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スタッフブログ

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小高い丘に建てた注文住宅

2023年10月18日 06:33   Category : ニュース

暑かったこの夏に完成、お引渡しをした「小高い丘に建てた注文住宅」のご紹介をさせていただきます。

完成間際だった当時の様子がこちら。

現地

小高い丘、ということですからご想像がつくかと思いますが、工事中の現場はこちらです。

寄り

道路から14mほどの高さ。

わかりやすく言うと、マンションの5階部分に相当する高さです。

約60段程度の階段を上がると、ようやく現地に到着します。

現地

完成間近の現地に到着しました。

高い立地の家は、眺望が良く、夜景がきれいで、陽当たりが良いケースが多く、人気があります。

眺望

今回の現地からはベイブリッジがはっきり見えました。

一方で、問題もあります。

今回の工事で大きな問題になったのは、動線の確保です。

階段上から

工事中、人の往来はガッツで頑張れたとしても、構造材や足場など、大きな資材をこの現場に搬入するのはさすがに難しい。

ましてや、地盤改良をしなければならないとなれば、重機を搬入する必要がありますが、それは現実的に無理。

では、どうするか?

 

まずは資材の搬入ですが、こちらは現地の裏手。

現地裏側

アパートが建っています。

よく見ると、フェンスの一部が取り外されています。

 

たいへんありがたいことに、アパートのオーナー様にご協力をいただき、裏側の道路から現地までの敷地を通っても良い、とご承諾をいただけることになりました。

動線確保

車は通れませんが、これだけの動線を確保できれば資材を搬入することは可能。

一つ目の問題はお隣様のご協力をいただけたことで、解決することができました。

 

