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「ツーバイフォー工法は雨に弱いと聞きます。本当ですか?」

2021年07月21日 16:57   Category : ニュース

「ツーバイフォー工法は雨に弱いと聞きます。本当ですか?」

先日、当社の家づくり相談室で、お客様からいただいた質問です。大変よく勉強をされている方で、YouTubeの「構造塾」というチャンネルで紹介されている、「構造塾」家づくり応援・業者マップに掲載されていた当社に興味を持っていただき、ご来社いただきました。

構造塾 家づくり応援・業者マップ

 

YouTubeの構造塾とは、構造設計の第一人者として活躍されている佐藤実先生が主宰するwebセミナーです。

あまり知られていませんが、日本では、とても簡易な建築確認申請を役所に出し、受領されれば、家が建ってしまいます。「これじゃ、大きな地震が来るたびに、悲劇が繰り返される。なんとかしなければ!」と、一般の方向けに情報発信をされています。

YouTube構造塾チャンネルはこちら↓

構造塾チャンネル

 

そのお客様、構造塾の講座もよくご覧になっていて、「ツーバイフォーが良いのはわかりました。でも、雨に弱いのが欠点だと聞きます。その点、どうなんでしょうか?」 と。

ちなみに、当社はツーバイフォー工法の家づくりを手掛けています。当社を候補として挙げていただいたのですが、ツーバイフォーが雨に弱いという話を耳にされ、質問をいただきました。

少し掘り下げますと、木造住宅は、木造軸組工法と、ツーバイフォー工法に大別されます。木造軸組工法は、柱を組み始めると、その日のうちに屋根までの工事が完了します。

なので、ちょうど傘をさしているように、雨を避けられます。

木造軸組み工法の棟上げ(レンタルフォトより)

 

一方のツーバイフォー工法は、1階から2階へと、積み上げていく工法なので、一定期間屋根がない状態で工事を進めます。

この違いから、「ツーバイフォー工法は工事中に雨が降れば床が水浸しになる。だから雨に弱い。」と言われているようです。

壁工法の工事の模様(レンタルフォトより)

ツーバイフォー工法は、壁工法とも言われるように、床や壁といった丈夫な板を組み立てて、箱をつくる工法です。その壁や床の合板は、レインコートのように撥水効果があるため、水を弾きます。ですので、合板自体が濡れても問題はありません。ツーバイフォー工法が誕生したのは、19世紀の北米で、日本には約50年前に伝わりました。その間、特に大きな問題なく、今まで建てられ続けてきた実績から、壁や床が少々濡れたとしても、全く問題はないと考えられます。

でも、お客様から信頼していただいて工事を担当する者として、合板と合板のつなぎ目は、気になります。特に梅雨時など、雨が続くときは、その隙間から、雨水が染み込む可能性があります。想像していただくとわかると思いますが、隙間から差し込んだ水分は、乾きにくいのです。

そこで、当社では、床のつなぎ目に、防水テープを貼って、雨水が侵入するのを防いでいます。

当社施工現場(横浜市N様邸)

 

壁面も同じように、組み立てが始まると、すぐに仮の防水シートで覆い、壁と壁のつなぎ目に雨水が侵入するのを防ぎます。

当社施工現場(横浜市N様邸)

 

これは、ツーバイフォー工法を施工する際の一般的なやり方ではありません。普通は、床のつなぎ目にテープを貼ったり、初期段階で壁を防水シートで覆うようなことはしないと思います。

でも、想像すると、つなぎ目に雨水が入るかもしれない、雨水が入れば家の寿命を縮める可能性がある、だったらやった方がいい、と考え、当社の判断でやっています。

 

というわけで、冒頭の質問に対する答えは、特にツーバイフォーだから雨に弱いということはありません。屋根が載っている木造軸組み工法でも、横殴りの雨が降れば床が濡れることは十分にありえます。いずれも、床材は十分な撥水加工がしてあり、表面を乾燥させてから覆うので、問題はありません。

怖いのは、「撥水加工をしているから大丈夫」とか、「屋根がかかっているから問題ない」という油断だと思います。極端なことを言えば、いくら撥水加工をしているからといっても、濡れている状態のまま、フローリング材で覆ってしまったら、だめに決まっていますよね?そんなことにならないよう、現場の状況をしっかり確認し、細心の注意を払って、打つべき手は打ちつつ、進めることがとっても重要だと感じています。

 

 

 

 

 

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