狭小地や変形地、高低差のある土地などの実績が豊富で、ひとつひとつ丁寧にしっかり考えてご提案しています。

建築予定地に難のある場合も、ぜひお声がけください。

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