とはいえ、当然重機は通れません。

今回の敷地は傾斜部分を入れると、約80坪あります。

その気になれば、もっと広い家を建てることも可能でした。

しかし、建築面積を広くとればとるほど、軟弱地盤など問題のある部分に建物が載る可能性が高くなります。

そのため、必要最低限の建築面積を確保し、できるだけコンパクトに設計することで、地盤補強が必要ない範囲で工事を進められるようにして、この問題をクリアいたしました。

結果、建築面積39㎡、延床面積75㎡と、一般的な3LDKのマンションと同じくらいの広さですが、夏も冬も快適に暮らせる使い勝手の良いお家が出来上がりました。

玄関

手洗い器の左手にはトイレがあり、帰宅後も、トイレを使った後も手を洗えるようにレイアウトしました。

限られた面積で使い勝手を良くするには、”兼ねる”という発想が欠かせません。

リビング

こちらは14帖のLDK。

中央のカウンター下に見えるのが床下エアコンです。

南面のど真ん中に設置していますので、ムラなく家中を暖めることができます。

キッチン

キッチンの面材は、リビング全体のトーンに合わせて、清潔感溢れるホワイト系で統一。

全体を白で仕上げると、家具や植栽、オブジェ、絵画などが引き立ちます。

奥に見えるスリット窓のあるスペースは1帖大のパントリー。

コンパクトながら、どうしても必要な収納スペースはしっかり確保しています。

吹き抜け

カウンターキッチンの正面にダイニングテーブルをレイアウトする計画です。

左手、床下エアコンのあるカウンターの上には吹き抜けを設けました。

想像してください。

一家だんらんの場、ふと見上げると2階の天井まで5mも抜けています。

14帖のリビングとなると広いとは言えませんが、吹き抜けをつくることで、開放感が得られます。

さらに、床下エアコンの暖気も、この吹き抜けと階段室を通って2階まで暖めてくれます。

この吹き抜けにはもう一つ狙いがあって、

冷房用エアコン

夏場の冷房用エアコンを2階ホールに設置し、

シーリングファン

シーリングファンで1階全体に涼風を送る計画です。

2階ホールの腰壁の上から撮影した写真ですが、生活が始まるとカウンター正面にダイニングテーブルが来ます。

フロアを隔てて会話を楽しめるのも吹き抜けのメリットです。

2階洋室

2階の洋室7.5帖は、将来2つに分けて使えるようにしています。

2つに分けると4帖を割ってしまうため、屋根の形状までの高さを確保する勾配天井にしています。

高さを出すことで、圧迫感を抑える作戦です。

洗面脱衣洗濯室

こちらは1階のサニタリールーム。

2畳のスペースに収納を確保し、天井吊り下げ物干しも設置しました。

バスルーム

システムバスは、余裕の一坪サイズ。

ゆったり入れ、物干しを2本掛けられるので、梅雨時の乾燥室としても便利に機能します。

トイレ

1階玄関脇のトイレは階段下スペースを利用しました。

床下エアコンのガラリが見えますが、このほかにもリビング、キッチン、脱衣室と、全体に行き渡るように設けているので、家中を暖めてくれます。

完成間近の現地 正面から

当初から、搬入ルートの確保や地盤補強の問題など、ハードルの高い計画でしたが、とても住みやすいお家が完成したと思います。

広い家はもちろん良い面もたくさんありますが、マンションほどのコンパクトなお家もメリットがいっぱい。

広くない分、どこに行くにもアクセスしやすいし、掃除も楽だし、光熱費も抑えられます。

但し、コンパクトな家を住みやすくできるか否かは設計の工夫がとても重要です。

鬼塚工務店は、狭小地や変形地、高低差のある土地などの実績が豊富で、ひとつひとつ丁寧にしっかり考えてご提案しています。

建築予定地に難のある場合も、ぜひお声がけください。

秋ですね

2023年10月09日 18:00   Category : 保育士のひとりごと。

 

皆さま、こんにちは。
 
先日、夜空を見上げてみると、お月様がラグビーボールのような形になっていました。
数日前は十五夜で、満月と重なって‟まあるい”お月様でしたのに。
 
園の子どもたちが手作りの‟お月見まんじゅう”のおやつを美味しそうに食べて、
お月見の雰囲気を楽しんでいたことを思い出し、
もうしばらく丸いお月様で十五夜の余韻を味わっていたかったなあ、
なんて勝手なことを思ってしまいました。
 
お月様は15日間を費やして次は新月になるのですね・・・。
 

 
お月様を見たり、赤い彼岸花が咲いていることに気が付いたり、
なしやブドウ、栗などを味わったりしながら秋らしさを感じている今日この頃です。
 
同僚が、お子さんの通っている園で「親子芋ほり会」に参加したそうです。
「大きなサツマイモを収穫したよ~。」と、楽しそうに話してくれて、
お子さん以上に喜んでいました。
 

~おいも🍠の葉っぱです~
 
どうやって食べようか?と悩んでいたので、
「まずは、お日様の下で干してみて。甘さが増すよ。」と
ちょっとしたコツを話してサツマイモ談議が盛り上がりました。
さて、どんな料理になるのか…興味のあるところです。😊
 
私も以前勤めていた保育園で、農家さんに協力していただき、
園児と芋ほりを楽しんでいましたが、
当時の園長が「芋づるの茎はきんぴらにして食べられるよ。」と
話していたことを思い出しました。
 
戦後の食糧不足体験からとのことでした。
試したことはないのですが、食べ物を無駄にしない考え方はSDGsですね。

 

そう言えば、‟新鮮な芋づる”をぐるぐると巻いてリースを作ったこともあります。
乾燥させるので、ゆるみがでないよう巻方はかなりきつくしておきます。
クリスマスのリースに利用して楽しみました。
考えてみるとサツマイモも無駄なく楽しめるものですね。

 

今年は残暑が長かったので 短い秋になりそうですから、
ぎゅっと凝縮して紅葉や味覚をしっかりと楽しみたいと思います。
 

 
~お月見掛軸🌖~子供と楽しむ用に作ってみました🐰
 

25坪の敷地に建てる三世代で暮らす家。

2023年10月05日 07:33   Category : ニュース

先月末まで工事を行っていた、「25坪の敷地に建てる三世代で暮らす家」のご紹介をさせていただきます。

奥様のご実家を建て替えての二世帯住宅です。

2階建てだったご実家。

駐車場を確保しつつ、道路斜線や北側斜線を避けながら、110㎡の床面積を確保しました。

まず最初にご紹介したいのは、こちら。

1枚前のビフォーアフターのアフターと同じアングルの写真ですが、外壁材のラインがはっきり見えるようにコントラストを強調しています。

この外壁材、一般的なサイディングとちょっと異なるのですが、お解りになりますでしょうか?

 

この写真で分かったら、かなりすごいと思います。

何が違うかというと、一般的なサイディングのつなぎ目にあるシーリングがない(実際には少しだけあるのですが)シーリングレスサイディングを採用しています。

ニチハのCOOLという商品で、意匠を大切にする住宅はもちろん、レクサスやボルボといったカーディーラーや、プレミアムアウトレットなどの集客を目的とした商業施設にも採用されている外壁材です。

メーカのサイトによると、シーリング仕様だと、外壁材のデザインにおかまいなしで、シーリングの太い目地が写真左のように目立ってしまうのですが、シーリングレスタイプですと、四方合いじゃくり工法により、板の継ぎ目が目立ちにくいのです。

四方合いじゃくり工法とは、

このように、4枚の板で互い違いに組み合わせるため、つなぎ目が目立たない施工が可能になるのです。

「外壁サイディングのシーリングがどうにも気になる!」という声は以前よりあり、その不満を解決した商品です。

さて、玄関を入ると左手にはシューズクロークを兼ねた土間収納スペースを設けています。

ご家族はこのシューズクロークスペースから家の中に入り、メインの玄関はお客様専用にお使いいただくことにすれば、いつもメインの玄関はスッキリをキープできます。

家族用玄関とメインの玄関の仕切りは、建具で仕切るよりも、後付けで暖簾やロールスクリーンをかけてもよし、それほど気にならなければなくてもいいかもしれません。

家族用玄関から見ると、奥にはハンガーパイプも設置して、アウターを掛けることもできるようにしています。

玄関も、キッチンも、浴室も、ランドリールームも、すべて共用する二世帯住宅ですが、洗面化粧台とトイレは1階と2階に設置。

とはいえ、厳密に使い分けるわけではないので、1階の洗面化粧台は玄関の脇に設置しています。

脱衣室を兼ねるランドリールームには乾太くんをメインに、天井吊り下げ物干しも用意しています。

浴室も乾燥室として使えるので、梅雨時に悩まされる、洗濯物対策への備えも十分です。

こちらが親世帯のお部屋。

おやすみになるときにはベッドを活用することになると思いますが、部屋にいる時は畳がいい。

座卓でも、ちょっとゴロリと横になったりすることも可能です。

2階のリビングで過ごすのも良いですが、身支度が面倒な時などはご自分たちのお部屋でゆっくりするのがいいですよね。

歳を重ねて階段がしんどくなっても、1階だけで生活が完結できるように10帖大の広さを確保しました。

今回の床下エアコン暖房は、階段下収納スペースを活用しました。

多くの場合、リビングや居室のカウンター下などに設置居することが多いのですが、それはそれなりに場所をとります。

コンパクトに納めるなら、階段下収納は最適な場所といえると思います。

 

さて、階段を上がってリビングへ。

ドドーンと吹き抜けがあり、2階フロアのホールまで、開放的な空間が広がります。

2階には子世帯ご夫婦の居室も確保する必要があるため、LDKとして確保できる面積は17畳ほど。

吹き抜けを設ける理由の一つは圧迫感を感じないようにすることが挙げられますが、もう一つあります。

正面の2つの窓、下の窓にはお隣様の建物の影が見えます。

上部の窓にはみえません。

この窓は南側にあるのですが、特に陽の低い冬、2階の窓からの採光はお隣様の建物に遮られがちですが、吹き抜け上部=3階部分の窓は遮るものがないので、部屋の奥まで光が届きます。

カウンターキッチンから見ると、リビングの奥まで光が届いているのがお分かりいただけると思います。

今回の床材は、オークの突板を使っていますが、通常より幅が広いタイプです。

幅が広いフローリングは空間をゆったりと広く見せる効果があります。

システムキッチンは全体を白いトーンでまとめました。

最近のキッチンは、ブラック系のシックなタイプが多く見られますが、ホワイトは明るく清潔感があります。

リビング側からの見た目も、白い壁、白い面材のシステムキッチンだと、より無垢のオーク材の表情が際立ち、シンプルナチュラルな明るいトーンに仕上がっていると思います。

リビングの一角にはバルコニーも設けました。

それほど広くはありませんが、リビングに外に出られる空間があると何かと便利です。

2階、リビングに設けた洗面室とトイレ。

特に朝の洗面化粧台は占有する時間が長くなりがちなので、1,2階それぞれにあると便利です。

さて、こちらは3階ホール。

正面に見えるのが室内に設けた夏用のエアコン冷房です。

夏は扉を開放して冷気を送り、吹き抜けを通してリビング全体を冷やします。

このエアコンがあるお部屋は、

4帖大のファミリークローゼット。

基本的には開放していますが、来客時など見せたくない時には引き戸を閉めれば大丈夫。

3階ホールの手すりは、冷気が落ちやすいように腰壁タイプではなく、シャープなアイアン風の手すりを採用しています。

この左手に子供部屋があるのですが、このホールも3帖弱の広さがあります。

突き当りの壁にはコンセントなどの配線も準備し、デスクを置けば開放的な書斎スペースになります。

正面右上の小窓から光が差し、右下にはリビングを見渡せ、ちょっと宙を浮いている感じ。

2階リビングと3階ホールの書斎、別々のフロアに居ながら、同じ空間に居るような、ちょうどいい距離感で過ごすことができそうです。

 

十分な広さを確保できる条件で家を建てるのはもちろん良いのですが、今回のように広さや高さに制限がある中で、様々な工夫を凝らして、やりたいことを実現していくと、結果的に相乗効果が生まれてよりよくなる、というケースも珍しくありません。

そのあたりも注文住宅の醍醐味だと思います。

ご要望されるプランの実現は、当社の設計士とコーディネーターがお手伝いさせていただきます。

 

協力会社さん大集合!?

2023年10月02日 18:00   Category : 未分類

皆様、こんにちは!

暑い夏から一転、最近は過ごしやすい気温になりましたね^o^/

 

さて先日、鬼塚工務店安全協力会の懇親会がありましたのでご報告いたします。

まず『鬼塚工務店安全協力会』とはなんだろうか? と思いますよね(笑)

 

「家づくり」は着工から完成まで、多くの業者さんが携わります。

大工さんはじめ、基礎屋さん、足場屋さん、水道屋さん、電気屋さん、

左官塗装屋さん、内装屋さん、外壁屋さん、材木、資材屋さん等々、

本当に多くの業者さんのご協力のもと、素晴らしいお家が完成します。

 

なので、各業者さんの横のつながりはとても大切です。

 

現場の安全、災害防止はもとより、相互に協力し、

作業能率、工事技術向上を目的に「安全協力会」は立ち上げられました。

 

良い家をつくりたい!! 心一つに結ばれた任意の会です。

 

いつもは、現場の安全パトロールや話し合いなど地道な活動ですが、

本日は親睦会とあってみんなニコニコ😊です

 

この日は、いろんな工事の職人さんをはじめ、

鬼塚工務店の社員も入れると、なんと100人以上集まりました❗❗

 

 

 

 

お酒🍺の力をかり、

普段お話できない方々ともたくさんコミュニケーションがとれ、

すごく新鮮な時間でした!

 

 

 

 

 

これを機にみんなでもっといい家づくができるように、精進して参ります!

 

 

 

家づくり無料相談会は毎日開催中です!

ご予約お待ちしております✨

 

またご友人・ご親族の方々の紹介もお待ちしております😊

 

 

 

 

バルコニーはあり?なし?

2023年09月26日 19:02   Category : 未分類

 

これから戸建てを考えられている皆さま!

新しいおうちにバルコニーは作りますか?

 

 

バルコニーがある場合と、ない場合には、どちらにもメリットがあります!

生活スタイルや考え方の多様化により、昨今は敢えてベランダを作らない注文住宅が増えてきています。

それでは一度、弊社の施工例といっしょに、それぞれのメリットを見ていきましょう👀💡

 

 

 

 

 

 

 

バルコニーがある一番のメリットはやっぱり外干しができることですよね🌞

 

また、ハンモックやアウトドアチェアを置けば、くつろぎの場ともなりますね!

 

少し大きめのバルコニーですと、こども用のプールや、家庭菜園なんかも楽しめたりするかもしれません(^^)

2階以上のバルコニーは、外からの視線が気になりにくくなり、

よりプライベートな空間として使えそうですね✨

 

 

横浜市神奈川区K様邸

 

 

 

横浜市港南区Y様邸

 

 

 

 

 

 

反対に、バルコニーを無くすと、

スッキリした外観デザインにできることや、掃除の手間がなくなること、

空き巣に入られにくくなる、などのメリットがあるかと思います💡

 

 

たった2台のエアコンで、夏も冬も快適な家@保土ヶ谷区

 

上記のお家も、バルコニーは作られていません。

そのかわりに、たくさんのお洗濯物が干せるサンルームが設けられています✨

来客があった際は扉を閉めることで空間を分けられるようになっているので、

プライバシーもばっちり守られますね!

 

 

 

たった2台のエアコンで、夏も冬も快適な家@緑区

 

 

こちらのお家には、脱衣室を兼ねたランドリールームがあります。

脱ぐ・洗う・干すがひとつの空間でできるのでとても楽そうですね♪

 

外観は、バルコニーがない分、すっきりとカッコよくまとまっていますね✨

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

いかがでしたでしょうか?

皆さまは、バルコニー有り派でしたか?それとも無し派でしたか?(*´ω`*)

 

ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

 

 

人工地盤で駐車場を確保した、陽当たり大逆転の家。

2023年09月15日 21:13   Category : ニュース

先日お引渡しをした、横浜市のS様邸の完成間近の模様をご紹介させていただきます。

完成間近の現地

閑静な住宅街、北西道路に面するお住まいです。

お建て替え前のお写真はこちら。

建て替え前(解体中)

グーグルストリートビューで確認すると、ちょうど解体中の様子が撮影されていました。

道路に面してブロックが積まれており、従前はカースペースがありませんでした。

というのも、今回の敷地を図解するとこんな感じです。

断面図

建築地が前面道路より2mほど下にあります。

そこで、2階に玄関を設け、

鉄骨組み

このように敷地から道路面までを鉄骨を組み上げ、デッキプレートで駐車スペースを設けました。

人工地盤の駐車場

駐車スペースが敷地内にあるかどうかは、これから始まる新しい住まいでの生活の質に大きく影響します。

コストもそれなりにかかりますが、やるならこのお建て替えのタイミングしかありませんよね。

さて、駐車スペースの確保は人工地盤で解決できましたが、もうひとつ問題があります。

地下の位置に1階が・・・

先に申し上げた通り、道路面より2mほど建築地が下がっているので、1階部分はこのアングルから見ると、道路の下にあります。

当然ながら、道路側はほとんど光が入りません。

両隣のお住まいもそれなりの高さがある上、

奥にも隣家の2階が・・・

裏側のお隣様も、もう一段下がってはいますが、1階部分の天井よりも高い位置にあります。

ということで、今回の二世帯住宅の親世帯が住まわれる1階は、四方が囲まれている状態なのです。

そんな立地のお建て替えですので、お施主さまのご要望は、

「光のはいる、明るい家にしてほしい!」

というものでした。

ではどうするか?

1階親世帯リビング

こちらが陽当たり大逆転の、1階親世帯リビングです。

左手、奥側のお隣様の窓と壁が見えますね。

でもそれほど暗くありません。

どうしたかというと、こうしました。

天窓

北東の壁の一部を、2階から一部内側にずらし、その天井にトップライトを設けました。

トップライトからの光は、壁の窓の3倍の光を採りこむことができるといわれています。

一方で、南に設けてしまうと、直射日光が当たるため、それはそれで問題があります。

撮影したのは、陽の高い夏の午前中。

これから午後に向けて、直射日光は遮られ、間接照明的なやさしい光が降り注ぎます。

キッチン側から

キッチンに立った時、天窓がないとリビング全体が薄暗く見えてしまいますが、このトップライトがあれば、日差しの低い冬でもリビングにスポットライトを当てたように、光を届けてくれます。

写真左下部分に床下エアコンが見えています。

冬はこの北側の位置から、南側に向けて、1階の床下全体を暖めます。

サニタリー

今回の二世帯住宅は、玄関のみ共用し、それ以外は洗面化粧台も、洗濯脱衣室も、トイレもすべて別々にご用意いたしました。

シャワールーム

ですが、1階の浴室はシステムバスではなく、シャワールームを設置しています。

最近のシステムバスは、断熱性が高く、快適な設備が整っていますが、そうはいっても水を使う場所ですので、お掃除は欠かせません。

浴槽に浸かる必要があまりなければ、シャワールームの方が便利です。

入った後に、洗い流せばきれいになるので、お掃除が楽だし、当然コストも抑えられます。

子育てを終えられたシニア世代の皆さまは、ご自宅のお風呂よりも、スポーツクラブやスパなどの大浴場で毎日の入浴を済ませる方が増えていて、ご自宅のお風呂はシャワーだけ、という選択をされる方が増えているようです。

さて、2階もご紹介しておきましょう。

子世帯リビング

2階もそのまま建ててしまうと、午後のリビングは日差しが入りにくい立地です。

そこで、リビングの一部に吹き抜けを設け、高い位置からお部屋の奥まで日差しを採りこむプランにしています。

写真のシーリングファンの右に室内窓が見えますが、このお部屋は

2階納戸

書斎にも使えそうな納戸です。

この室内窓がないことを想像してみてください。

全く窓がなく、真っ暗なお部屋になってしまいます。

この窓1つあることで、まったく違う空間に生まれ変わります。

子世帯サニタリー

子世帯の洗面化粧台はトイレと洗濯脱衣室の間に設置して、どちらからも使える上、脱衣室とは引き戸で仕切るので、家族のどなたかが入浴中でも、気兼ねなく歯磨きしたり、身支度を整えたりすることができます。

洗濯・脱衣室

脱衣室には常設の物干しバーを設けています。

邪魔にならないように格納するタイプの天井吊り下げ物干しもありますが、出し入れするのがやや面倒ですよね。

頻繁に出す必要があるなら、見た目にもカッコいいアイアンの物干しバーを選んで、常設しておいた方がメリットが大きいと思います。

バスルーム

2階子世帯のシステムバスは1616サイズのちょうど良いタイプをお選びいただきました。

こちらにも物干しバーを2本設置できるので、雨の日の洗濯物対策もバッチリかと思います。

 

今回は、敷地が道路より2m下がっているお住まいのお建て替えをご紹介させていただきました。

駐車場の確保や、陽当たりが良くないという問題を上手に解決できたと思います。

 

横浜市は、傾斜地や高低差のある土地が多く、建築予定地が道路より高いところにあったり、低いところにあったりするケースがとても多くあります。

当社には、そのような建築の実績が豊富にありますので、問題があっても大抵のことは経験してきましたし、経験がなくても解決できるように最大限の努力をさせていただきます。

ちょっと難しい土地のお建て替えや、家づくりにお悩みでしたら、ぜひお声がけくださいませ。

 

※お客様の声※

2023年09月11日 17:39   Category : お客様の声

みなさまこんにちは!

本日は先日お引渡ししたF様より、お客様の声をいただきましたので

ご紹介いたします🌞

 

1.弊社をお選びいただいた決め手、または弊社の第一印象を教えてください。

「社長さんの家づくりに対する思いや、性能の良さ、土地探しからお任せできる点などに魅力を感じ、ここにお願いしようと決めました。」

 

2.住まいづくりでこだわった点、気に入っている所を教えてください

「吹き抜け、リビングイン鉄骨階段やシーリングファンなどのリビングまわりや、1階に設置したファミリークローゼット、2階に設置したインナーバルコニーなど、こちらの希望を最大限に実現していただきました」

 

3.契約から完成までプラン打ち合わせ・建築中現場の感想・エピソード等ございましたらお聞かせ下さい

3歳の子供がおり、長時間の打ち合わせが難しい家庭環境でしたが、担当の方含め多くの方々にサポートと気遣いをしていただき、打ち合わせに集中することができました。」

 

4.設計担当、現場担当等、弊社社員の対応はいかがでしたか?

「設計担当、中村さん現場監督牧瀬さん、コーディネーター柿塚さん、金融関係横山さん、その他にも、多くの方々にサポートしていただきました。皆様、とても丁寧に対応していただきました」

 

5.これから建築される方に一言アドバイスをお願いします

「人生最大の買い物であるので、自分達のこだわりや要望を遠慮せずに相談してみると、理想的な家の実現につながると思います☆」

 

6.鬼塚工務店へメッセージ(ご要望、ご意見、問題点やご不満なところ等等なんでも構いません)

「とても住み心地の良い家で満足しています。子供も「新しいお家楽しい!!」と、何度もいっています(笑)素敵な家をつくってくださり、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。」

 

「とても住み心地の良い家」、弊社としてこれほどうれしいお言葉はありません。

 

 

吹抜けで解放感のあるLDKでは、お引渡し時にお子様が喜んでかけまわっていらっしゃったのが印象的です。

 

 

インナーバルコニーも、プライバシーを確保できるように壁を高くしています。

夏はプールやBBQ、秋は日光浴をしながら読書など、季節ごとに楽しめるスペースになりました。

 

 

お打ち合わせでは、新しい生活を想像しながらプランを練っていきます。

タイミングや予算によってできること・できないことがありますが、

F様のおっしゃるようにこだわりやご要望を遠慮なく相談いただくことが

一番大切なところかと思います。

一生に一度のお買い物がすばらしいものとなるよう、お手伝いさせていただきます🥰

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします😊

変形地だから実現できた、3SLDK+2LDKの 大型二世帯住宅。

2023年09月08日 09:10   Category : ニュース

今回は、延べ床面積45坪を超える大型二世帯住宅を建てられたS様の家づくりをご紹介させていただきましょう。

土地探しからの家づくりでした。

大人数で暮らす二世帯住宅ですから、お部屋の数も収納スペースも妥協するわけにはいきません。

玄関を共有するにしても、どうしても150㎡くらいは必要なのです。

ここで問題になるのは、土地探しです。

150㎡の建物が建てられる土地となると、それなりの大きさが必要。

ということは、金額も比例して高くなります。

建物も、二世帯住宅となれば、2軒分とまではいかないまでも、相当の金額になります。

となると、予算オーバーが必定。

当社と提携している不動産会社さんからも、条件的にかなり厳しい!といわれ、暗礁に乗り上げていたところ、お施主様より

「この土地はどうでしょう?」

とお声がけいただきました。

 

 

地型

クランク状の変形地ですが、土地の面積は50坪超。

容積率も150%あるので、計算上は十分入ります。

実際の現地はというと、

建築前

左手にマンションが建っていますが、方角は北側。

周囲も住宅に囲まれてはいますが、多くの場合、それはどこも同じとも考えられます。

なによりも、変形地で周囲に建物が建っているということで、最も高かった予算の壁を乗り越えられるかもしれない期待感がありました。

とはいえ、土地の取引は、細かな法規制や権利関係など、よく調べてみないとわからないことも多いのです。

賢明なお施主様は、ここでご自身だけの判断で購入を決めず、当社にご相談いただきました。

提携している不動産会社さんで詳細を調べつつ、当社の設計担当がこの敷地にご要望を叶える建物が入るかどうかを確かめると、

 

配置図

無事に収まりました。

調査の上、その他の問題もクリアできることを確認し、土地の契約、建物の建築へと無事進むことができたのです。

完成した建物はこちら。

完成した外観

前面は、一段下がっている上、お隣様の駐車場なので抜けています。

右手に比較的広いスペースもあるので、何かと便利だと思います。

なによりも、こんなに立派な二階建ての二世帯住宅が実現できたのを嬉しく思います。

それでは内部もご紹介させていただきましょう。

玄関

玄関だけは共用するので、靴が溢れないように階段下スペースを活用したシューズクロークを用意したしました。

左手前側にも玄関収納を設けているので、玄関に靴や外のものが散乱するのを防げると思います。

この階段を2階に上がると、

手洗い

ホールには手洗いを設けました。

ここに手洗いがあると、帰ってきたらその流れで手を洗いたくなりますよね。

洗面台は別に用意しているので、ここでは手を洗うのみ。

なので、シンクと水栓だけのシンプルなものですが、この方が素敵ですね。

この奥、左手の扉には、

トイレ

トイレを設置しています。

お手洗いはお家の奥にレイアウトしがちですが、ここにあるとお客さまもお通ししやすいし、リビングの外にあるし、手洗いともセットになるので、好都合なのです。

さて、いよいよリビングへ。

ブランコ

まず目に入るのはこのブランコ。

家づくりを進める中でリクエストをいただきました。

「何歳まで使うんだろう?」なんていうお話も出ましたが、お子さまが使えなくなったら、ハンモックチェアに差し替えるという手もあります。

リビング

リビングの全景はこちら。

開放感を高めるために屋根勾配の形状そのままの吹き抜けにしました。

太い梁が印象的です。

開放感を出したい気持ちもありますが、収納スペースも確保したい!

ということで、左手奥の階段を上がると、

小屋裏

小屋裏収納スペースがあります。

当面は子供たちの秘密基地として使われるのではないかと思いますが、将来はご家族の成長とともに増える荷物を収納することになります。

そんなときに助かるのが、固定階段であること。

収納式のハシゴだと、出し入れが手間ですし、不安定なので重い荷物を上げ下げするのが結構大変なのです。

キッチン

こちらはキッチンからの眺め。

リビングを一望できるので、子どもたちの様子をうかがいながら、家事をこなせます。

洗面

サニタリールームは、洗面化粧台のスペースと脱衣洗濯室を引き戸で仕切りました。

誰かが入浴中でも、気兼ねなく歯を磨いたりできます。

浴室

システムバスは、内寸が160㎝×160㎝の1616といわれるサイズ。

広ければ広いほど・・・と思われる方もいらっしゃいますが、あまり広いと掃除が大変だったりしますので、ちょうど良いと思います。

さて、1階に降りると、

1階リビング

2階の木目調からトーンが変わりまして、シックな印象に。

1階部分には小屋裏を設けるわけにはいきませんので、4帖弱のファミリークローゼットを設けていますが、それでも十分とは言えません。

そこで、この写真の左手の壁にあるアールの下がり壁から、正面に見える下がり壁までの、壁の向こう側に

ウォークスルークローゼット

このようなウォークスルークローゼットを設けました。

このスペースは、個室に面した廊下を兼ねているので、ご家族共用のクローゼットとしても使えるのです。

それぞれのお部屋にWICをつくると、スペースに無駄もできるし、コストもそれぞれにかかります。

廊下兼用のウォークスルークローゼットなら、衣類の量により譲り合って使えるので効率的です。

1階キッチン

右下に見えるのが床下エアコン。

冬には大活躍してくれるでしょう。

洗面脱衣室

1階の洗面脱衣室は、アクセントクロスを使いつつ、デザイン性の高い化粧台を設置して、見た目にもこだわった仕上がりに致しました。

右手の浴室は2階と同じ1616サイズを採用しています。

このように、玄関だけを共用しながら、それぞれのフロアが独立して生活できる水まわり設備や個室、小屋裏収納、WIC、ウォークスルークローゼットを実現できました。

 

改めて思いますが、注文住宅って、本当にいいですね。

 

S様、この度はおめでとうございました。

そして、大切な家づくりを当社に委ねていただき、本当にありがとうございました。

感謝申し上げます。

木目調のクロス

2023年09月05日 09:30   Category : インテリアコーディネーターのひとりごと

皆さまこんにちは🌷

 

空間のアクセントとして、木目調のクロス(壁紙)を使う事例が増えてきました。

本物の木材を使わなくても優れた印刷技術により、クロスでもリアルな木目が再現できています!

しかし各メーカーから様々な木目柄・色の濃さがあるので、「どれにしたらいいんだろう…」と悩む方も多いと思います。

 

そこで今回は、木目調クロスを取り入れた施工事例をご紹介します😊


 

〇キッチン 下がり天井部分

【サンゲツ 22-24 リザーブ(RESERVE) 品番:RE-53287】

 

 

 

LDKのキッチン部分のみ天井を低くし、木目調クロスを貼った例です。

フローリング・カウンターの造作材とも色味が似ているので、まとまりのある空間になりました。

ネイビーの建具がアクセントになっていますね。

 

〇吹き抜けの天井、梁部分

【リリカラ LBリリカラベース 品番:LB-9284】

 

 

 

吹き抜け部分の天井と梁に木目調クロスを貼っています。

木目の主張が少なく明るい色味なので、広い範囲に貼っても圧迫感はあまり感じません。

自然な風合いで落ち着いた雰囲気になりました🌱

 

 

〇吹き抜けの天井、梁部分

【リリカラ  V-Wall 品番:LV-3209】

 

 

 

1つ前の事例と比べてみるといかがでしょうか。

どちらもシーリングファンがあり、天井と梁に木目調クロスを貼っているのは同じですが、クロスによって印象がガラッと変わりますね👀

こちらの例は木目の色が濃く、黒の節目があるのでヴィンテージ感のあるカッコイイ空間になりました。


 

貼り分けの位置やどんなクロスを選ぶかによって、印象が大きく変わるのがクロス選びの面白いところでもあり難しいところでもあります。

クロスに限らず「こんなものを使いたい!」などご要望がありましたら、ぜひコーディネーターまでご相談ください💁‍♀️

※お客様の声※

2023年08月29日 18:00   Category : インテリアコーディネーターのひとりごと,お客様の声,未分類

皆さまこんにちは!

 

先日お引渡ししたお施主様より

お客様の声(アンケート)を頂きましたので掲載いたします。

 

1.弊社をお選びいただいた決め手、または弊社の第一印象を教えてください。

「建て替えを検討している中、いろいろなハウスメーカーに行きました。注文住宅で家を建てた先輩の紹介で、鬼塚工務店さんを知り、実際にお話を聞くと、社長の熱意と従業員のみなさんの人柄で決めました。」

 

2.住まいづくりでこだわった点、気に入っている所を教えてください

「二世帯住宅なので、親世帯は階段の高さや水回りの動線など、年を重ねても住みやすい造りにこだわってました。私たちはなるべくものを収納できるように造りつけの棚などを造って頂き、大変使い勝手が良く、気に入っています。内装もこだわり、壁紙や床材等、すごく悩みこだわりました。」

 

3.契約から完成までプラン打ち合わせ・建築中現場の感想・エピソード等ございましたらお聞かせ下さい

「社長の対応の早さや熱意で契約をさせていただき、家についての知識が全くない中、設計の師岡さんは親身になっていろいろ教えてくださり、アドバイスをくださいました。コーディネーターの小倉さんとは毎回楽しく打ち合わせをすることができ、不安より楽しみな気持ちの方が大きかったです。実際に家を見た時、想像以上の素敵な家で感動しました。」

 

4.設計担当、現場担当等、弊社社員の対応はいかがでしたか?

「どの方もすごく親切でした。私もずっと接客業をしていたので、変な話、対応等、色々見てしまうところがありますが、鬼塚工務店さんは会社全体的に風通しの良い会社なのかなと感じ、仲の良さも伝わりました」

 

5.これから建築される方に一言アドバイスをお願いします

「人生で一番大きな買い物になるので、失敗したくないと思います。鬼塚工務店を選んで私は本当に良かったので、家を建てたいと言っている知人にはみんなに紹介しています。」

 

6.鬼塚工務店へメッセージ(ご要望、ご意見、問題点やご不満なところ等等なんでも構いません)

「面倒な土地なのにも関わらず、最初から最後まで丁寧に対応してくださり、ありがとうございました。長年古い家に住んでいたので。気密とはかけ離れた生活を送っていました。今は住み始めて間もないですが、快適に日々過ごせることに感謝しております。本当に良い家を造ってくださり、ありがとうございました。」

 

「想像以上の素敵な家で感動した」との事、これ以上なくうれしいお言葉です。

 

とても明るくオープンでフレンドリーなご家族でこちらも毎回楽しくお打合せさせて頂きました。

工事中は夏真っ盛りで職人や監督の体調をいつも気にかけてくださり、一同大変感謝しております。

 

2FLDK 採光のしっかりと取れる吹き抜け空間は明るく開放感抜群です。

 

 

道路面よりも敷地のレベルが低いため、2階が玄関の少し特殊な形ですが

コンクリート調の外壁材と玄関/車庫廻りの黒の鉄骨でスタイリッシュに仕上げました。。

 

快適に過ごせているとの事で安心いたしましたが、

経年変化、劣化等のメンテナンス含め長く付き合っていく住宅となりますので

引き続きお手伝いさせて頂ければと思います。

 

他のお施主様にもこのようなお言葉を頂けるように

従業員一同精進してまいります!

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